小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
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第236話 参考にしたのはやっぱりアレだった
「創造神様、キューブ様お待たせしました。」
「ふぉっふぉっふぉっ。頑張るんじゃぞクリフ君。」
「はい。あっ、それとここって念話できないですよね?3ヶ月音信不通になるから心配するからどうにかできないかと思って。」
「大丈夫だよクリフ君。帰還の魔法書を手に入れたらいつでもここに戻って来れるから。ここなら念話じゃなくても転移で戻れるじゃん。」
「ここからは念話が可能なんですか?」
「向こうからは無理だよ。こっちから繋いであげれば向こうからの念話も聞き取れるようになるよ。」
「わかりました。素材を手に入れて来るって言って出て来ましたので、転移で戻るのは気まずいので、定期的に連絡したいと思います。」
「うむ。それが良いじゃろう。ではキューブ。クリフ君を頼んだぞ。」
「うん。まかせて。じゃあ早速入り口に向かうよ。」
クリフはキューブと共にダンジョンへ移動した。
「これがキューブ様が作った新しいダンジョン・・・」
「うん。名前は、不思議なダンジョンだよ。」
「不思議なダンジョンって言うのは?」
「ああそうだった。はじめにいくつか説明が必要だね。」
そう言ってキューブは不思議なダンジョンの説明を始めた。
1.このダンジョンは入ると強制的にレベルが1になる。
1.このダンジョンで死ぬと自動的に入り口に戻される。
1.このダンジョンから出る方法は、地下50階まで辿り着くか、帰還の魔法書を使うか、死ぬかの3通りだけ。
1.装備品を含め、ダンジョンに持ち込めるアイテムは10個まで。更にダンジョン内では最高20個までしかアイテム袋には入らない。そして死ぬとアイテムは全て無くなる。
1.帰還の魔法書を使えば手に入れたアイテムは全て持ち帰る事ができる。だが次に挑戦する時は再度レベル1からスタートになる。
(まじか・・・これはダンジョンって言うよりゲームだな。リアルで挑戦できるとは・・・もしかしてソロバンの武器とかも出てくるんだろうか?)
「はじめはこんな所かな。死んでも入り口に戻るだけだから後はやりながら確かめてみてよ。」
「はい。説明を聞く感じでは俺が好きだったゲームと同じ感じなので大丈夫だと思います。」
「本当!?ならやってみて改良するところがあったら教えてね。まだまだ未完成だからさ。あの太ってる商人ってすごいよね。僕はあれを見て今回のダンジョンを真似したんだ。あっ、もちろんパンでお腹が膨れるようにしてるから。モンスターにやられるだけじゃなくて空腹になっても死んじゃうから気をつけてね。」
(やっぱりか・・・。さすが大商人。異世界の神をもファンにするとは・・・)
「わかりました。思う事があればお伝えいたします。」
「うん。頼んだよ。ちなみに色々レアなアイテムとか素材を用意してるからがんばってね。」
(そうか。帰還の魔法書を使えば持ち帰れるって話だもんな。たしかに素材を持ち帰れないとダンジョンとして需要がないよな・・・。多分キューブ様の話ならここに出るモンスターは素材を落とさない。いや・・・モンスターも武器やら草やら巻物を落としてたか?ゲームしてたのって前世の学生の頃だったから、忘れちゃってる事もあるな。だけど、帰還の魔法書を使わないと持って帰れないならレアなモノでないと誰も挑戦しないよな。その辺は確かめてみないとな。)
クリフは不思議なダンジョンの入り口に入った。
『不思議なダンジョンへの挑戦者を確認しました。名前はクリフ・エターレイン様ですね?』
(うおっ!?入口にはナビシステムか・・・かなりハイテクだな。)
「はい。まちがいないです。」
『では初めに持ち込むアイテムを選択してください。クリフ様はアイテムボックスをお持ちですが、ダンジョン内では使用できません。』
(そう言えば10個までアイテムを持っていけるんだったな。そして死ねばそのアイテムは無くなると・・・。ならランはダメだな。無くなったら困るし・・・。適当な武器と鎧は皮の鎧かライトアーマーだな。フルの鎧は重いだろうし・・・。武器と防具で2個、後は回復アイテムも必須だよな。ポーションか・・・あれ?あのゲームってポーション出てこないよな。あれに出るのは薬草か。まあその辺はうまく融合されてるんだろな。後は食べ物か。さすがに空腹で死にたくないからな。)
「持ち込むモノは何でもいいんですか?」
『一応確認しますが、基本的に何でも持っていけます。』
(なら武器と防具以外はポーションと食料だな。あれっ?魔法ってどうなるんだ?使えるなら魔力回復ポーションも持って行きたいけど・・・)
「ダンジョン内で魔法って使えるんですか?」
『クリフ様のダンジョン内での職業は商人の為、今は魔法を使う事ができません。地下20階をクリアすれば戦士と魔法使いの職業を選ぶ事が可能になります。』
(なるほど。なら魔力ポーションはいらないな。肉弾戦オンリーだからポーションを多めに持って行こう。)
「決まりました。鉄の剣とライトアーマー、ポーション5個に弁当を3個にします。」
(後はダンジョン内でどんなアイテムがあるかだな。使えるアイテムは持ち帰って次回に使う感じだな。)
『わかりました。では地下1階へ転送します。楽しんできてください。』
(よし!リアル不思議なダンジョン。やってやる!)
そうしてクリフは遊戯神キューブの作った不思議なダンジョンへの挑戦を始めた。
第237話 不思議なダンジョン地下1階
「なるほど。こんな感じになるのか。」
遊戯神キューブの作った新しいダンジョン、『不思議なダンジョン』地下1階に移動したクリフは自分自身を見てそうつぶやいた。
「おっと、ぼーっとしてる暇はないな。とりあえず剣とライトアーマーを装備するか。袋とかないからアイテムボックスみたいな機能がついてるんだろうな。」
クリフはアイテムボックスからモノを取り出す要領で、持ってきていた鉄の剣とライトアーマーを取り出した。
「なるほど。メニュー画面があるんだな。中身はポーションが5個と弁当が3個か。鉄の剣とライトアーマーは装備してるから中身には含まれないのかな?とりあえずモンスターが来る前にステータスを確認しておくか。」
名前:クリフ・エターレイン
レベル:1
職業:商人
HP:10/10
MP:-
攻撃力:3/3(+10)
防御力:3(+10)
満腹度:100
現在階:1階
最深階:1階
お金:0ゴールド
(なるほどなるほど。本当にレベル1になってるな。レベルが上がればHPと攻撃力と防御力が増えるって感じか。で、+10って言うのが鉄の剣とライトアーマーの強さなんだろうな。これってメッチャ強い武器と防具持ってくれば楽々攻略できるんじゃ?強くてニューゲームちかチート武器ってけっこう常識だもんな。まあリアルじゃさすがにキューブ様もOKは出さないだろうけど・・・)
自分のステータスを確認したクリフは、自分のいる部屋を見渡した。
(入った部屋は認識できるようになってるんだな。マップ機能がついてるって感じだな。まあこの辺りはゲームでもあったし便利だな。とりあえずゆっくりと進むか。罠とかけっこうあったもんな。毒矢とかきたら攻撃力が下がるんだろうか?ライトアーマーで防御できたら防げるのか?まあその辺もやりながらだな。とりあえず地下1階でレベルを上げれるだけ上げて見るか。長居したらどうなるかも調べないといけないからな。)
部屋の四方には奥に続く通路が広がっていた。
「どれから行ってもどうせフルマッピングするし一緒だな。」
クリフは適当に通路を進んで行く。
「うまい具合に先が見えない様になってるんだな。それもそうか、モンスターハウスなんか通路から見えたら誰も入らないもんな。入った瞬間に気付くのがおもしろい所なんだし、この辺はキューブ様がうまく作ったんだろうな。」
クリフの予想通り、ダンジョンの内で先が見えないようにしたのはキューブの仕様だった。部屋に入った瞬間に部屋全体の広さや構造、モンスターがいるかどうかがわかり、入るまでは一切わからないように作ったのだ。
「おっ!出た出たスライムだ。まあ定番だな。レベル1でスライムと戦うなんてなんか懐かしいな。俺の場合は初戦闘はスモールラビットだったけど、レベル1ですでにチート能力だったからな。さてさて戦闘はどんな感じなのか」
部屋の隅にいる青色のスライムを見ていると、スライムはクリフに気付いたのか徐々に近づいてきた。
「やっぱりこの辺はリアルだよな。まあ普通に考えて、こっちが動かないとモンスターも動かないとかありえないもんな。って事はアイテムなんかも使う時間を考えないといけないって事だな。まあ逆に言えばモンスターの攻撃を受けずにこっちの攻撃ばっかりっていうのも可能だからその辺はリアルダンジョンって感じなんだろうな。」
クリフは向かってくるスライムに合わせて、剣を振り下ろした。クリフの剣はスライムを真っ二つにし、左右に分かれたスライムはそのまま消えて行った。
「おっお金が入ってる。10ゴールドか。てかお金ってこの世界と通貨が違うけどどうするんだ?多分ダンジョン内にお店があるんだろうけど、それ専用のお金って事かな?まあ何かレアアイテムが売ってるかもしれないし、お金は貯めて行かないとな。」
その後クリフは見つけるアイテムを拾い、出てくるモンスターを倒しまくった。
スライムにスコップを持ったモグラ、バッタになど、装備品で底上げしてるクリフにとって地下1階のモンスターはまるで相手にならなかった。
結果・・・
『地下1階のモンスターを狩りつくしました。地下1階にはもうモンスターは出てきません。先にお進みください。』
「なるほどなるほど。出てくるモンスターの数には制限があるんだな。まあそうだよな。そうしないとスライムでレベル99っていう猛者も現れるもんな。さすがにそのテンプレをするには時間が足りないけど、序盤で強くなって無双するってやっぱり基本だよね。」
地下1階のモンスターを倒しまくった事でクリフはレベルを4にまで上げていた。
「モンスターがもう出てこないなら、ここで手に入れたアイテムを確認しておくか。地下1階だからそれほど高価なモノはないだろうけど、効果は確認しておかないとな。」
そうしてクリフは、手に入れた草、剣、盾、パンを確認し、地下2階へと降りて行くのだった。
名前:クリフ・エターレイン
レベル:4
職業:商人
HP:40/40
MP:-
攻撃力:9/9(+10)
防御力:9(+10)
満腹度:25
現在階:1階
最深階:1階
お金:300ゴールド
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第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
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第八章 クリフ一家と領地改革!?
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