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異世界転生にチートは必須だよね 第164話 騎士の企みに気づくクリフ!?対処は・・・

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異世界小説
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気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第164話 騎士の企みに気づくクリフ!?対処は・・・

セリーヌの魔眼により、護衛で付いてきている騎士達が聖都につくまでに何かするとわかったクリフは、より詳細に内容を確認する為、インビジブルの魔法で姿を消して騎士達が野営をしている所で監視していた。

(きっとこうやって見ていれば、計画の打合せとかをするはずだ。他に敵がいるかもしれないから気配察知も並行してっと。)

クリフが遠目から騎士達を見ていると、騎士とは見えない黒装束を身にまとった人が3人程、テントの中に入っていった。

(あれは!?黒装束って事は暗殺者か?くそっ。さすがにテントの中までは入れないな。それに暗殺者なら近づいたら気づかれるかもしれない。3人以外には黒装束のヤツらはいないからいなくなるまで待つか。)

黒装束の3人は5分程でテントから離れた。

(どうする?黒装束の人を追うか、騎士達を見るか・・・。)

考えた末、クリフは黒装束の人達を諦め、騎士達の動向を引き続き探る事にした。

(テントに近づいて騎士達の話を聞きたいな。姿を隠してるからバレないとは思うけど慎重に行動するか。)

クリフは騎士達のテントの傍に近づき会話を盗み聞いた。

「隊長。さっきの人達は?」
「ああ。闇ギルドの暗殺者達だ。教皇は王女暗殺を闇ギルドにも依頼しているらしい。」
「!?・・・では我々はこのまま聖都まで、あの者達に同行すればいいんですか?」

「いやあくまで闇ギルドも動いている。というだけだ。我々の役目は変わらない。」
「ではこの先の場所で?」

「ああ。この先の岩場で魔物が襲ってきたら岩場の上から岩を落として馬車ごと壊す。計画通りだ。」
「王国の一行は魔物に襲われた。って事になる訳ですね。」

「そういう事だ。いくら邪魔だとはいえ、直接殺すと後々面倒だからな。」
「なら暗殺者ギルドは何の為に?」

「念の為だとよ。我々が失敗したらルルドで闇討ちでもするんだろ?」

(ビンゴだ!!この先の岩場か・・・。一度戻ってみんなに伝えてから岩場を先に見てくるか。)

クリフはその場を離れて、セリーヌ達が休むテントに戻る。

「クリフ様!おかえりなさい。どうでしたか?」
「うん。やっぱりこの先で襲撃する予定だったよ。」

「クリフ!?本当なの?」
「うん。明日以降で岩場を通るみたいなんだ。そこで魔物が襲ってきたら上から岩を落としてくるらしい。通路の広さにもよるけど、狭いところで上から大きな岩が落ちてきたらひとたまりもないね。」

「クリフ君。どうするの?」
「今からその岩場を見て来ようと思ってるよ。グラン。みんなの事を頼める?」

「もちろんじゃ。我にまかせよ。マスターよ。気を付けるのじゃぞ。といってもマスターなら大丈夫じゃと思うが・・・」
「ありがとう。一応インビジブルで姿を消して向かう事にするよ。」

セリーヌ達に報告したクリフは、インビジブルの魔法を発動し、空を飛んで明日からの移動先を進んで行った。

見通しの良い道を抜けると岩場が見えてきた。
「あれが言ってた岩場か。先に上を確認してみるか。」

通路は岩に挟まれた細い道しかなかった。クリフは両側の岩の上を確認しようと岩の上へ向かう。すると・・・

(テントがある・・・あれは騎士達!?今日関所を抜けたばっかりなのに、行動が早いな。僕達がここを通る時にこいつらが岩を落とすのか。テントが3つあるって事はここにも10名ぐらいはいるはずだ。そんな人数からあの岩を落とされたらヤバかったかもな。)

クリフはテントが3つ並んで夜営をする騎士の姿と、大きな丸い岩が岩場の端に5つあるのを見かけた。

どう対処するか考えたクリフは・・・

変装魔法で先ほど見た黒装束の人物に似た姿に変えた。
そのまま、夜営をする騎士達に近づき、全員を一瞬で無力化した。

たかだか10名を拘束する事など、今のクリフにはそんなに難しい事じゃなかった。闇魔法で黒い触手のようなモノを操って騎士達を拘束したのだ。

「なんだ!?これは!?」

一瞬で身動きが取れなくなった騎士達はその場で叫ぶ。
全員を拘束したのを確認したクリフはインビジブルの魔法を解除して騎士達の前に姿を現す。

「誰だ!?我々が聖都の騎士と知っての行動か?」
一番偉いっぽい騎士が聞いてくる。

「へぇ~。聖都の騎士なんだ。で聖都の騎士さんがこんな所で何をしてるんですか?」
「!?お前には関係ないだろ!!そんな事より早くこの拘束を解け!」

「いやいやここから岩を落として何をしようとしていたか話すまで拘束は解きませんよ。」
「なぜそれを!?お前何者だ!?」

「こんな所で夜営して、隅には大きな岩が並んでる。どう考えてもここから岩を落として誰かを襲おうとしてたのはすぐわかるでしょ。危ないから岩は壊させてもらうよ。」

そう言ってクリフは端に並べられている大きな岩をこなごなに砕いていった。
「貴様!!!!何をしているかわかっているのか!!」
「もちろん。これでここから岩を落とせなくなったね。」

(さて、この騎士達はどうしようか・・・。今後の事を考えたらここで殺しておくのがセオリーなんだろうけど・・・僕ってあんまり人殺しの経験ないんだよね。それに邪魔だから殺すっていうのも・・・)

悩んだクリフは拘束したまま、騎士達を全員テントの中に押し込む事にした。

(まあ岩は破壊したし、殺さなくても問題ないだろ・・・多分)

騎士達の企みを破ったクリフはセリーヌ達が野営をしている所に戻るのだった。
ここで、騎士達に尋問して情報を得たり、騎士達を殺さなかった事が吉と出るか凶と出るかは今の時点ではまだわからない・・・



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第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
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第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
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よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかったを読む

『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

  1. 第1章 ゲーム世界に転生した!?
  2. 第2章 ゲームの流れに沿って行動しよう
  3. 第3章 勇者とは別行動だ!!
  4. 第4章 主人公として

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