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異世界転生にチートは必須だよね 157話 卒業とこれから・・・

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異世界小説
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気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第157話 卒業とこれから・・・

屋上で4年間の学生生活を振り返っていたクリフは、セリーヌ、ジャンヌ、ソフィアの婚約者3人に呼ばれ、一緒に卒業式の会場に向かった。

卒業式の会場はすでに人がたくさん待っていた。

「クリフ様。卒業生代表の挨拶は大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫だよ。しっかり考えて来たから。」

「クリフ。しっかりね。」
「クリフ君なら大丈夫だよ。見守ってるね。」
「ありがとう。」

卒業式が始まり、学園長の挨拶などの題目がどんどん過ぎていく。

最後に卒業生代表として、4年生Sクラス首席で生徒会長のクリフが壇上に上がった。

「皆さん、今日は私達の卒業式です。集まって頂いた学生、保護者の皆さま、更に来賓の皆さま、ありがとうございます。4年間この学校では様々な事を学びました。又、多くの人と交流ができ、大きく成長する事が出来ました。

この学校で学んだ事、得た友人達。それを今後に生かしてそれぞれが良い人生を過ごせるように今後も努力を続けたいと思います。

皆さんもご存じの通り、僕は神様から勇者の称号を得る事が出来ました。前回の勇者は残念ながら死んでしまいましたが、王国卒業生として、又、王国の一員として恥ずかしくない様に行動していきますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。」

クリフの卒業生代表挨拶が終わり、会場は大拍手に包まれる。

(学園生活も終わりだな・・・。まあテンプレの学園編って感じだな。始めは不安だったけど終わってみれば王道を進んでる感じだな。今後も王道を進んでいきたいから僕自身、もっと努力しないとな!!)

王道ハーレムルートを進みたいクリフはその為には苦労を厭わない性格だ。今後の為にも更なる努力を誓うのだった。

卒業式が終わり、クリフは最後のホームルームの為、Sクラスの教室に来ていた。
「クリフ!卒業生代表挨拶よかったぞ。」
「本当?よかった!壇上に上がると緊張して、何話してるかわからなくなるんだよね。みんなけっこう拍手してくれたから無事に話せたとは思ってたけどね。」

「クリフ!!卒業したら世界を回るんだろ?ステイン領にもちゃんと来てくれよ。」
「もちろんだよ。マッシュは卒業したらステイン領に戻るんだろ?」

「ああ。親父の跡を継ぐ為にこれからはその勉強だな。統治とかは苦手だからどこまでできるかわからないけど、リーネも支えてくれるしな。」

マッシュはステイン伯爵家の長男なので、次期ステイン伯爵になるのが決まっている。領を治める為に実家に帰って、政治の勉強をするのは跡を継ぐ、長男や次男の務めだった。

又、マッシュは同じSクラスのリーネと無事に婚約していた。婚約したのは最近だ。3大国交流戦でマッシュは何度も死にかけた。その度に自分の事のように心配していたリーネと、交流戦が終わると一気に距離が縮まって婚約した形だ。

「そうだね。あっ結婚式には呼んでよね。飛んで行くから。すぐにステイン領に戻るの?」
「どうだろ?その辺はまだわからないな。王都にも家はあるからステイン領と王都を行ったりきたりだな。」
「そっか・・・。なかなか会えないのも寂しいな。」

マッシュだけじゃなく、その後もクラスメイトとそれぞれ今後について話していく。だいたいが自分の家に帰って、貴族としての勉強をする人、冒険者になる人、など卒業後の進路はバラバラだ。

王国全土から集められているので、当然ではあるが・・・

「はいはい。最後のホームルーム始めますよ。」
フローラ先生の言葉に、クリフ達は席に着く。

「今日で皆さんは卒業ですね。4年間早かったですけど、皆さんと過ごせてよかったです。これから離れ離れになりますけど、ここで学んだことを忘れず、王国民として恥ずかしくない様に行動してください。ただ、皆さんなら大丈夫だと信じています。

クリフ君が3大国交流戦で卒業生を集める事を決めてくれたので、5年後には、後輩の為ここに集まってくださいね。その時は今よりずっと活躍してる皆さんに会えるのを楽しみにしてます。」

フローラ先生の話が終わり、ホームルームが終わると思った時、
「では最後に、このSクラスを最強で最高のクラスにしてくれたクリフ君の言葉で締めたいと思います。」

「えっ!?」
クリフはいきなりの指名に驚いた。

「そうだな。このクラスはクリフがいて、色々助かった事が多かったしな。」
「クリフ君しっかり締めてね。」
「「「ク・リ・フ!ク・リ・フ!」」」

「わかったよ。」
クリフは前に出た。

「いきなりの事で何を話していいか迷ってるけど・・・僕はこのSクラスになれて良かったと思ってるよ。」
「婚約者が3人もいるんだから当然だろ!!」

「ルイン・・・。まあもちろんそれもあるけど、ルインや他の人もだよ。Sクラスのメンバーは全員、この学校に来なかったら出会えなかったし、ここに来て本当によかった。」
「私もクリフ君に会えてよかったよ」

「僕はこれから、勇者として王国や聖国、帝国などの大国を回って色々な事を知りたいと思ってる。もちろん大国だけじゃなくて、その他の国にも行ってみたい。みんなも知ってると思うけど、僕が勇者の称号を得たのは今後魔王が侵略してきたときに対抗する為だ。

魔王はどこに現れるかわからない。今はまだおとなしいからこちらから魔国に攻める事もできない。どこに現れても対応できるようにできるだけ色んな所に行って、交流を深めておきたいんだ。僕には転移があるから一度行った所へはすぐに移動する事ができる。

今日で学校は卒業だけど、今後もみんなと会う機会は何度も訪れると思う。その時に恥ずかしくないように僕自身、今後ももっと努力していこうと思ってます。

今日はみんな卒業おめでとう。そしてこれからもよろしく!!。」

「クリフ君!!結婚式には呼んでよね。」
「それはいい!!クリフの結婚式に又みんなで集まろうぜ!」
「賛成!!」

「もちろん私も結婚式には呼んでくださいね。」
「フローラ先生!?」

そんな感じでワイワイガヤガヤの卒業式が終わったのだった・・・

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第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~

よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかったを読む

『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

  1. 第1章 ゲーム世界に転生した!?
  2. 第2章 ゲームの流れに沿って行動しよう
  3. 第3章 勇者とは別行動だ!!
  4. 第4章 主人公として

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