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気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
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第200話 ユーナとの夜・・・
「おじゃまします。」
そういって、ユーナがクリフの部屋に入ってきた。
「うん。どうぞ。」
パジャマ姿のユーナを見たクリフは・・・
「そういえばユーナと二人きりでゆっくり話すのは初めてだね。聖国じゃあ炊き出ししたり何かやってた記憶しかないから。」
「そうですね。あの時も二人っきりでしたけど、あの時はとにかく聖国を立て直すのに必死でしたから。」
「そうだね。まあうまく立ち直ってよかったよ。」
「はい。おかげでこうしてクリフ様と一緒に冒険できてますし。」
「うん。僕もユーナと一緒に冒険できて楽しいよ。」
(セリーヌはお姫様だから高貴な感じが漂ってるけど、ユーナって町娘みたいな感じで接しやすいんだよな。もっと砕けてくれてもいいんだけど・・・)
「それでさ、クリフ様って言うの止めない?」
「いやですか?」
「いや。別にいやなわけじゃないんだ。セリーヌなんかはクリフ様って呼ぶしね。まあセリーヌは王国のお姫様だからそういうもんかって思ってるけど、ユーナって普通の女の子みたいな感じだからもっと気楽に話しかけてほしいんだよね?」
「・・・クリフさん・・・じゃダメですか?」
「うん。じゃあそれで。」
「はい・・・クリフさん。」
「そうそう。そんな感じで。」
「私、聖女になってから、聖国の為に色々がんばってきました。恋とかは無縁だと思ってました。だけど・・・3大国交流戦でクリフさんを見て、助けられて、それからクリフさんと一緒にいたいって思うようになりました。」
「そうだね。たしかあの時に初めてあったんだよね。まあ神様からは少し話は聞いてたけど・・・」
「そうですね。私も女神様からクリフ様の話は何度も聞いてましたので、ずっと憧れを持っていました。会った時は、女神様のいう通りだったと思いました。」
「ずっと一人で頑張ってきたんだね。これからは僕もいるし、セリーヌもナリアもいる。だからみんなでがんばっていこうよ。」
「はい!でもいいんでしょうか。私ばっかり幸せになってしまって。聖国にはずっと一緒にいたアスカもいるのに・・・。」
「まあ心配はしてるだろうね。でも、アスカもユーナがいなくなって自由に色々する事ができるんじゃないの?アスカってユーナの事すごい気にしてたじゃん。もうお母さんみたいな感じで。」
「ふふ。たしかにそうですね。私ばっかりにかまわずアスカにも良い出会いがあればいいんですが・・。」
「他の人を気に掛けるなんてユーナはやさしんだね。」
「いえ、アスカはずっと一緒にいたので、姉妹みたいな感じなんです。だから・・・。」
そうして、クリフとユーナは夜遅くまで、お互いの事を話し合った。
「じゃあそろそろ寝ようか。明日もダンジョン攻略が続くからね。」
「はい。あの・・・え~っと、手を繋いで寝てもいいですか?」
「もちろん。」
クリフはユーナと手を握りベッドに進んだ。
「私、男の人と寝るの初めてです・・・。クリフ様暖かいです。」
「僕はユーナで二人目かな・・・一人目はセリーヌだよ。」
「はい。」
そうして、手をつないだまま、二人は眠りについた。もちろんおやすみのキスはクリフからした。
・
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クリフは目を覚ますと、昨日と同じようにユーナの寝顔を見つめていた。
(いつの間にか握ってた手が離れてるな。それにしてもかわいい寝顔だな。セリーヌに続きユーナ、そして今日はナリアと・・・。うれしいけど・・・前世じゃ童貞って訳でもなかったし、この状態が続くのはつらいな・・・。こんなかわいい寝顔横にして何もできないんだもんな。)
ユーナの寝顔を見つめていると、ユーナが目を覚ました。ユーナと目が合うと、ユーナは布団を被った。
そしてそのまま・・・
「おっおはようございます。クリフ様・・・クリフさん。その・・・いつから起きてたんですか?」
「おはようユーナ。30分ぐらい前かな。ずっとユーナの寝顔みてたよ。可愛かった。」
「もう。クリフさんひどいです。起きてたなら起こしてくれたらいいのに。」
「だって気持ちよさそうに寝てるんだもん。起こすのは悪いよ。」
「クリフさんばかりひどいです。私も早く起きてクリフさんの寝顔みたかったです。それにセリーヌから、クリフさんが早く起きて寝顔を見られたって聞いてたので、絶対クリフさんより早く起きようと思ったのに。」
「ごめんごめん。でもいつでも一緒に寝られるんだから次はユーナが先に起きて僕の事起こしてよ。それよりいつまで布団被ってるの?」
「恥ずかしくて目を合わせられないんです。もう少しこのままで・・・。」
ユーナはセリーヌが、クリフに寝顔を見られて恥ずかしかった。と言っていたのを聞いて、クリフより早く起きて寝顔を見ようと思っていた。しかし、早起きすると、クリフは更に早く起きていた。
そのあと、ユーナが落ち着いたので、クリフとユーナはセリーヌとナリアの為に朝ごはんを二人で作った。
二人とも早起きしていたので、まだセリーヌもナリアも起きていなかったのだ。
料理をしながらイチャイチャする姿は、結婚したての新婚夫婦のようだった。
ユーナはクリフと一緒に料理する時間を過ごせた事が、一緒に寝た事以上にうれしかった。
料理が作る終わると、同じタイミングで眠たそうなナリアとセリーヌがダイニングに現れた。
「あれ?もう朝ごはんができてる・・・」
「おはようございます。セリーヌ。ナリア。もう朝ごはんできてますよ。」
「えっ?ユーナと・・・クリフ様が作ったの?・・・二人で?」
「はい。とても楽しい時間を過ごせました。」
「ずっ、ずるいわ。私もクリフ様と一緒に料理したかった・・・」
セリーヌとナリアがほっぺを膨らませ、かわいく拗ねていた。それをクリフがうまく宥めた。宥めたといっても、今後料理はクリフとセリーヌ、ユーナ、ナリアが順番でペアで料理をするようにしただけだ。
クリフ達は朝ごはんを食べて、今日も奈落の底のダンジョンの攻略を始めるのだった。
第201話 ナリアとの夜もやっぱり・・・
奈落の底ダンジョンに入って、昨日はユーナと一昨日はセリーヌと同じベットで寝たクリフ。今日の晩はナリアと一緒になるのはわかってるので、ダンジョン攻略そっちのけで、今後の事を考えていた。
(セリーヌとユーナとは一緒に寝た。けど手は出していない。キスまでしかしていない。たしかにユーナと一緒にした料理は楽しかったし、セリーヌと初めて一緒に寝る事ができてうれしかった。どうもセリーヌ、ユーナ、ナリアの方が僕よりも100倍積極的なんだよな。)
(たしかに僕はこの世界でハーレムを目指した。そして現に婚約者はセリーヌ、ジャンヌ、ソフィア、ユーナ、ナリアと5人もいる。だけど・・・やっぱりハーレム目指すならキスだけで終わるっていうのは無いよな~。だけどどうすればいいんだろ・・・。)
(正直冒険なんかは前世でゲームとか散々やったからよく知ってるけどラノベに出てくるハーレムなんてだいたいこんな感じまでしかないよな・・・。かといってセリーヌとユーナに手をだしてないのにナリアに手を出すわけにもいかないし・・・。どうしたらいいんだろ・・・。は~。異世界テンプレのナビ機能とか始めにねだっておくんだったな。)
「クリフ様。どうしたんですか?」
「ん?いやなんでもないよ。」
「そうですか?何か遠くを見ていたので何かあったのかと思って・・・。」
(危ない危ない。一昨日と昨日の事でそっち系に思考が流れてるぞ。まあそりゃしょうがないよね。セリーヌもユーナもとびきりの美人だし、一緒に寝てて何もしないんだからそういう事考えちゃうよね。は~。このままじゃ僕の身が持たないな。しょうがない。セリーヌ達に見つかったら何言われるかわからないから、ダンジョン中は1人でどうにかしないようにしてたけどこのままじゃどうにかなりそうだ。)
クリフは、異世界にきて初めて焦っていた。今までは婚約者とイチャイチャしつつも一定の距離を保っていたが、ここにきてセリーヌ、ユーナ、ナリアとの距離が急に近づいてどうすれば良いかわからなくなっていたからだ。
(賢者タイムをうまく取り入れてうまく切り抜けないと・・・。でも難しいな。僕って鈍感系主人公じゃないからあまりにそっけない感じになるとそれはそれで、みんなも気にするだろうし・・・。ダンジョンを攻略したら誰かに相談してみよう。)
今日のナリアの事があり、ダンジョン攻略に全く集中できなかったクリフだが、元々の実力が飛びぬけているので、思考は別の所にあってもセリーヌ、ユーナ、ナリアの事はしっかりとサポートしていた。
前日と同じようにセリーヌ達を意識しながらクリフは別行動で下へ降りる階段を探していた。21階層からのジャングルエリアはどの階層も同じような作りをしており、出てくる魔物も一緒だったので、セリーヌ達はドンドン魔物を倒して行った。いやむしろクリフと距離を縮められた事でセリーヌ達はダンジョン攻略を初めてから日に日に動きがよくなっていた。
30階層への階段を見つけたクリフ達はボスの攻略を明日する事にして、夜営を行う事にした。
クリフは恒例のレベルチェックを行う。
セリーヌ・・・レベル52 → レベル58
ユーナ・・・レベル50 → レベル56
ナリア・・・レベル51 → レベル57
今日の晩御飯はクリフとナリアが一緒に作る事になった。ちなみに、料理をしている間にセリーヌとユーナは先にお風呂に向かっていた。
「クリフと一緒に料理するなんて思ってもみなかったわ。」
「僕もだよ。それにしてもナリアも料理できるんだね。」
「もちろんよ。皇女と言っても女性ですからね。料理の一つや二つはたしなみとして常識よ。それよりもクリフは料理がうますぎるわ。」
「はは。まあ料理するのは好きだからね。」
ナリアと楽しくおしゃべりしながら料理を作って行った。セリーヌとユーナがお風呂から出て来たところでみんなで夕食タイムだ。
話題はもちろん・・・
「セリーヌ、ユーナ!今日は私がクリフと一緒に寝るんだけどクリフってどんな感じなの?」
と、クリフがいる前でナリアは昨日と一昨日の晩の事を聞きまくっていた。
(そういうのってコソコソ話すもんじゃないの?そういう話題はやめてほしいんだけど・・・。)
「じゃあ食事も終わったし僕は先にお風呂に入ってくるね。」
空気に耐え切れなくなったクリフは早々に食事を終えてお風呂へと逃げて行った。
「逃げたわね。」
「ナリアがクリフ様の事を根掘り葉掘り聞くからよ。」
「そうですね。私も困りました。クリフさんもずっと黙っていたじゃないですか?」
「ごめんごめん。私も今日はクリフと2人きりだし緊張してるのよ。」
「まあその気持ちはわかりますが・・・。」
「そうですね・・・。」
・
・
・
そして、クリフがお風呂を出て、ナリアがお風呂に入った。お風呂から出たナリアはそのままクリフの部屋に向かう。
「クリフ。入っていい?」
「どうぞ~。」
クリフはナリアを部屋に入れた。部屋に入ったナリアはベットに腰かけた。
「あの・・・その・・・さっきはごめんなさい。」
ナリアは2人きりになるといきなり謝った。
「えっ!?どうしたの?」
「クリフと二人きりになる事を考えると、緊張しちゃって。どうしたらいいかわからなくなってあんな事いっちゃったの。あの後セリーヌにもユーナにも怒られたわ。だから・・・。」
「大丈夫だよ。たしかにちょっと気まずい感じだな~って僕はお風呂に逃げたけど何とも思ってないよ。」
「本当!?」
「うん。だから全然大丈夫。それより今日はナリアの番なんだからナリアの事色々教えてよ。」
それからクリフとナリアは2人でお互いの事を話し合った。セリーヌやユーナといる時と違って2人きりになるとナリアはうまく言葉がしゃべれないのかモジモジしながらゆっくり話していた。
「ナリアって普段の時と今の感じ全然違うんだね。今の方が本当のナリアなの?」
「!?・・・はい・・・普段は強気な性格を装ってます。皇女ってけっこう色んな人と交流があって、隙を見せると色々つけこまれるので。」
「そうなんだ。でも今は僕もセリーヌもユーナも別にナリアに対して何かしようと思ってないから装う必要もないんじゃないの?」
「強気な性格が嫌いな訳じゃないんです。あれはあれで思ってる事を何でも言えるから切り替えながらやっていってるんです。」
「そういう事ね。強気なナリアもいいけど、こっちのおしとやかな感じも新鮮でいいね。」
「!?クリフ・・・。」
(ナリアの意外な一面を知っちゃったな。でもよかった。ちゃんと処理してて・・・。ムラムラしたまま迎えてたらこのギャップはちょっとやばかったかも・・・)
ナリアの意外な一面に驚きつつも深夜までお互いの事を話し合った2人は一気に距離が近づいたのだった。
もちろんおやすみのキスをして同じベットで眠りにつくクリフとナリア。クリフはムラムラを処理していたので、予想以上に興奮する事もなく眠りにつくのだった。
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