小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
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第196話 強敵!?ホワイトモンキー!
奈落の底ダンジョン21階層に進んだクリフ達。21階層からは今までの洞窟タイプのダンジョンとは違って、ダンジョンの中に草原、森、荒地など自然が広がっていた。
セリーヌ達のレベルを上げる為、魔物を倒しながら進む事を決めたクリフ達は魔物がいそうな森へと足を進めていた。
「そろそろ魔物が現れると思うから注意して。」
クリフの言葉にセリーヌ達は武器を構えた。すると、ガサガサと言う音と共に前方から魔物が向かってきた。
「来たわ。猿の魔物ね。」
クリフはすかさず、魔物を鑑定する。
「ホワイトモンキーだね。木の上から物を投げてきたり、仲間を呼ぶみたいだから早めに倒そう。森に火が付いたら大変だから火魔法は使わないでね。」
「わかりました。」
セリーヌが土魔法のサンドボールを放つ。だかホワイトモンキーには避けられてしまった。
「動きが素早くて狙いが定まりません。どうしましょう。」
(この辺りは経験の差が出てくるな。まあ無理もないか。普段はお姫様なんだし。僕がうまくサポートしないと。)
「セリーヌ。大丈夫だから落ち着いて。避けられてもいいから何度も魔法を使うんだ。ホワイトモンキーの動きを予測してみて。セリーヌならできるよ。」
「セリーヌ。私も魔法で援護します。」
ユーナとセリーヌが二人がかりで魔法を使う。ホワイトモンキーは気をうまく使って二人の魔法を避けていく。ナリアがホワイトモンキーに攻撃できる隙を伺っているが、木の上を移動している為、なかなか手を出せないでいた。
(う~ん。このままだと他の魔物が寄ってきそうだな。)
このままじゃ、他の魔物が寄ってきて危なくなると判断したクリフは、風魔法を発動して、ホワイトモンキーを一瞬で倒した。
「セリーヌとユーナがけっこう魔法使ってたから、このままじゃ他の魔物が寄ってくる気がしたから僕が倒しておいたよ。」
「クリフ様。ありがとうございます。」
「クリフ。助かったわ。私もホワイトモンキーを攻撃しようと思ったんだけど、すばしっこくて捉える事ができなかったわ。」
「私もです。魔法を使うんですけど、動きが早くてうまく狙えませんでした。」
「まあこれから経験していけば大丈夫だから、そんなに落ち込まなくて大丈夫だよ。感覚共有があるから僕が何体か倒してみるからどんな感じですればいいか見ててね。」
「「わかりました。」」
「わかったわ。」
「じゃあ同じホワイトモンキーが1体でいる所を探すね。」
そう言ってクリフは先ほどと同じ気配を探す。
「いた。あっちに1体だけ逸れているっぽいな。じゃあ行こうか。」
森を進んで、ホワイトモンキーを見つけたクリフ。
「さっきは魔法を当ててホワイトモンキーを倒したから今度は連携の方法を見せるね。ナリア手伝ってくれるかな。」
「ええ。どうすればいいの?」
「ホワイトモンキーの近くで槍をかまえてて。僕がそこにホワイトモンキーを誘導するから。」
「わかったわ。」
「セリーヌとユーナは僕の魔法を見ててね。」
「「はい。」」
「魔物の行動パターンってある程度決まってるんだ。セリーヌとユーナは木にいる所を狙ったからさっきはうまくいかなかったんだ。木の上にいるって事は自由に移動できるって事だからね。だから狙うのは、木から木に移動している所だね。」
そういって、クリフは木を離れた瞬間にホワイトモンキーに向けて魔法を放つ。今回はナリアに倒させる予定なので、ホワイトモンキーには当てずに牽制だけだった。
「なるほど。木から木への移動中なら避けれないですね。」
「そういう事。まあ魔法のスピードが遅かったら当たる前に避けられちゃうけどね。次にどの木に行くのか予測して魔法を放つ感じかな。後は・・・」
次にクリフは木の上にいるホワイトモンキーの右側に風魔法を放つ。すると、ホワイトモンキーは魔法が来るほうとは逆方向に避けた。
すかさず今度はホワイトモンキーの頭上に高速の風魔法を放つ。すると、ホワイトモンキーはその魔法を避けようとして木から降りた。もちろん降りた先には槍を構えるナリアがいた。
ナリアはせまってくるホワイトモンキーに槍を一閃した。逃げ場をなくしたホワイトモンキーはナリアの槍の一振りで消えていった。
「「すごい・・・」」
「とこんな感じに逃げ場を限定して仲間が倒しやすいようにするのも方法の一つだね。一人で戦ってるんじゃないから魔法をうまく使えばこういう事もできるようになるよ。」
ホワイトモンキーを仕留めたナリアが戻ってきた。
「さすがクリフね。槍を構えてたら目の前にホワイトモンキーが来たわ。倒すのは簡単だったわ。」
その後、クリフ達はデススパイダーというクモの魔物やキラーマンティスというカマキリの魔物。ビックビーという蜂の魔物など、森に出てくる魔物を順々に倒していった。
ホワイトモンキーみたいに逃げ回る魔物ではなかったので、他の魔物を時間はかかったが問題なく倒す事ができた。
「ホワイトモンキー以外は問題なさそうだね。おっ又魔物が来たよ。ベアラッシュだって。熊の魔物みたいだ。」
「まかせて。セリーヌとユーナは魔法で援護して。」
「わかったわ。」
「わかりました。」
3人で連携して、ベアラッシュに向かっていく。先にセリーヌが魔法を放って、ひるんだ所をナリアが攻撃するスタイルだ。ナリアにはユーナのバフがかかっている。ベアラッシュもナリアの槍で簡単に倒れた。
「お疲れ様。ちょっと魔物がいない所に移動して休憩しようか。」
「そうね。連戦でちょっと疲れたわ。」
「そうですね。けっこう魔法を使いましたから私も疲れました。」
「私もです。」
クリフ達は森から出て、草原で休憩する事にしたのだった・・・
第197話 22階層への階段が・・・
21階層のジャングルの森で魔物を倒し続けたクリフ達は、草原で一度休憩する事にした。
「どうだった?森の魔物は?」
「やっぱり初めに出たホワイトモンキーが大変だったわ。すばしっこい魔物は難しいわね。他の魔物は逃げずに向かってくるから倒す事を考えて行動したら良かったから楽だったわ。」
「そうですね。私も今までは魔法をとにかく魔物に当てる事ばかり考えていましたがホワイトモンキーと戦ってからはどうやって魔物を倒すか。その為に魔法をどう使うかを考えながら行動してましたわ。」
「私はナリアやセリーヌの指示通りに必死に魔法を使ってたのでよくわかりません。」
(なるほどね。セリーヌがリーダータイプだな。指示系統はセリーヌに任せた方が良さそうだね。)
「まあまだまだ経験が足りない部分があるからその辺は徐々にわかってくると思うよ。とりあえず今後はセリーヌが指示を出して、ナリアとユーナがそれに従う形でやって見ようか。」
「それがいいわね。私は前衛だから、セリーヌとユーナの動きがわからないもの。指示してくれると助かるわ。」
「私も。セリーヌが指示してくれると助かります。」
「わかりました。うまくできるかわかりませんが頑張ってみます。」
「じゃあしばらく休憩したら森の中を探索しながら魔物を倒していこうか。下に降りる階段を探そうかと思ったけど、今日は森での魔物討伐に慣れるようにしよう。なるべくホワイトモンキーを避ける方向で探索はするつもりだけど、慣れてきたらもう一度ホワイトモンキーと戦って見ようか。」
「わかったわ。」
「「わかりました。」」
休憩を終えたクリフ達は、再び森に入って行った。森には様々な魔物がいたがセリーヌはクリフから魔物の情報を教えてもらい、的確にナリアとユーナに指示を出す。
魔物を倒せば倒す程、セリーヌの指示はより適切に、そしてより早くなっていった。
(セリーヌにまかせたのは正解だね。覚えも早いし、応用力もすごい。二度目の魔物は何も言わなくても対応できてるし、前回の反省をちゃんと生かせてる。後は数をこなせば大丈夫そうだな。)
「だいぶ連携が上手くなってきたね。今日は最後にホワイトモンキーと再戦して休む事にしようか?」
「はい。指示を出すのも慣れましたし、ホワイトモンキーの対策も考えました。大丈夫だと思います。」
「オッケー。ならホワイトモンキーがいる場所を探して見るね。」
クリフは気配察知を使ってホワイトモンキーの気配を探した。
(いた。だけど、1体じゃなくて2体いるな。どうする?対策を考えてるみたいだし2体でも大丈夫か。まあ危なかったら僕がサポートしたらいいか。)
「あっちにホワイトモンキーがいそうだ。でも1体じゃなくて2体いるみたいだ。それでも大丈夫かな?」
「2体ですか・・・はい。なんとかなると思います。」
「よしリベンジよ。セリーヌ。ユーナ頑張りましょう!」
「「はい。」」
クリフ達はホワイトモンキーのいる場所に向かった。
「いたわ。こっちにはまだ気づいてないみたいね。どうする?セリーヌ?」
「気づいていないなら丁度いいです。気づかれる前に1体倒してしまいましょう。ユーナの光魔法なら気づかれる前に倒せると思います。」
「わかりました。」
「もう一体は作戦通り私がナリアの所まで魔法で誘導します。クリフ様のようにいかないかもしれませんがナリアは準備しておいてください。」
「わかったわ。ちょっとぐらいズレても対応できるように準備しておくわね。」
ユーナがライトアローをホワイトモンキーに向かって放つ。ホワイトモンキーは魔法に気付くのが遅れ、避けることができなかった。魔法に気づいたもう一体はセリーヌ達に気づき警戒していた。
セリーヌが威力を弱めたサンドボールを複数放ちホワイトモンキーの行動を制限する。木のないところにうまく誘導し、待ち構えていたナリアが槍を一閃し、もう一体も無事に倒す事ができた。
セリーヌ達がほっとしていると・・・
『みんな。気を付けて。もう1体ホワイトモンキーがこっちに向かってるよ。』
クリフは近づいてくるホワイトモンキーの気配を捉えセリーヌ達に念話した。
セリーヌ達がせまってくるホワイトモンキーを捉えると、ナリアが先頭に立ち向かってくるホワイトモンキーに対応した。不意打ちが失敗したホワイトモンキーはナリアから距離をとる。
そうなれば、セリーヌが魔法を放ち先ほどと同じようにホワイトモンキーの行動を操っていく。だが、前回と違って移動する間にサンドアローを放ちセリーヌが直接ホワイトモンキーを倒した。
「やったわね。セリーヌ。」
「はい。うまくいきました。」
(さすがだね。一度の経験が2倍にも3倍にもなって身についてる。感覚共有の魔法の効果も大きいかな。油断しなければジャングルでも十分戦えそうだな。後はレベルをどれぐらい上げれるかと、すんなり下に降りる階段を見つける事ができるかだな。)
ホワイトモンキーを倒したので、野営できる所を探していると・・・
「クリフ様!あれって下に降りる階段じゃないですか?」
ユーナの指差す方を見てみると、下へ降りる階段があった。
「本当だ。すんなり見つかったね。じゃあ今日はこのあたりで野営しようか。30階層までは同じような感じだろうし、明日は22階層を進んでいこうか。せっかく階段を見つけたんだしね。」
(運よく階段が見つかってよかった。明日からも階段が見つかったらドンドン下に降りて行った方がよさそうだな。このフィールドは魔物の数も多いからレベルが足りないと思ったら30階層手前の29階層でレベリングしてもいいしね。)
運よく下に降りる階段を見つけたクリフ達は、コテージを出して野営の準備をするのだった。
ほっとするクリフとは逆に今日の晩の事を考えるセリーヌはドキドキしていたのだった・・・
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