小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
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第212話 ドラゴンの肉は・・・
奈落の底ダンジョン71階層へと足を踏み入れたクリフ達。71階層はドラゴンがあふれる魔境だった。足場が悪く、そこらかしこに岩場があり移動が困難という事で、周りにドラゴンがいない場所を探して、先にセリーヌ達に飛行魔法を教える事にしたクリフ。
「まずはイメージしてみようか。魔法はイメージすればだいたい使えるようになるんだ。自分が空を飛ぶイメージをしてみて。セリーヌは初めてあった時に一緒に飛んだからその時の事を思い出してみて」
クリフの言葉にセリーヌ達はそれぞれ空を飛ぶイメージをしていく。
「クリフ様!覚えていたんですね。あの時は夢が叶ってとてもうれしかったのを覚えていますわ。でも自分で空を飛ぶと考えるとなかなか難しいですね。」
「そうですね。鳥とかをイメージしても私には翼がありません。どうやって空を飛ぶんでしょうか?手を広げる感じでしょうか?」
「セリーヌはクリフと一緒に空を飛んだんでしょ。私もしてもらっていい?そうすればイメージできると思うんだけど?」
「あっそれなら私もクリフ様と一緒に空を飛んでみたいです。」
「ずるいわ。ナリアもユーナも。私だって昔の事だったからもう一度一緒にクリフ様と空を飛びたいわ。」
「いやいや、みんな。目的が変わってるから・・・」
「でも一緒に空を飛べばより強くイメージできるでしょ?」
「まあたしかにそうだね。」
と言う事で、クリフはナリア、ユーナ、セリーヌの順に一緒に空を飛ぶことにした。といっても周りにドラゴンがうろうろいるので、そこまで自由に飛んだわけではない。だが、3人はクリフとの空の旅を楽しみ、その後は全員が飛行魔法を覚える事ができた。
「無事に全員飛べるようになったね。」
「クリフ様のお陰です。ありがとうございます。」
「空を飛ぶのって楽しいですね。」
「まさか自分が空を飛べるようになるなんて思わなかったわ。」
「とりあえず今日は空を飛んで移動しようか。出てくるドラゴンは俺が倒すからセリーヌ達は飛ぶことに集中して。今はまだ自由自在に飛べないだろうからね。慣れてきたら空を飛びながら魔法を使ったり、槍を振り回したりしていこうか。」
クリフを先頭にし、71階層の探索を開始した。
「いたる所にドラゴンがいるわね。ドラゴンがいるせいで移動もしづらいわ。」
「そうですね。戦闘したら音を聞きつけて他のドラゴンも寄ってきそうですね。」
(たしかにナリアとユーナの言う通りだ。今は俺が一撃で倒してるから問題ないけど、セリーヌ達だけなら一撃で倒せないし、戦闘の途中に他のドラゴンが寄ってくるよな。飛行魔法以外に一撃で倒せる魔法も覚えるべきか・・・レベルを上げれば行けるか・・・何か考えないとスムーズに攻略するのは難しそうだな。)
「そうだね。その辺はちょっと考えないといけないかな。今は俺が魔法で倒してるから問題ないけどずっとそうやって攻略していくわけにもいかないしね。」
「そうですね。それと思ったんですが、クリフ様が倒したドラゴンが消えずに地上に落ちて行ってるんですがまだ死んでないのでしょうか?」
(あれ?言われてみればそうだな・・・でも死んでるはずだよな?じゃあなんで消えていないんだ?)
クリフ達は立ち止まって、先ほどクリフが倒したドラゴンの様子を伺った。セリーヌが言うようにドラゴンは消えずにそのまま地面へと落ちていく。地面に落ちてもドラゴンはそのままの姿を維持していた。
70階層までの魔物は倒すとそのまま消えていたので、死んでも消えないドラゴンに対してクリフ達は慎重に更に様子を伺った。
すると・・・
死んだドラゴンに大量の魔物が群がっていた。群がる魔物達は一瞬でドラゴンを食べていく。文字通り一瞬だ。次の瞬間にはドラゴンは骨だけになっていた・・・
「まさか・・・ここの魔物は外と同じように死んでも消えないのか??」
「クリフ様。もしかしたらそうかもしれません。先ほどはなんとも思いませんでしたがよく見れば所々に魔物の骨が転がってます。」
(どういう事だ?こんな事がありえるのか・・・。いや目の前に起こった事を考えればありえるのか。たしかこの奈落の底ダンジョンは神々の試練用のダンジョンって神様も言ってたよな。と言う事は、71階層からはドラゴンを倒して素材を手に入れて装備を整えろって事か?それともドラゴンの肉を食べて強くなれって事か?いやでも、ドラゴンの肉を食べたら強くなるとか、血を飲んだら長生きするとかって迷信だろ・・・。)
「クリフ?もしドラゴンが消えないならドラゴンの肉って食べれるんじゃないの?私ドラゴンのお肉って一度食べてみたかったのよ。」
「あっ。私も聞いた事があります。ドラゴンの肉はとてもおいしく食べればドラゴン並みに強くなれるって。」
(いやいやユーナ。それ迷信だから。いや、まあおいしいのは同意するけど・・・)
「そうだね。じゃあ今日はドラゴンステーキにしようか。強くなるかどうかはわからないけど味は美味しかったはずだし。」
今日夜営する拠点を見つけ、夜までは魔法の練習をしながらドラゴン討伐に精を出した。先ほどの魔法はイメージの応用だ。それぞれが使う魔法を圧縮して魔力を込めて威力を上げる練習をした。もちろん飛行魔法を使いながらだ。
初日から一撃で倒せるようにはならなかったが、ドラゴンの素材を無事に手に入れたクリフ達は、ドラゴンをドラゴンステーキにして、全員でドラゴンの肉を堪能した。
久々に食べたドラゴンの肉はとてもおいしく、クリフは何枚もおかわりしてひたすらドラゴンの肉を食べた。あまりのおいしさにクリフは忘れていた。今日から夜の営みが始まるという事を・・・
第213話 強すぎるセリーヌ達・・・主にアレが・・・
ドラゴンの肉を堪能したクリフはすっかりと今日の朝の事を忘れていた。
「それじゃあクリフ様。行きましょうか?」
「えっ?」
「?お風呂ですよ。もう忘れたんですか?」
「あっ・・・」
(そうだった。今日はこれからセリーヌと・・・の日だった。飛行魔法つかったりドラゴン倒したりで忘れてた。そうだそうだ。今日俺は卒業するんだ。やべ。意識したら急に緊張してきた。)
「今日は止めておきますか?」
「いや、もちろん大丈夫だよ。大丈夫大丈夫。よし!じゃあお風呂に行こうか。」
・
・
・
気が付けばクリフ達は80階層のボス部屋まで来ていた。
(ようやくここまで来たな。セリーヌ達はよく頑張ったよ。まあ俺も頑張ったな。いやかなり頑張った。主に夜の方だけど。今日は久々にゆっくりできる日だ。はやくボスを倒して一人で休みたい。)
ドラゴンステーキを食べたあの日、セリーヌは水着ではなく何も身に着けずお風呂に入ってきた。その後初めてを迎えるのだ。今更水着なんて必要なかったのだろう。
お互いが意識してかなりぎこちなかったが、クリフはがんばってセリーヌをリードした。クリフは前世で童貞ではなかったのでその知識は持っていた。持っていたと言ってもそれほど経験はなかったが。
セリーヌと一緒にお風呂に入り、一緒に寝る。もちろん寝る前にはする事をする。
翌日からは多少緊張は解けたが、ユーナ、ナリアともに緊張しっぱなしだったので、クリフは頑張った。
ユーナと一緒にお風呂に入り、一緒に寝る。もちろん寝る前にする事はする。
ナリアと一緒にお風呂に入り、一緒に寝る。もちろん寝る前にする事はする。
さすがに3人同時は無理だと3人に伝え、一緒にお風呂には入ったが、する事はしなかった。
その翌日からはクリフは更にがんばった。
なぜなら・・・
一度経験した事で、良さをわかったのか何度も何度も求めてくるようになったからだ。
セリーヌに絞られ、ユーナに絞られ、ナリアに絞られ、クリフは限界だった。
それもそうだろう。クリフ一人に対して、セリーヌ達は3人いる。毎日相手をするクリフに対し3人はローテーションだ。クリフ一人に負担がかかるのは目に見えていた。
朝から今日は全員でしてみましょうと言われた時、クリフは瞬間で3人にジャンピング土下座をかまし、今日は勘弁してください。とお願いをした。
その効果もあり、今日は久々に一人でゆっくりできる事になった。クリフは喜び、その日の攻略はとても捗った。気づけばボス部屋の前という訳だ。
「じゃあ入るよ。準備はいい?」
「はい。大丈夫です。」
「私もです。」
「私もOKよ。」
71階層から80階層までドラゴンを倒し続けたクリフ達は大幅にレベルを上げていた。
クリフはレベルを910まで上げ、セリーヌ達は230までレベルを大幅に上げていた。
クリフは80階層のボスへと入って行った。するとそこには・・・
今まで倒してきたドラゴンの3倍程の大きさの黒いドラゴンが待っていた。
「でかいな!?」
「大きいですわ。」「巨大です。」「でかいわね。」
それぞれに感想を言うが、目につくのはやはり、その大きな姿だった。
クリフはすかさず目の前のドラゴンを鑑定する。すると、そこには神龍バハムートと出た。
(バハムート!?しかも神龍って80階層なのにラスボスみたいな名前だぞ。しかもレベル250って・・・セリーヌ達もかなりレベルを上げたのにそれより強いよ。強化魔法を使ってるからやられる事はないだろうけど、厳しい戦いになるかも。俺が積極的に動けばいいか。早く倒してゆっくりしたいし。)
「気を付けて。名前は神龍バハムート、レベルは250だよ。油断したらやられるからね。」
「よくぞここまで来た。挑戦者達よ!」
「「「しゃべった!?」」」
「何を驚く事がある。仮にも神の名を持つ龍ぞ。言葉をしゃべる事ぐらい簡単だ。」
(よくよく考えればそうか。グランにスイムにクインだってしゃべれるんだし。途中で出てきたイフリートだってしゃべってたもんな。)
「それでバハムートを倒せば先に進めるって事でいいのか?」
「我は神の名を持つ神龍バハムート。我を倒す事は不可能だ。我にお主たちの力を示せ。我が納得すれば、先への扉を開いてやろう。」
(なるほど。神だから倒す事ができないのか。でもそれって単純に強いからか。レベルを見る限りそうは見えないけど・・・じゃあ神だから不死の存在って事かな?)
「わかりました。全力で力を見せたいと思います。セリーヌ。ユーナ。ナリアは下がってて。俺一人でやってみるよ。」
クリフはそう言って久々に愛剣を出した。そうエクスカリバーのエバと、デュランダルのランだ。
『お久ぶりです。マスター。又呼んでいただきありがとうございます。』
『あの黒い龍を倒せばいいんだね。僕にまかせてよ。』
『ありがとうエバにラン。相手は神の名を持つ龍だ。遠慮はいらないから最初から全力で行くよ。』
クリフはエバとランを構えてバハムートに向かって行く。クリフは正面からバハムートを切り付けて行く。クリフの今のレベルは910。対してバハムートはレベル250。クリフの攻撃にバハムートは反応すらできなかった。
「なっ!?ちょっと待て。ストップだ。ストーップ!!」
「えっ?どうしたの?」
「待て待てお主その剣は何だ?」
「えっ?聖剣だけど・・・。」
「いや、それはわかる。わかるが・・・わかった。お主の力を認めよう。だからその剣をしまってくれ。」
「えっ・・・あ、はい。」
クリフが一撃を与えただけで、バハムートはクリフの力を認めるのだった。
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