小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
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第208話 セリーヌ達と・・・
夕食の準備を終えると同時にセリーヌ達が部屋から出てきた。
「!?」
「どうですかクリフ様?地上に戻ってるときにみんなで買ったんですが?」
「うん。セリーヌもユーナもナリアもとても似合ってるよ。」
「よかった。」
「ダンジョン内で着る服を買ってたんだね。それは王都で買ったの?」
「クリフさん。王都でも買いましたが他の所でも色々買ったんですよ。」
「そうなんだ。ダンジョン終わってからの楽しみが増えたよ。」
「ええ楽しみにしておいて。他にも色々買ってるから。色々ね。」
(なんだ?なんか含みのある言い方だな・・・。もしかして・・・もしかしてようやく卒業するのか・・・そうなのか・・・。いやそれは考えすぎか。)
クリフ達は食事をしながら今日の反省会をした。反省会と言っても、今日はクリフの強化魔法のおかげで全く苦戦しなかったので、専ら部屋着の感想会と、クリフの服の好みの話になっていた。
「そろそろお風呂入って寝ようか?今日はユーナの番だっけ?」
「それなんですが地上にいる間はジャンヌ達に譲ってたから今日は全員でお願いします。クリフ様のベットは大きくなりましたし、全員でもゆったり寝れると思いますし。」
「うん。かまわないよ。」
(ベットは大きくなったけどきっと抱きついてくるからあまり意味がない気はするけど・・・。まあ同じベットで離れて寝る方がかなしいから嬉しいのは嬉しいんだけど。)
「じゃあお風呂はどうする?先に入る?」
「クリフが先に入ってかまわないわよ。私達は後から入るから。」
「そう?じゃあ先に入ってくるね。」
「ええ。お風呂も広くなったんでしょ?ゆっくり入ってきて。」
「?うん。」
クリフがダイニングを出て、お風呂に向かった。
そして、ダイニングでは・・・
「行ったわね。さあ私達も準備して向かいましょう。」
「ナリア。本当に行くの?」
「もちろんよ。その為に水着も買ったのよ。それともセリーヌだけ行かないの?ユーナは行くわよね?」
「はい。もちろんです。」
「ちょっと待って!私も行くわ。二人だけで行くなんてダメよ。」
「じゃあ早速行きましょう。セリーヌも許可を貰ってきたんでしょ。クリフからはきっと気を使って手を出してこないわ。ちょっとずつでもこっちから攻めていかないと。」
地上に戻っている間に、セリーヌとナリアはそれぞれの母親に、ユーナは親友のアスカに、 クリフの事を相談していた。
ナリアの母親からは早く孫の顔が見たいから頑張って。と応援され、セリーヌの母親からは、一緒にお風呂に入るなら、最初は水着をつけて入れば恥ずかしさが少ないと教えられていた。
セリーヌ達は婚約者達とグラン達と頻繁に女子会を行い、計画をたてていた。
ちなみに、今回お風呂にセリーヌ達が突撃する事はジャンヌやグラン達はみんな知っている。知らないのはクリフだけだ。
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クリフはお風呂に入って、身体を軽く流した後、広い湯船にゆっくり浸かっていた。
「風呂は命の洗濯って意味がよくわかるよ。疲れが一気に吹き飛ぶな。」
クリフが、鼻歌を歌いながらゆっくりお風呂を堪能していると、不意に入り口のドアが開いた。
「!?」
クリフが入り口に目を向けると、セリーヌとユーナとナリアが身体にタオルを巻きつけて入ってきた。
「セリーヌ!ユーナ!ナリア!まだ入ってるよ!」
クリフはセリーヌ達がクリフが入ってる事を知らずに入ってきたと思い、大声で叫んだ。
しかし、クリフが必死に叫ぶもセリーヌ達は歩みを止めない。すでに目の前には身体にバスタオルを巻いた美人が3人立っていた。
「セリーヌ。ユーナ。ナリア。これは・・・?」
「クリフさんと一緒にお風呂をご一緒したくて来ちゃいました。テヘッ。」
(テヘッて・・・いやまあ一緒にお風呂はうれしいけど、それにテンプレなら身体を使って洗ってくれたりするんだよね。その時に胸とかの感触を感じる・・・。さすがに鼻血出して倒れる事はないと思うけど。う~ん。目のやり場に困る。)
「一緒に入っていいですか?」
「う、うん。あっ!でもお風呂にタオルはマナー違反だよ?あっいやそういう意味で言ったんじゃないからね。」
(これは違うんだ。裸が見たいからじゃないからね。湯舟にタオルは本当にマナー違反だから言ったんだからね。ジト目で見られてないけど、本当に裸が見たいから行ったわけじゃないからね。)
「もちろんわかってるわ。それにタオルがマナー違反だってこともね。」
そういうとセリーヌ達はタオルに手をかけた。
「あっ。いや。」
クリフは急いで両手で目を隠した。ただ・・・手の隙間からはガッツリセリーヌ達を見ていた。
(あれっ水着・・・)
「ビックリした?さすがに裸で来るのはまだちょっとね。この為にみんなで水着を買ってたのよ。」
「そうなんだ・・・。」
(なんか安心したような・・・ガッカリしたような・・・。)
「恥ずかしいけど、クリフ様と一緒にお風呂に入りたかったのでがんばりました。」
(うんうん。セリーヌかわいい。)
「それなら先に言ってほしかったかな。だって僕だけ水着着てないもん。」
「クリフさんはいいんです。」
(えっ?それってどういう事・・・。)
「ふふふ。後でお背中流しますね。」
「いや・・・それはちょっと・・・。」
終始緊張しっぱなしだったクリフだったが、セリーヌ達から逃れる事はできなかった。ゆっくり湯舟に使った後は、3人から身体を洗ってもらい身体の隅々まで見られたクリフだった・・・
クリフは先に上がりトイレに直行したのは言うまでもなかった。
セリーヌ達が出てくるまでに賢者モードへと移行していたので、クリフはその後の全員で寝る時もクリフが3人を襲う事なく、眠りにつくのだった。
第209話 双頭のツインドラゴン
お風呂イベントがあった翌日から、新たなルーティンが追加された。それはもちろん一緒に寝る者がお風呂も一緒に入るという内容だ。
ダンジョンを進み、ユーナとともにお風呂に入り、一緒に寝る。
ダンジョンを進み、ナリアとともにお風呂に入り、一緒に寝る。
ダンジョンを進み、セリーヌとともにお風呂に入り、一緒に寝る。
そんな感じで、奈落の底ダンジョンの70階層に辿りついたクリフ達。
「ようやくここまできましたね。」
「うん。ここのボスはツインドラゴン、頭が二つあるドラゴンだね。」
「たしか片方は火のブレスをはいて、もう片方は氷のブレスを吐くのよね?」
「うん。強化魔法が途中で切れたら危ないから全員に強化魔法をかけなおすね。注意するのはドラゴンのブレスと、尻尾の薙ぎ払いだよ。それに皮膚もかなり固いらしいから気を付けて。」
「「「はい。」」」
61階層から70階層を攻略する間に、セリーヌ達のレベルは160まで上がっていた。ちなみにクリフのレベルも1レベルだけ上がっていた。
準備を整えたクリフ達はボス部屋へと足を踏み入れた。目の前には右半分が赤く、左半分が青いドラゴンがいた。
「あれがツインドラゴン・・・。」
「大丈夫だよ。ここまでみんなでこれたんだ。油断せずに連携すれば倒せれるよ。セリーヌ指示をお願いね。」
「まかせてください。ナリアはツインドラゴンの背後にまわって、クリフ様は正面から牽制を、私とユーナはそれぞれの頭を攻撃します。」
「「「了解。」」」
(さあツインドラゴン相手にどれだけやれるかな。さっき鑑定したらレベル90だった。強化魔法でセリーヌ達の強さはレベル300越えぐらいはあるはず。普通にいけば苦戦する敵ではないと思うけど・・・)
ツインドラゴンはこちらを敵と認識したのか、両方の頭からブレスがクリフに向かって放たれた。クリフは防御しようと思ったが、それよりも早く、セリーヌとユーナの魔法がブレスを相殺した。
その間にナリアはツインドラゴンの後ろに周り、ツインドラゴンの足を切り裂いた。
「いけるわ。私の槍ならドラゴンの皮膚も貫けそうよ。」
足を切られ、悶えるツインドラゴン。その隙にセリーヌとユーナは両方の頭目掛けて魔法を放つ。セリーヌは得意の土魔法、ストーンバレットを。ユーナも得意な光魔法、セイントアローを放った。
ナリアに斬られた傷に同様して、魔法に気付くのが遅れたのか、ツインドラゴンにセリーヌ達の魔法は直撃した。大きく首をのけぞらすツインドラゴン。
ナリアはその隙を見逃さなかった。大きくのけぞった首に向かい槍を一突きする。一突きされた赤いドラゴンはそのまま首を大きく垂れ下げた。
「やったわ。」
「ナリア油断しないで。双頭っていうぐらいよ。もう片方が残ってるわ。」
(やっぱり片方だけ倒しても意味ないか。頭が8つある龍のように再生はしないみたいだな。)
槍を突き刺したナリアは武器がなくなったので、セリーヌの元まで戻ってきた。
「突き刺すより首を切断すればよかったわ。おかげで武器が。」
「かまわないわ。倒すのが最優先よ。後は私達にまかせて。」
片方が動かなくなったツインドラゴンは機動力が格段に落ちていた。尻尾を振り回すも、その距離には誰もいない。安全圏からセリーヌとユーナは魔法を放つ。ナリアも遅れて魔法を放ち、もう片方のドラゴンも息絶えた。
「少しは手ごたえがあったけど、終わって見れば楽勝だったわね。」
「うん。連携もドンドンよくなってるし言う事なしだね。」
(これで70階層クリアか。次の階層までが今まで行った事ある一番深い階層だったよな。たしか71階層から先は選ばれた者しかいけない。だったよな。とりあえず魔族達よりも僕達の方が進んでるはずだ。それに魔族達は71階層の事をしらないだろうし、もしかしたら71階層から先には進めないかもしれない。このままいけば魔王の核は僕達で手に入れれそうだな。)
「クリフ様?今日はここで夜営でいいんですよね?」
「うん。明日からは情報の無いエリアだからね。今日はゆっくり休んで明日からに備えよう。」
「そうね。71階層からはギルドにも情報がなかった。気を付けないと。」
「まあそんなに気負う必要はないよ。知らないエリアとは言っても格段に魔物が強くなるわけじゃないだろうし、ナリア達も十分強いからね。ツインドラゴンってレベルが90だったし、普通の冒険者が倒そうと思ったらSランク冒険者が5人ぐらいいないと無理だと思うよ。」
「ツインドラゴンも無事に倒しましたし、切り替えましょ。クリフさん今日はみんなの日ですよ。楽しみにしててくださいね。」
(そうだった・・・せっかく風呂も慣れてきたと思ったのに・・・)
全員の日という事で、その日は全員でお風呂に入って、全員で眠った。お風呂では全員水着だったが、寝る時は全員がネグリジェを脱いで下着姿で抱き着いてきたので、クリフは一睡もできなかった。
ちなみにセリーヌ達がきていた下着は、この日の為に全員で買いにいった勝負下着で、セリーヌが白レースの上下、ユーナが赤レースの上下、ナリアが黒レースの上下で、全員がTバック仕様だった。
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第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
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