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異世界転生にチートは必須だよね 第8章 クリフ一家と領地改革!? 第232話&第233話

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異世界小説
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新作公開しました。
勇者に魔王を倒させろ!!
よろしくお願いします。

気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第232話 嫁は全部で6人!必要なモノを準備しよう

「「「「「おめでとう!!」」」」」

そう言って、ドアが盛大に開いた。

「「えっ!?」」

クリフとグランは驚きとともに、開いたドアの方を見る。するとそこには、セリーヌ、ユーナ、ナリア、ジャンヌ、ソフィアの5人がぞろぞろと入ってきた。

「「「「おめでとうグラン。」」」」

「よかったねグラン。」

「え~っとどういう事?」

クリフは困惑しながら、ユーナに尋ねた。

「クリフさん。グランの事はずっとわかってたでしょ?だからクリフさんとグランを二人っきりにしようと決めて先ほど実行したんです。」

(なるほど。たしかにユーナに言われなかったらグランの所に行かなかったよな。だけど・・・)

「え~っと・・・話はわかったけど、出てくるのが早いというか・・・まだ返事をもらってないんだけど・・・」

「「「「「えっ!?」」」」」

「う、うむ・・・あ、その、マスターよ。よろしく頼むのじゃ。」

「「「「「グラン!!」」」」」

「みなありがとうなのじゃ。我は今まで結婚などしたいとも思った事がなかったのだが、皆に言われて決心がついたのじゃ。皆よろしく頼む。」

「こちらこそだわ。グラン。一緒にクリフ様を支えていきましょ。」

こうして、クリフの嫁はグランを加えて6人になった。結婚が決まったグランはセリーヌ達に連れていかれたので、残されたクリフはグランの部屋から出て自分の部屋へと向かった。

「ふ~。あっという間だったな。まさかユーナ達が掌の上だったとは・・・。まあ尻に敷かれてるのはしょうがないし、俺も積極的な方じゃないから助かるけど・・・。だけど、まかせるばっかりって言うのはダメだよな~。何かサプライズで俺ができる事ってあるかな~。」

クリフは前世で結婚をした事はないが、CMやテレビでは結婚番組を見た事を思い出していた。

「結婚式か~・・・指輪とかドレスとかだよな~。こっちの世界の結婚式ってドレスとか指輪もあるけど、それを特別なモノにするっていうのが無難かな。だけど指輪か~・・・アイリーン様にもらった指輪をみんな付けてるもんな~・・・。それとは別に用意する必要があるけど、特別感って言うと難しいよな~。」

クリフはセリーヌ達に特別な結婚指輪とドレスを作る事に決めた。どちらもイメージはあるのだが、素材がないと作る事は出来ない。逆に言えば素材さえ準備できればクリフの創造魔法で指輪とドレスを作る事は可能だった。

とすれば後は素材だ。指輪の素材は宝石と金属。ドレスの素材は絹などの糸だろう。クリフはそこまでは考えついたがどんな宝石がいいのか?どんな金属が良いのか?ドレスに使う素材は?など、どれだけ考えても知識がクリフにはそれ以上進展させる事ができなかった。

「ダメだ。これ以上は進まない。どうしよ・・・。誰かに相談するのがいいだろうけど、誰に相談するのがいいかな?う~ん・・・マッシュなら何か知ってるかな?それか兄さん?パインに聞いてみようか?だけど、そこからセリーヌ達にバレる可能性は少なからずあるよな。できれば誰にも知られずにサプライズで作りたいけど・・・」

クリフは一人、部屋であ~でもない。こ~でもない。と延々に悩んでいた。そして・・・

「そうだ!神様なら良い案を出してくれるかもしれない。それに神様なら他の人にバレる可能性もないだろうし。」

相談者を決めたクリフは部屋を出て、教会へ向かった。エターレインの教会は聖女ユーナがいるという事で、他の町に負けないほど豪華なつくりになっていた。クリフは祈りの間に向かい神様に祈った。

すると・・・

「久々に来たな。この神様の空間。って誰もいないのかな・・・」

久々に真っ白い空間に来たクリフだが、いつもは畳にコタツにミカンって感じで神々がいるのだが、見渡す限り真っ白な空間で神の姿はなかった。

「ありゃ?どういう事だ?どこにもいないぞ・・・」

クリフは神々を探して白い空間を飛び回るが、飛べども飛べどもただただ真っ白い空間が続くだけだった。

「どうしよ?折角来たのに誰もいないなんて・・・。てか何で誰もいないんだろ??」

真っ白い空間が続くだけで移動しているかどうかもわからなかったので、一度立ち止まり神様の気配を探った。

すると・・・

「誰かと思えばクリフ君じゃないか。どうしたんじゃ?」

目の前に創造神が現れた。

「あっ、お久しぶりです創造神様。え〜っと相談があったので、教会でお祈りしてここに来たんですが誰も居なくて探してたんです。」

「ふむ・・・という事は誰が読んで訳でもないのに此処に来れたと言う事じゃのう。ふむふむなるほど。クリフ君ならありえるか。」

「不味かったですか?」

「いやいやそんな事はないぞ。クリフ君ならいつでも大歓迎じゃ。それより今は3人でお茶してたんじゃ。クリフ君も来るといい。」

創造神はクリフの手を取り移動した。移動した先にはよく見る畳にコタツ、ミカンが置かれていて、そこには豊穣神アイリーンと、遊戯神キューブが談笑していた。

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第233話 世界に一つだけの指輪

結婚式に向けて、セリーヌ達の為に指輪とドレスを作る事を決めたクリフは、素材の事を相談する為、創造神の元を訪れていた。そしてそこには、創造神、豊穣神、遊戯神の3人がいたのだった。

「クリフ君じゃないか。久しぶりだね。じゃあ神界への不法侵入者ってクリフ君の事だったんだね。」

「不法侵入?」

「ふぉっふぉっふぉっ。そうじゃ。3人で談笑してる所に神界への侵入を感知したので儂が見に行ったという訳じゃ。するとクリフ君がいたって所じゃの。」

(なるほど、あの時神様の気配を探ろうとして魔力を放出したからその時だな。それにしても不法侵入って・・・いつものように教会でお祈りしただけなんだけど・・・)

「不思議そうな顔しておるの?じゃがクリフ君。本来儂たち神が呼ばなければここへ来る事はできんじゃ。現に今までも儂らがクリフ君をここへ呼んだ時だけこれたはずじゃ。」

「たしかに・・・そう言えばそうですね。」

「じゃが今回、儂らは誰もクリフ君を呼んでおらん。にも拘わらずここへ来れた。それはクリフ君。お主が神格化してきている証拠じゃ。」

「神格化!?」

「まあクリフさんの強さならあり得ますね。」

(神格化ってまじか・・・。いやまあステータスの称号は『人族ではないかもしれません』だったけど・・・。えっ・・・ステータスが『神様になったかもしれません。』に変わってるんだけど・・・。何で?)

「驚く事でもないじゃろ。クリフ君はこの世界の主要な大陸の王族を嫁に持ってハーレムを築いており、今代の勇者で、異世界のグラトニースライムまでも手なずけておる。現にクリフ君は、神達の中でもすでに上位の能力を持っておるぞ。」

(まじか!?あまり考えない様にしてたけど、実際そうだよね。レベルももうすぐ1000に行くし創造魔法で何でもできるし、称号にあるチート野郎、ハーレム野郎がピッタリ合うよね。野郎って言うのが気になる所だけど、客観的に見てもそう思うから仕方ないか・・・)

「状況はわかりました。今後は気を付けます。」

「そうじゃな。ここに来るときは儂に念話を送ってくれ。今のクリフ君なら儂への念話も可能じゃろう。」

「わかりました。」

(そうか。教会で創造神様に念話を先に送ればよかったんだ。創造神様の所へって思いながらお祈りしてたから、それが失敗だったんだな。)

「それで今日はどうしたんじゃ?」

「はい。実は無事にセリーヌ達と結婚する事になりまして、以前アイリーン様から念話できる指輪を頂いたんですが、俺自身からみんなに指輪とドレスを贈りたいと思ってるんです。指輪は宝石と鉱石とか金属があれば魔法で作れると思いますし、ドレスもイメージはあるので、後は絹とかの素材があれば作れると思うんです。それでせっかくなんで、特別な素材があればそれを使いたいと思いまして。何か良い素材について知らないか相談に来たんです。」

「なるほどのぉ~。儂はその辺はさっぱりじゃが指輪の素材はオリハルコンとかが良いのかのぉ~。」

「私が上げた指輪がオリハルコンを使ってるわよ。オリハルコンだってかなり希少な金属よ。それ以上となると・・・ヒヒイロカネとかかしら?」

(お~。オリハルコンにヒヒイロカネだ!!さすが異世界。聞いた事あるヤツだ。オリハルコンとヒヒイロカネならヒヒイロカネの方が希少なのか・・・なら指輪のメインはヒヒイロカネで決まりだな。後はどこにあるかだな。)

「この世界で一番希少な金属がヒヒイロカネなんですか?それなら是非それを使いたいです。アイリーン様、ヒヒイロカネってどこにあるか知ってますか?」

「ごめんなさい。わからないわ。オリハルコンなら神界になじみがあるから用意できるんだけど・・・」

(なるほど・・・知らないっと・・・まじか~。まあしょうがないか。さすがにすぐに見つかってスムーズに進むとは思ってはなかったよ。大丈夫。まだ想定内だ。)

「あと宝石を埋め込んで特別感を出したいんですが、希少な宝石についてはご存じですか?」

「そうね~。ダイヤモンド、サファイア、ルビー、ガーネットどれも希少だけど、特別に希少な宝石って言われるとね~・・・」

「あれはどうじゃ?七色に光るレインボージュエルは?」

「じっちゃん。レインボージュエルなんてどこにあるんだよ?聞いた事はあるけど僕は見た事もないよ。」

「そうね。創造神様。私も聞いた事はありますが実物は見た事ありません。本当に存在するんですか?」

「うむ。レインボージュエルは珍しいが存在はしておる。じゃがクリフ君が今いる世界ではどこを探しても見つける事はできんじゃろう。」

「えっ!?そうなんですか?」

「うむ。今は無き存在という事じゃ。」

「そうですか・・・」

「じゃがクリフ君。手に入れる方法がないわけでもない。」

「本当ですか!?」

「うむ。それはな・・・。ダンジョンの攻略報酬として手に入れる事じゃ。」

「攻略報酬?」

「あっそうか!!じいちゃん、僕にもわかったよ。存在するならそれでいけそうだね。」

「先日、クリフ君が攻略した奈落の底ダンジョンでキューブが攻略報酬を聞いてきたじゃろ?ダンジョンは注いだ魔力でどんなモノも作り出す事ができるのじゃ。そして、丁度タイミング良くキューブが新しいダンジョンを作っておってな。」

「なるほど。じいちゃんナイスアイデア。丁度試運転をどうしようかと思ってたんだよね。クリフ君が挑戦してくれるならありがたいよ。」

「そうじゃろ。それにそれならヒヒイロカネも一緒に手に入れる事もできるじゃろ?」

「うん。クリフ君のお嫁さんの指輪の金属分と宝石だよね。量も少ないし、それぐらいなら攻略報酬でなんとかなるよ。」

(なんかトントンと話しが進んで行ってるが、要はキューブ様が新しく作ったダンジョンに挑戦して、クリアすれば攻略報酬としてヒヒイロカネとレインボージュエルを貰えるって事だな。うん。わかりやすくていいな。この前ダンジョン攻略したばっかりだけどキューブ様もう新しいダンジョン作ったんだ。早いすぎじゃない?)

「わかりました。キューブ様、そのダンジョン是非挑戦させてください。」

そうして、クリフは世界に一つだけの指輪を作る為に遊戯神キューブが作った新しいダンジョンに挑戦するのだった。

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第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
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