小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
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第220話 奈落の底ダンジョン最下層
クリフ達はパインと別れたあと、91階層から先を順調に攻略していった。それもそのはず90階層まで攻略したクリフ達のレベルは、
クリフ950
セリーヌ400
ユーナ400
ナリア400
までレベルを上げていた。90階層に挑むまでは350レベルだったのに、91階層で再度見てみると50もレベルが上がっていたのだ。
これは、クリフとパインの戦いの経験値がセリーヌ達にも入ったからだ。4人の持つ指輪に付与された感覚共有の効果によるものだ。
クリフ達は、迷う事なく91階層、92階層と着々と100階層の最下層に向けて進んで行った。
今日は96階層へ降りる階段を見つけるまで攻略を進めようと話していたクリフに、不意に念話が入った。
『マスター大変大変。』
パインの元にいるはずのエバからの念話だ。
『どうしたのエバ?』
『今魔族達が90階層を突破したよ。』
『えっ!?』
「どうしたんですかクリフ様?」
「いや今、エバから念話が入って、魔族達が90階層を突破したらしい。」
「ちょっと!それ本当なのクリフ?すぐ後ろまで迫ってるじゃない?パインは負けちゃったの?」
『エバ?パインは無事なのか?』
『はい。パイン坊は無事です。元々パイン坊はあそこの管理人です。死ぬことはありませんので、』
『でもよくパインを倒せたね?』
『90階層に来た魔族は5人でした。パイン坊がコピーのスキルを使っても5対1は分が悪かったえですね。』
『なるほどね。』
「ナリア。パインは無事みたいだから安心して。それと、魔族は5人みたいだ。」
「そう。パインが無事ならよかったわ。」
『それでパイン坊からの伝言です。もたもたしてると追い付かれるぞ。急いでダンジョンを攻略しろ。です。』
『わかった。ありがとうエバ。』
「みんな。先を急ごう魔族達に先を越されないようにしないと。」
(予想以上に魔族のスピードが速いな。5人も来てるのも予想外だ。けっこう強いやつらが来てるのか?俺達が今95階層だから魔族達との差は4階層分。ギリギリ先に攻略できるか・・・)
クリフ達は、休憩を少なくし、95階層の攻略を終えたり休む事にしていたが、予定を変更し、行けるところまで行く事にした。
レベリングなどの無駄な時間を使っている暇はないと、先に先に進んで行く。96階層への階段を見つけたので更に攻略を進めようとクリフが先頭をきって階段を降りようとした時にセリーヌが待ったをかけた。
「クリフ様。今思ったんですが、下に降りる階段を土で防げば魔族達は追って来れないのではないでしょうか?」
「たしかに!?セリーヌナイス。それはおもしろいね。しかも周りと同じように偽装できたら下への階段がわからず、魔族達を足止めできるかも。早速やってみようか。」
「でもクリフさん。下に降りる階段を塞いじゃったら私達も下に降りられないですよ?」
「あっ!?たしかに・・・それだと階段を降りてから穴を塞ぐ感じになるか・・・それだと丸わかりだよね?」
「はい。」
「なら塞ぐのはやめて、先を急ごうか。」
「すいません。クリフ様・・・」
「セリーヌが謝る事ないよ。それに、気になる事があったらドンドン言ってよ。俺一人で考えるよりみんなが意見を出し合った方が良い案がきっと出ると思うしね。」
「はい。」
その後、96階層を進み97階層への階段を見つけた所で、一度休憩する事にした。夜営中に魔族が襲ってくる可能性がある為、交代で見張りもする事にした。魔族が襲ってくるとセリーヌ達じゃ対応できないかもしれないから、クリフ一人かセリーヌ、ユーナ、ナリアの三人が交代で見張りを行った。
一夜明けても魔族達は襲って来なかった。夜営の間ももしかしたら魔族達はダンジョンを進んでいるかもしれないと思ったクリフ達は、今日中に最下層まで進む事を決めて朝早く行動を開始した。
98階層への階段を朝早く見つける事ができたので、98階層、99階層と進み、100階層への階段を発見した。
「100階層への階段を見つけたわ。」
「ああ。魔族達より先に攻略できそうだな。」
「クリフ様。早速降りましょう。」
クリフ達は100階層への階段を降りていく。するとそこは・・・
真っ白い空間で、真ん中には椅子に座る子供が、そして子供の後ろには黒い球が宙に浮かんでいた。
「ようこそ試練のダンジョン最下層へ。創造神の加護を持つクリフ君とその仲間達だね。僕の名前はキューブ。遊戯神キューブだよ。」
「「「遊戯神キューブ様。」」」
「創造神のじいちゃんから聞いてるよ。魔王の核を取りに来たんでしょ?」
「はい。なので最下層の試練があるなら初めてもらえますか?後ろから魔族が迫ってきていて時間がないんです。」
「そうだよね。でも・・・ダメだよ。僕は創造神のじいちゃんと違って依怙贔屓はしないんだ。僕にとっては人間も魔族もこの世界で生きる生物だからね。ちょうど最下層の試練をどうしようか考えていた所だから魔族達が来るまで待ってて。一緒にした方が面白そうだから。」
魔族に先を越されないように急いで最下層に来たクリフ達だが、遊戯神キューブから伝えらてた内容は、魔族を待つという衝撃の内容だった・・・
第221話 ダンジョン最下層の試練は・・・
魔族よりも先に奈落の底ダンジョンの最下層へと辿りついたクリフ達。そこには、このダンジョンを管理している遊戯神キューブがいた。キューブは子供の姿をしていた。
魔王の核を手に入れる為に、キューブに100階層の試練を尋ねた所・・・もうすぐ魔族達がここに来るから待つように言われたのだった。
「えっ!?魔族が来るまで待つんですか?」
「そうだよ~。折角だし魔族も含めて試練を出す事にしたんだ。クリフ君には悪いけど、クリフ君達と魔族君達には同時に試練を受けてもらって、成績が良かった方に魔王の核を渡す事になるかな。」
「そんな!?」
(まじか~。折角魔族より先に来たのにそりゃないだろ・・・。どんな試練なんだ?負ける訳にはいかいし・・・)
「キューブ様?私達は魔族より先にこの最下層に来ました。その分は考慮して頂けるんでしょうか?」
「う~ん。どうしよっかな~。まあその辺は考えておくよ。」
「クリフ様。どうしましょうか?」
「神様が言うなら従うしかないね。とりあえず魔族達がくるまで休憩しよう。少しでも有利な状況に持って行きたいからね。」
「そうですね。急いでここまで来ましたから休んで体力を回復した方がよさそうですね。」
「キューブ様。魔族達が来るまで俺達はここで休んでていいんでしょうか?」
「かまわないよ。魔族君達は今97階層にいるから、もうすぐここに来ると思うよ。魔族達が来たら呼ぶからゆっくりしててよ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
そして待つこと2時間・・・
魔族達が100階層へとたどり着いた。
「フォルカス様。ここが最下層です。見てくださいあの黒い球。あれがきっと魔王様の核だと思います。」
「おお。でかしたサイレン。早速取って来い。」
魔族達は子供の後ろにある宙に浮く黒い球を取ろうと歩き出す。
だが・・・
「ダメだよ~。試練も受けずに報酬だけ受け取るなんてありえないよね。」
サイレンと呼ばれた魔族はキューブにより吹き飛ばされた。
「何をする?お前は何者だ?」
「僕はこのダンジョンの管理者、遊戯神のキューブだよ。魔族君達遅いよ~。僕もクリフ君達も君たちの到着を待ってたんだよ。さあ早速始めようか。最終試練を。」
・
・
・
遊戯神キューブに呼ばれコテージから外に出たクリフ達。そこには遊戯神キューブの他に5人の魔族がいた。
「あれが魔族・・・。」
「俺達ならどんな試練が来ても大丈夫だよ。自身を持って行こう。」
「「「はい。」」」
「さあクリフ君達もフォルカス君達も集まって集まって~。試練を始めるよ。」
キューブの声にクリフ達、魔族達ともに集まる。
「それでどんな試練なんだ?俺は早く魔王様の核を魔王様に届けなきゃいけないんだ。こんな所で遊んでる暇はないんだ。」
「フォルカス君は相変わらず態度が悪いね。僕に逆らったっていい事ないよ?問答無用でクリフ君達に魔王の核を渡す事だってできるんだからね。」
「けっ!!」
クリフ達は魔族達がキューブの言う事に大人しく従っている事を不思議に思っていたが、キューブからの話によると、クリフ達がコテージから出る前に、魔族達はキューブに手痛くやられているらしい。それもあって、魔族達はキューブの言う事におとなしく従っていた。
「キューブ様。それで試練はどんな事をするんでしょうか?」
「うんうん。それはね~・・・クリフ君達とフォルカス君達で1対1の試合をしてもらって3勝した方が勝ちの団体試合をしようと思ってるよ。わかりやすいでしょ?」
(1対1の試合・・・先に3勝って事は勝ち抜き戦ではない。魔族が5人に対して俺達は4人しかいない。俺が2回戦っていいのか?)
「キューブ様。俺達は4人しかいないんですが、一人が2回戦ってもいいんでしょうか?」
「かまわないよ。」
「いやいやそれは不公平だろ。一番強いやつが2回出てきたら不公平じゃねぇか!4人しかいないならその分は俺達の不戦勝だろ!」
「う~ん・・・どうしようかな~。」
『キューブ様、キューブ様聞こえますか?』
『うん聞こえるよ。どうしたのパイン君?』
『エバからそちらの状況は聞きました。どうでしょう?クリフ側に俺が助っ人として参加するのは?』
『なるほど。それはおもしろそうだね。魔族君達のクレームにも対応できるしそうしよっか。じゃあここに呼ぶよ~。』
キューブが手をかざすと、そこにパインが現れた。
「「「「パイン!?」」」」
「よお。さっきぶりだな。話はエバを通じて聞いていたよ。キューブ様には許可をもらったんだ。俺もクリフ達側で参加するぜ。」
(パインが参加してくれるなら助かるな。最悪1敗からのスタートも可能性があったっぽいし。)
「これで5対5になったから問題ないよね。それじゃ1時間後には開始するからお互い順番を決めといてね。僕は戦うスペースを作ってるから。」
そういって、キューブは離れて行った。その場に残されるクリフ達と魔族達。お互い一言もしゃべらず離れていく。
「さて大変な事になったなクリフ。どうする?」
「そうだね。どんな順番にするか迷う所だけど、パインは魔族達と戦ったんだよね?その辺を教えてもらっていい?」
「ああまかせろ。」
そうして、遊戯神キューブにより魔族達と試合をする事になったクリフ達は、団体戦に向けて話し合うのだった。
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