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気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
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第238話 やっぱりあるよねモンスターハウスも
「収納すると効果がわかるのはありがたかったな。名称不明で使ってみるまで効果がわからない可能性もあったからこの辺は親切だったな。」
クリフは地下2階に降りる前に入手してるアイテムを確認していた。袋の中には、ポーション5個と弁当3個のダンジョンに持ち込んだモノと、薬草×2、毒消し草×1、パン、木の剣、木の盾の地下1階で手に入れたアイテムで合計14個になっていた。
袋の中にあるアイテム名を強く意識するとアイテムの効果が表れた。
ポーション:HPを30回復する。
弁当:満腹度を100回復する。
薬草:HPを10回復する。
毒消し草:失った攻撃力が回復する。
パン:満足度を50回復する。
木の剣:攻撃力2
木の盾:防御力2
「そう言えば薬草とか毒消し草なんかは食べれば満腹度も多少回復したよな。まあとりあえずパンを食べておくか。」
クリフは満腹度を50回復させるパンを食べ、左手に手に入れた木の盾を装備して地下2階を歩く。
すると・・・
後ろからいきなり攻撃を受けた。
「いたっ!?」
クリフは後ろを振り向いた。そこには、太った二足歩行の猫みたいなモンスターがいた。すぐにクリフは鉄の剣で猫のモンスターを攻撃する。猫のモンスターは1撃で倒れなかった。クリフの攻撃を受けながらも猫のモンスターは攻撃を仕掛けてきた。クリフはモンスターの攻撃を盾で防ぐ。3度斬りつけるとモンスターは消えて行った。
「ふー。後ろとか全然気づかないな。それに、盾で防いでもしっかりHPは減ってる。防御する意味ってもしかしたらないのかもな。盾で防御しなくても同じダメージなら防御を無視して攻撃回数を増やした方がいいか。現にモンスターはそんな感じだったし・・・後、盾は正直装備しなくてもいいかもしれないな。ステータスを見る限り防具は一つしか装備できない可能性が高い。とすれば武器1個、防具1個、アクセサリー1個って感じか。」
後ろの警戒は難しいので、不意打ちを覚悟してクリフは前に進んだ。
「おっ、これはかなりの大部屋だな。モンスターも5体いるし。どうする?うまく立ちまわって1体ずつ倒すか。とりあえず近くにいるスライムを倒そう。他のモンスターにはまだ気づかれてないっぽいし。」
クリフは遠くに見えるモンスターを警戒しながらスライムに近づいた。すると・・・
「えっ!?」
クリフはいきなり目の前が真っ白になり、気づけば別の部屋にいた。
「ワープゾーンの罠か・・・。ってあれ?マッピングが全くされてないぞ。どういう事だ?」
地下2階の別の部屋に飛ばされたと思っていたクリフは、元々いた部屋が地図に表示されていたいのを不思議に思い、メニューを確認した。するとそこには、現在階3階、最深階3階と書かれていた。
「まじか~。他の階へのワープもあるんだな・・・。そうするとワープの罠は気を付けないとな。気を付けるって言っても感知する事も解除する事もできないからどうする事もできないけど・・・。いや、剣を振りながら進んだら先に罠を見つける事ができるか?」
クリフはとりあえず部屋の中を剣を振りながら進んでみた。
「無理だな。なんか罠っぽいのが出て来たから見つける事はできるけど、あきらかに動きづらいし疲れる。これをずっとするのは無理だ。ゲームとか違ってマス目なんかないし、とりあえずモンスターハウスぐらいは使うって感じか。モンスターハウスは罠が多いってのは定番だもんな。まああとアイテムも多いのもだな。」
地下2階をワープの罠で進んだクリフは、地下3階を進んだ。
「地下2階でレベル上げできなかったから、ここでレベル7ぐらいまで上げたいな。今はまだ武器と防具の力でモンスターを倒せてるけど、モンスターが強くなってきたらやばいよな。」
そして、通路を進み部屋に入ると・・・
目の前には無数のモンスターがいた。
「モンスターハウスだ!!」
(まじか・・・地下3階でモンスターハウスってムリゲーだろ・・・。さすがにこの状況で勝てないぞ。それに、通路に逃げたって人3人分ぐらいの幅があるから1体ずつ対処する事もできない。)
クリフは来た道を引き返し時間をかせごうとするが、モンスターハウスに入った瞬間モンスター全員に気付かれていたので、逃げる事もできずクリフは通路の真ん中で四方八方モンスターに囲まれた。
(無理無理無理無理。)
剣を大きく振りかぶって前の3方向のモンスターに対して攻撃を仕掛けるが、左右と後方からおかまいなしにモンスター達はクリフに攻撃を仕掛ける。
(考える時間もないぞ・・・)
そうこうしているうちにクリフのHPはゼロとなった。そして・・・
クリフは入口へと戻されていた。
『今回の挑戦、到達階数地下3階、モンスターハウスでモンスターに倒されて死亡。』
名前:クリフ・エターレイン
レベル:4
職業:商人
HP:0/40
MP:-
攻撃力:9/9(+10)
防御力:9(+10)
満腹度:70
死亡時のステータスと死亡の原因が流れてきた。
(HPがゼロになるとこうなるのか。まあ死ぬ事に対してそこまで苦しかったわけじゃないからその点は助かったけど、モンスターから攻撃はやっぱり痛かったな。それにアイテムとかも使う余裕が全くなかった。その辺は考えないとな。)
不思議なダンジョン1回目の挑戦は地下3階という結果で終わったのだった。
第239話 地下10階に到達
「早速やられたみたいだね。」
「キューブ様。そうですね。地下3階でモンスターハウスに当たっちゃって・・・。あたふたしてる間にHPがゼロになりました。」
「モンスターハウスに当たったんだね。あれってとってもおもしろいよね。できれば入った瞬間に音楽とか流したかったんだけどね。その方が雰囲気出るでしょ?」
(たしかにその方がぽいといえばぽいけど・・・そこまで行ったらもはや体験ゲームと一緒だよな。かなり高性能なVRゲームみたいな感じか・・・。)
「たしかにそれは面白いと思いますね。だけどキューブ様。地下3階でモンスターハウスはちょっと厳しいと思います。武器に防具、アイテムにレベルもそうですけど、うるおいだした地下5階以降で出現するようにしないと、すぐに死んじゃいますよ。もしかして地下1階でもモンスターハウスが出る可能性があるんですか?」
「もちろんあるよ。でもクリフ君の言う通りだね。レベル1の状態の地下1階でいきなり20~30のモンスターに襲われたら、死んじゃうよね。なるほどね。」
「はい。キューブ様は多くの人い利用してもらいたいって言ってました。利用してすぐに死ぬようなダンジョンには誰も来ないと思いますよ。」
「わかった。モンスターハウスは地下5階以降で出現するように設定しておくよ。」
「ありがとうございます。あと気になったんですが俺ってどれぐらいダンジョンに入っていたんですか?ここにいると時間の感覚が全くわからなくて。」
「ああ、たしかにそうだね。一応、今は夜になってるよ。ダンジョン内では地下10階までに死ぬか帰還の魔法書で出てくるとその日の夜に。それ以降は10階事に一日立つように設定してるんだ。」
「そういう事ですね。という事は毎回ダンジョンから戻ってくると夜って事ですね。まあ食料はアイテムボックスに入ってるし、寝るところもコテージがあるから問題はないけど。」
(10階分で1日かかるって事は地下50階まで行くのに5日かかるって事だな。3カ月で攻略するつもりだから90日か。30回ぐらいで攻略すれば間に合うか?とりあえずここなら日の感覚もないから覚えておかないとな。)
「じゃあ引き続き頑張ってね。ダンジョンから出てきた時何かあったら念話してくれたらいいから。」
「ありがとうございます。」
キューブが消えて、クリフはコテージを出して休んだ。
「さて、明日からどうやって攻略して行くかだな。まずは帰還の魔法書を手に入れてアイテム類を揃える所からだな。それまでは今日と同じアイテムを持ち込めばいいか。」
クリフは一人、不思議なダンジョンをどうやって攻略するか考えていた。
「モンスターハウスと罠は厄介だよな〜。多分罠を回避するアイテムとか、一度にモンスターを倒すような魔法書もあるとは思うけど・・・。いつ出るかわからないからな〜。まあ多分そこがこのダンジョンの醍醐味なんだとは思うけど・・・。」
(いっそそれっぽいの作って持ち込んでみるか。時間も限られてるし。結界魔法を発動する指輪とか、罠が見破れるメガネとかもおもしろいな。それぐらいなら作れると思うし、チートはお約束だしな。)
「よし。異世界テンプレ、折角作ったダンジョン、チート使って楽々攻略しちゃった。テヘッ!をやるか」
そうしてクリフは、不思議なダンジョンで使えそうなアイテムを作っていった。
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「よし、これを降りれば地下10階だ。ようやくここまで来たな。チートアイテムが持ち込めなかったのはショックだったけど、だいぶこのダンジョンにも慣れてきた。帰還の魔法書も運良く手に入ったし、今日は行ける所まで行くぞ。」
罠を見つける事ができる眼鏡、結界魔法を発動する指輪、大火力の火魔法を出す杖、気配を消すローブなど、不思議なダンジョンで使えそうなモノを作って持って行こうとしたクリフだったが、ことごとく入口でNGが出たのだ。
『そのアイテムは持ち込めません。』
全てこの一言で、クリフは努力は無駄に終わった。それから3日、チート無しでダンジョンに挑み、ようやく地下10階にたどり着いた。
「普通だったら10回ってボスとか出るよな?ここもそうなのかな?大部屋一つでボスだけとか?まあ一応HPは満タンにしとくか。」
地下10階へと降りたクリフ・・・
「今までと変わらないな。って事は10階だからボスっていうのは無しか。ってあれは魔法書だ。ラッキー。」
移動した先の部屋で本を見つけた。不思議なダンジョンに落ちているアイテムは今の所、見た目で種類がわかるようになっていた。
剣、盾、指輪、パン、草、本(魔法書)、袋(お金)、杖、素材(鉱石)だ。
「早速中身を確認しよう。どれどれ・・・おっ爆裂魔法の魔法書だ。これは使えるな。」
爆裂魔法の魔法書・・・部屋全体に爆裂魔法を放つ。
「魔法書に魔法の杖は、地上でもかなりのレアアイテムになるだろうから持ち帰る事ができるならダンジョンとして人気が出るだろうな。爆裂魔法の魔法書の部屋全体っていうのが外ならどんな範囲で発動するのかはわからないけど、まあ人気にはなるだろうな。」
地下10階を進んでいき、新しい部屋に入ると、そこには、色々なアイテムが床に置いていて、ゴーレムがいた。
「おっ!これはお店だな。やっぱりあるよなお店。ゴールド1200だな。レアアイテムがあればいいけど・・・」
クリフは床に置かれたアイテムを見ていくのだった。
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第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
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