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異世界転生にチートは必須だよね 123話

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異世界小説
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異世界転生にチートは必須だよね

気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第123話 ダンジョン合宿開始!!夜の準備も大丈夫!!



 

クリフはSクラス『文』のメンバー達とDランクダンジョンを進んでいた。

Dランクダンジョンは初心者から中級者がよく利用するダンジョンで階層は30階層まである。10階層事に中ボスが出て、30階層には大ボスがいる。

10階層事に転移魔法陣があり、そこから地上に戻る事もできるし、一度登録すると、地上から一気にその場所に転移する事もできる。

クリフは王都に来た頃にこのDランクダンジョンを攻略しているので、10階層、20階層、30階層にそれぞれ転移が可能だ。

今回はメンバーのレベル上げの為、利用はしないが・・・。

「ゴブリンがいるね。数は2体かな。ゴブリンが見えたら魔法で攻撃してみようか。まずはセリーヌとジャンヌでやってみようか。」

「「わかりましたわ。」」

「ファイヤーボール」
「ウォーターボール」

セリーヌは火魔法を使い、ジャンヌは水魔法を使ってゴブリンを攻撃した。

魔法がゴブリンに当たるとゴブリンは消滅した。
「やりましたわ。」
「当たりましたわ。」

「うん。とりあえず魔法で1撃で倒せる間はこんな感じで交代で魔法を使って行こうか。僕が魔物は見つけるから。」

「「「「「はい。」」」」」

それからクリフ達は魔物が現れてもセリーヌ、ジャンヌ、ソフィア、ユウリ、リーネが順番に魔法を使ってすぐに倒して行った。

道中はクリフとジャンヌとソフィアが話しながら進み、それをセリーヌが見つめる。遅れてユウリとリーネが付いてくる。という感じで1日が終了していた。

「よし。5階層まで無事に来れたね。まだ最初だから魔物も強くないし大丈夫そうだね。」

「そうですね。クリフ様が魔物を見つけてくれますし距離もだいぶ離れた場所から魔法を使えるので今の所は安心ですわ。」

「よかった。けっこう魔物を倒したけど疲れてない?」

「「「大丈夫ですわ。」」」
セリーヌ、ユウリ、リーネは大丈夫のようだ。

「魔力の方はMPポーションを飲みながらでしたので大丈夫でしたが一日歩きっぱなしで体力的に疲れましたわ。」
「同じくです。」
ジャンヌとソフィアは一日中ダンジョンを探索する。という事が今までなかったので体力が限界のようだった。

クリフはエリアヒールを使って、メンバーの体力を回復した。

しかし、体力が回復しても一日中ダンジョンを歩いた事による精神的な疲労は簡単に取れるモノじゃなかった。

「とりあえず目標の5階層まできたし、アリス達と合流しようか?転移で移動するから僕に掴まってくれるかな?」

クリフの言葉を聞いたメンバーは我先にとクリフに抱き着く。

セリーヌは真っ先にクリフと手をつなぐ。
ジャンヌはもう片方の腕に掴まる。
ソフィアは後ろからクリフに抱き着く。

ユウリとリーネはその光景を眺めていた。

「え~っと・・・・そんなガッツリ捕まらなくても僕に触れていれば一緒に転移はできるんだけど・・・」

「わかってますわ。わざとですもの!!」
「私もー」

(セリーヌはわかるけどジャンヌもソフィアもこんなに積極的だったか?まあこの腕の感触と背中に感じる感触はうれしい限りなんだけど・・・。ってダメだダメだ。こんな顔セリーヌに見られたら・・・)

ふと手をつなぐセリーヌを見ると・・・セリーヌは無表情になっていた。

(遅かった・・・セリーヌ怒ってるよ・・・。セリーヌを優先しながら他の女性とも仲良くなる・・・。は~っ。ハーレムって思ってたより大変だな・・・。もっと簡単で楽しいものだと思ってたけど・・・)

「それじゃ。ユウリとリーネが捕まれないから軽く触るだけにしてくれるかな?」

「しょうがないですわね。」
「は~い。」

全員がクリフに触れた所でクリフは転移を発動した。
現れた場所はスイム達のいる所だ。

「スイム達も5階層にいるのがわかったから転移してきたよ。こっちはだいぶ魔物を倒したから今日はここで終わろうと思ってるんだけど?」

「マスター!!こっちもそろそろ念話しようと思ってました。はい。スイムの所も順調に魔物を倒しましたよ。と言ってもまだ5階層ですからそんなに苦労はしてないですよ。」

「だよな。でも無事でよかった。一緒に夜営の準備をしてくれるか?」
「まかせてください。」

クリフはスイムと一緒に夜営の準備を始めた。まず、アイテムボックスから大きなコテージを二つ出した。テントなどを張って夜を過ごすと思ってたメンバー達は大いに驚いていた。

「とりあえずコテージの中は食事ができるダイニングと寝る部屋がちゃんとあるから使ってね。あっ!あとお風呂もちゃんとあるから。ここは安全エリアだから見張りとかも必要ないし、疲れを残さないようにゆっくり休んでね。」

「本当!!??」

主にお風呂の所で女性陣が声を大にして喜んだ。

(コテージを持ってきて正解だったな。ちょっと普通のダンジョン攻略とは違うけどセリーヌは王族だし、ジャンヌは公爵令嬢だし、ソフィアは侯爵令嬢、他にも貴族令嬢が多いからこれぐらいはしておかないと後で親に怒られそうだもんね。)

おそるおそるメンバー達はコテージに入っていく。

「すごーい!!本当にダイニングも寝室もお風呂もある!!外から見るとそんなに広くなさそうだったのにどうして???」

「コテージの中は空間魔法で広くしてるんだよ。だから見た目以上に広いでしょ!!」
(テントや馬車なんかに入ったら中がすごく広い!!ってテンプレでしょ!)

豪華な食事、快適な寝床があったのでSクラスのメンバーはこれぞ合宿だ!といわんばかりにトランプやガールズトークをして盛り上がっていた。

「楽しんでる所悪いけど明日からもダンジョン攻略は続くからそろそろ寝ようか?」
「あっ!?ダンジョンにいる事忘れてた!!」
「「「「たしかに!!」」」」

(ふ~。楽しんでくれてるからよかったよ。明日からもがんばろう!!そして無事攻略できたら・・・ふふふ。)

楽しい楽しいダンジョン合宿は無事初日を終えたのだった。

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