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異世界転生にチートは必須だよね 第178話 一つ目の証拠を押さえた!!

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異世界小説
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小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★

気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第178話 一つ目の証拠を押さえた!!

銀の祝福亭でグランとセリーヌ達を待っていると、クリフ以外の全員が一緒に銀の祝福亭に戻ってきた。

「一緒だったの?」

「ええ。別々に行動してたんだけど、街中でバッタリ会ったのよ。そこからは一緒に行動してたの。」

「それって・・・」

「ええ。詳しくは部屋で話すわ。」

クリフ達はクリフの部屋に入り、テーブルを囲む。

全員が席についた所でグランが話始めた。

「我は今日、眷属達を使って聖都の街中を調べたのじゃ。邪神の痕跡がどこにあってそれがどうつながってるかを調べるためじゃ。」

「そういや~。グランの眷属って赤いスライムだよね。街中でスライムって騒ぎにならなかったの?」

「マスターは知らなかったのぉ。我の眷属達はな・・・・姿を変えれるのじゃ。」

そういって、グランは目の前に1体の赤いスライムを出した。

(スライムだからな。グランみたいな人に変わるのだろうか・・・。テンプレなら僕と同じ姿になったりして・・・)

注意深く赤いスライムを見ていると、赤いスライムは徐々に色が変わっていき、最終的には見えなくなった。なんと色が透明に変わったのだ。

「見えなくなった!?」

「うむ。色を変えたんじゃ。どうじゃ?これなら街中に我の眷属達がいても目立たぬじゃろう?」

「そうだね。姿を変えれるって言ったからてっきり、僕とかセリーヌの姿になるのかと思ったよ。」

「それは人化じゃからな。形を人型にする事はできるが、マスターとそっくりの人間を真似る事はむずかしいのぉ。」

「なるほどね。それで街中を調べてくれたんだね。結果はどうだったの?」

「うむ。邪神の痕跡は至る所にあった。そこまで濃い所はなかったのじゃが、聖都全域には広がっておった。」

「そこまで・・・」

「それでその後は、痕跡が濃いところを直接調べてみようと思って出向いたら、セリーヌ達がおったのじゃ。」

「クリフ様。私達はイマデア枢機卿に昨日の事を書いた手紙を渡した後はカイロンとケイロンの事を調べていました。そして、一応拠点がどこにあるかわかったので拠点に行ってみたんです。」

「それは・・・大丈夫だったの?」

「安心してクリフ。私たちは拠点の場所を確かめる為に行ったんであって、直接話をするつもりはなかったわ。」

「それで、カイロンとケイロンの拠点は同じ場所にありました。双子なので、同じ所で仕事をしているのでしょう。どんな人物が出入りしているのか近くのカフェでお茶をしながら見ていたら、グランが現れたんですわ。」

「それってつまり・・・」

「うん。カイロンとケイロンは邪神となにかしらのつながりがあるって事。もしかして昨日クリフ君の事探っていたのもその二人かも。」

「グローヌ教皇、邪神、枢機卿、カイロン、ケイロン・・・」

色々な事がつながってくる気がして、クリフは頭の中で今回の事を整理した。

(邪神の手伝いをしているカイロンとケイロンが次の枢機卿に選ばれる。街中に邪神の影響が蔓延してるって事からも、投票では何かしらカイロンとケイロンに票が集まるようになってるはずだ。そして、カイロンとケイロンはグローヌ恐慌派閥・・・)

「それよりもクリフの方はどうだったの?聖なる塔の中には入れたの?」

「ああ。それがね・・・」

クリフは門番が立っていて中に入れなかった事。その門番は最近立つようになった事をジャンヌ達に伝えた。

「それって中に誰かがいるって決まったようなもんじゃない?」

「だよね。だから今日は中に入らずに帰ってきたんだ。」

「クリフ君!!それならずっと聖なる塔を見張ってれば誰が入ってるかわかるんじゃない?それにそこって教皇しか入れないのよね?他の人が入る所を写真機で撮影すれば証拠になるんじゃないかな。」

「写真機!?この世界ってカメラがあるの?」

「カメラ?」

(やべっ!!転生して事はだれも知らないんだった。)

クリフは咄嗟にごまかした。

「写真機って魔道具だよね?そんなの持ってきてないよ。」

「ふふふ~ん。本当私たちって運が良いわ。イマデア枢機卿が今日、写真機を貸してくれたの。何か調べるなら使いなさいって。」

(マジか~。なんてタイミングだ・・・これこそご都合主義!)

「聖なる塔にカイロンかケイロン、他の枢機卿が単独で入るところを撮影出来たら、枢機卿投票で、枢機卿から外すことができる。これはでかい。」

「もしかしたイマデア枢機卿もその辺の情報を持ってたのかもしれないわね。」

「じゃあしばらく僕とグランが聖なる塔を見張ってみるよ。」

「私達はどうしたらいいのですか?」

「セリーヌ達はイマデア枢機卿と情報を共有して、イマデア枢機卿を手伝ってあげて。」

「わかったわ。」

(これで一つ、決定的な証拠ができそうだな。だけど、教皇を失脚させるにはまだちょっと弱い・・・。やっぱり聖なる塔には一度は行ってみる必要がありそうだな。)

そして、聖なる塔を監視すること3日・・・

見事クリフはカイロンとケイロンが聖なる塔に入る所を撮影することに成功するのだった。

だが、カイロンとケイロンが入った以外は教皇や邪神の信者など、他の人が出入りする事はなかった。

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
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よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかったを読む

『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

  1. 第1章 ゲーム世界に転生した!?
  2. 第2章 ゲームの流れに沿って行動しよう
  3. 第3章 勇者とは別行動だ!!
  4. 第4章 主人公として

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