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異世界転生にチートは必須だよね 第8章 クリフ一家と領地改革!? 第244話&第245話

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異世界小説
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小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★

新作公開しました。
勇者に魔王を倒させろ!!
よろしくお願いします。

気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第244話 地下48階到達

「ここまでは余裕だな。」

今回をラストアタックに決めて挑んだクリフは今、地下20階に来ていた。20階にはボスのレッドドラゴンがいる。今のクリフにとっては一撃で倒せるモンスターなので全く苦戦はしない。

「そういえば、一睡もせずに5日もダンジョンに籠れるってよくよく考えたら不思議だよな。お腹は減るけど一切眠くならないし、お腹の減りも時間ってよりかは行動次第って感じだから時間の感覚もあまりないんだよな~。」

この不思議なダンジョンは10階事に1日経つ様に設定されている。今クリフがいるのが地下20階なので、今帰還すれば、挑戦した翌日の晩になっており、一つ降りて地下21階で帰還すれば、翌々日の夜になっている。

「レベルはそこまで気にせずアイテムは全部取ってきたからかなり充実してきたけど、攻略するにはレベルがちょっと物足りないな。まあ地下31階からが勝負だな。運よく早い段階で分裂の杖を手に入れたんだ。あそこで気合入れてレベルを上げれば問題ないだろ。」

クリフのステータスは現在、

名前:クリフ・エターレイン
レベル:18
職業:商人
HP:180/180
MP:-
攻撃力:35/35(+90)
防御力:35(+80)
満腹度:65

現在階:20階
最深階:46階
お金:3000ゴールド

所持アイテムは、ハイポーション2個、弁当2個、帰還の魔法書×2、フリーの魔法書、変化の杖(9)、保存の壺(3)、分裂の杖(4)、薬草×2、毒消し草、パン、大きなパン、爆裂の魔法書、力の指輪、氷の杖(2)、ミスリルの剣、木の剣だ。

木の剣や氷の杖など、必要ないアイテムもあるが、袋に入るので、持ち歩いている。ちなみに道中、強化の魔法書が出たので、オリハルコンの剣を強化した。

そしてクリフが不思議のダンジョンを進んで、地下35階に到達した時、

「見つけた!!プラチナスライムだ。」

クリフが見つけたプラチナスライムは、クリフが分裂の杖を使おうと思っていたモンスターだ。クリフの知っているゲームでは、銀色のスライムと言えば大量経験値の代名詞であるが、グランとの戦闘訓練でそのテンプレは発動しない事を知っていた。

だが、不思議なダンジョンに出てくるプラチナスライムは、予想以上の経験値は持っていなかったが、確定でレベルアップ草という食べればレベルが1上がる草をドロップする事がわかっていた。

なので、クリフはプラチナスライムに分裂の杖を使って数を増やそうと考えていたのだ。地下20階までに4回使える分裂の杖を拾っていたクリフ、地下35階に来るまでに新しく分裂の杖を手に入れる事は出来なかったが、見つけたプラチナスライムに分裂の杖を使い、合計5匹に数を増やす事ができた。

「よっしゃ!!あとは倒すだけだ。こっちは遠距離攻撃の武器があるんだ。いくら逃げ足が速いって言っても見つかる前に倒し切ってやるぞ。」

そうして、クリフは地下35階で5体のプラチナスライムを倒す事に成功した。大量の経験値を持っている訳ではないが、地下35階に出てくるモンスターよりは多くの経験値を持っていたので、倒した段階でクリフのレベルは35まで上がっていた。

「よしレベルアップ草5個手に入れたぞ。保存の壺にはまだ空きがあるからギリギリまでこれは温存だな。」

クリフは、すぐにレベルアップ草を使ってレベルを上げなかった。これは、レベルが上がれば上がる程、必要経験値が増えレベルが上がりにくくなる為だ。確定でレベルが上がるならレベル1で使うよりもレベル50で使った方が良いのは誰でもわかるだろう。

「予定通りのアイテムは手に入れたし、後は1階1階慎重に進んでいけばいけるだろ。前回は地下46階であの連続モンスターハウスに遭遇したからな。まあ前回も倒そうと思えば倒せただろうけど、その時は、地下50階まで行く予定はなかったからな。」

そうして、地下35階でお目当てのアイテムを手に入れたクリフは、更に不思議なダンジョンを進んで行った。

そして・・・

「これで後は49階、50階だけだな。」

クリフは48階のモンスターを倒して、下に降りる階段の前にいた。

「ふ~。さすがに武器と防具を強化しててもこの辺りのモンスターは強いな。もっと慎重にいかないと回復アイテムが足りなくなるな。武器を振ってから進んで行ってもいいぐらいだな。」

クリフの剣は与えたダメージの1割を回復する機能を持っている。回復アイテムを使わなくてもモンスターからの攻撃を受けずにこちらから攻撃できればHPは回復する事ができる。

「あと気になるのはモンスター図鑑だよな~。まだ名前がわからないモンスターが3体いる。多分1体は50階のボスだとして、残り2体か・・・。爆裂の魔法書もかなしばりの魔法書も3つずつ持ってるから後は出し惜しみなしで行くぞ。できれば無敵の魔法書が1つでも出てくれればよりよかったけど、今更言っても仕方ないしな。あっそう言えばレベルアップ草使ってなかったな。後2階なんでこの辺りで使っておくか。」

クリフは、ここまでに貯めていたレベルアップ草を5つ使った。48階に来るまでに他に2個レベルアップ草を手に入れていたが、持ち物がいっぱいで袋に入れる事ができなかったので、その分は見つけた時に食べていた。

レベルアップ草を5つ使いクリフのレベルは60になった。自分のレベルを確認したクリフは後2階だ!と気合を入れて、地下49階へと向かう階段を降りて行くのだった。

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第245話 不思議なダンジョン地下50階

不思議なダンジョン地下49階に降りたクリフは、いつものようにモンスターに斬撃を飛ばし攻撃する。

1回2回3回4回5回程で、モンスターは消えて行く。1回の攻撃で20程HPが回復してるので、クリフの攻撃は1回200程ダメージを与えている計算になる。

それが5回なので、モンスターのHPはだいたい1000程だ。地下49階に降りてきた時、部屋には2体のモンスターがいた。

動く石像と、デビルアーマーだ。デビルアーマーは先程の攻撃で倒したが、その間に動く石像は近づいてきた。

クリフは動く石像の攻撃を受けながらも何度も攻撃を仕掛ける。動く石像から受けるダメージは1回40程だ。クリフのHPはレベル60で600になっているので、15回は攻撃を受けても死ぬ事はない。

クリフは攻撃する事で、1割の回復効果があるが、モンスターに囲まれると一瞬でHPを削られるので、慎重に行動していた。

「よし。この部屋のモンスターを倒したぞ。さてどっちに進むかな。ここで死んだら元も子もないから位置判別の魔法書を使うか。」

クリフは、位置判別の魔法書を使った。これは階全体のモンスターの位置がわかる魔法書だ。

「モンスターハウスはないみたいだな。だいたい15体ぐらいか。うまい具合に散らばってるな。射線さえ通れば気付かれる事なく倒せるし、通路のモンスターから倒すか。」

クリフは自分の直線上にモンスターが現れると、モンスターの姿が確認できなくても、オリハルコンの剣を振った。モンスターに当たるか壁に当たるまで斬撃は消えない。

そうして、地下49階のモンスターを全て倒したクリフは、アイテムの確認をして、最後のフロアの作戦を立てていた。

「モンスター図鑑も知らない間に後一つになってるな。オリハルコンゴーレムと、ゴールデンスライムか・・・直接闘わなくて助かったな。どう見ても強そうだ。」

モンスターの姿を確認する事なく、遠距離からの攻撃で何体かモンスターを倒していたその中に、クリフが見た事のないモンスターがいたようだ。倒した事でモンスター図鑑に登録され名前がわかるようになっていた。

「キューブ様には悪いけど、ここに来て死亡とか洒落にならないから50階はアイテム使って楽々攻略させて貰おう。」

クリフの作戦はこうだ。地下50階は大部屋一つと予想して、降りた瞬間に金縛りの魔法書でモンスターの動きを止める。

その後、安全な場所に移動して、爆裂の魔法書を3回使い、モンスターを一層する。生き残るモンスターもいるだろうから再度金縛りの魔法書で動きを止め、後は距離をとってひたすら遠距離からオリハルコンの剣で攻撃する。というものだ。

「そういや攻略条件ってどうなるんだ?地下50階のモンスターを全て倒す?ボスモンスターを倒す?もしかして49階までがモンスターがいるダンジョンで、地下50階は何もないとか・・・」

どんな感じでも対応できるように、クリフは金縛りの魔法書を手に取り、地下50階に降りて行った。袋から出す時間を短縮する為に、すぐに発動できるようにしたのだ。

「まずは、モンスターの動きを、ってモンスターいないじゃん!」

クリフの降りた部屋には通路が2本伸びているだけで、モンスターもアイテムも何もない部屋だった。

「大部屋かと思ったけど、違ったみたいだ。通路の先にいるのかな?フリーの魔法書は3つあるし使うか。」

クリフはフリーの魔法書を使い、地下50階のマップとモンスターの位置をかくにした。

フリーの魔法書を、マップの魔法書と位置判別の魔法書として使用したのだ。

「もったいないけど、正直持ち帰った所で使わずに置いてる気がするし、これは大事だろ。どれどれ。やっぱりもう片方の部屋にモンスターが集中しているね。こっちの部屋からスタートしたのは運がよかったのかな?」

今いる部屋から伸びている通路はどちらも同じ部屋に繋がっており、その部屋には、奥に魔物の反応が1体、その前にはモンスターが10体固まって反応があった。

「奥にいるのがボスで、その前の10体がそれを守ってるのかな。こっちの通路はモンスターに近いからダメだな。あっちの通路を使って部屋に入った瞬間金縛りの魔法書を使うか。」

クリフは通路を移動し、モンスターがいる部屋に入ったしゅんか、金縛りの魔法書を使い、モンスターの動きを止めた。

それからはハメ技だ。爆裂の魔法書、金縛りの魔法書、爆裂の魔法書、爆裂の魔法書、金縛りの魔法書と使い、モンスターを一掃した。

残ったのは、奥にいたボスっぽいモンスターだった。骸骨が王冠に杖、豪華な法衣を着ていた。

「リッチかな?まあどうでもいいか。」

動けないリッチに、オリハルコンの剣から斬撃を飛ばし攻撃した。爆裂の魔法書が効いていたのか、攻撃を受けたリッチは跡形もなく消えていったのだった。

「最後はちょっとずるかったかな。まあ何にせよこれで不思議なダンジョンクリアだ。」

リッチが消えた後にはワープゾーンが出現していた。クリフは、そのワープゾーンに入って行く。

攻略をはじめてから約3ヶ月、長かった不思議なダンジョンを無事に攻略したのだった。

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第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
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