小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
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第170話 イマデア枢機卿と会談!!
イマデア枢機卿に会ったクリフはインビジブルを発動したまま、銀の祝福亭に戻っていた。
(イマデア枢機卿とは無事に会えた。夜に話ができる事になったけど、さて何人で行くべきか??僕一人で行くべきか?全員で行った方が今後の打合せはしやすいけど、全員が宿から出て、フロッグ亭に行くのはさすがに人目につくよな・・・)
銀の祝福亭に戻ったクリフを、セリーヌ、ジャンヌ、ソフィア、グラン、スイム、クインの全員が出迎えた。
「おかえりクリフ。どうだった?」
「うん。無事にイマデア枢機卿とコンタクト取れたよ。」
「本当!?よかったわ。」
「うん。でもイマデア枢機卿の周りにスパイとか教皇側の人間がいるかもしれないと思ったから直接は会ってないんだ。イマデア枢機卿の屋敷の周りにも監視してる人がたくさんいたから念のためにね。」
「クリフ様はイマデア枢機卿と会わずにどうやってコンタクトを取ったんですか?」
「マスターは念話を使ったんじゃろ?相手の魔力が分かれば初見でも近距離なら念話は可能じゃからな。」
「セリーヌ。グランの言う通り念話を使ったんだ。うまくいくかはわからなかったけどやってみたら成功したって感じだね。」
「さすがクリフ君。でユーナの事は聞けたの?」
「いや、さすがに直接会って話をした訳じゃないからそこまではまだ聞いてないんだ。今日の夜、8時にフロッグ亭って所で会おうって話になって、その約束をしたから一度宿に戻ってきたんだ。」
「そうなんですね。クリフ様?夜のイマデア枢機卿との話し合いは全員で行くんですか?」
「そこをどうしようか迷ってるんだよ。銀の祝福亭の周りにも何人か僕達の事を見張ってる人がいたからね。全員で出ていくのは危ないと思うんだ。」
「たしかにクリフの言う通りね。今はまだ教皇側もこちらを探ってる段階だろうし、私達と教皇の一番の敵であるイマデア枢機卿が会うのがバレるのは危険ね。」
「ジャンヌもそう思うだろ?だけど僕一人よりは何人かで言った方が向こうとの話し合いもスムーズに行くとは思うんだよな~。」
クリフ達はフロッグ亭に行くメンバーを話し合った。
「そうじゃな。マスターと我は姿を消して移動する事ができるから誰にもバレずにそのフロッグ亭に行く事は可能じゃ。我の魔法なら1人ぐらいは同じように姿を消す事ができるから向かうのは3人がいいじゃろ?」
「わかった。じゃあ僕とグランと、後は・・・」
「私が行くわ。」
「ジャンヌ!?」
「私はイマデア枢機卿と会った事があるわ。父とも面識があると思うし、私が一緒に行くのが一番よ。」
「ジャンヌか・・・そうだね。ユーティリア公爵と聖国のつながりを考えるとそれがベストかも。よし、じゃあその3人でフロッグ亭に向かおう。セリーヌとソフィアは宿から出ないようにね。夜襲撃される可能性もあるし・・・スイム、クイン!2人を頼んだよ。」
「「はい。まかせてください。」」
「ジャンヌ。気を付けてね。」
「わかってるわ。」
「クリフ君。ジャンヌをお願いね。」
「うん。ソフィアも気を付けてね。」
こうしてフロッグ亭に向かうメンバーが決まったクリフ達は夜を待って、クリフ、ジャンヌ、グランの3人でフロッグ亭に向かうのだった。
「ここがフロッグ亭か。じゃあ入ろうか。」
クリフ達は8時丁度にフロッグ亭に入った。フロッグ亭に入ると中には食事を楽しむ人だかりになっていた。
「賑わってるな~。イマデア枢機卿はどこだろ?」
「奥じゃないかしら?多分個室かなんかがあるんでしょ?さすがにここで話はできないと思うわ。」
「マスターよ。その者の魔力を覚えておるじゃろ?どこにいるかわからんか?」
「あっ!?たしかにそうだね。」
クリフはイマデア枢機卿の魔力を探った。
「いた。ジャンヌの言う通り奥にいるみたいだ。僕達の姿は消えてるけど、この人だかりじゃいつバレるかわからないからイマデア枢機卿のいる所に向かおう。」
イマデア枢機卿の魔力を頼りに奥に進むと、一番奥の個室の中からイマデア枢機卿の魔力を感じた。
「この中だね。でもイマデア枢機卿以外にも2人いるみたいだよ。」
「ここにいるって事は味方なんでしょ。さすがに姿を隠したまま入る訳にはいかないわ。クリフ!ノックしてきたことを伝えましょ。」
クリフは部屋の扉をノックした。
「誰だ?」
「クリフです。」
クリフが答えるとドアが開いた。
部屋に入ると、テーブルの一番奥にイマデア枢機卿と思われる人物が座っており、その隣と、更にその隣にも人が座っていた。
「よく来てくれた。座ってくれ。」
「はい。ありがとうございます。」
そういってクリフ、ジャンヌ、グランの3人は空いている席に座った。
「今日は私と仲の良い友人達で食事をしている事になっている。君がクリフ君か。頭の中に声が聞こえた時は驚いたが、ユーナがクリフ君はすごい!っていつも言ってたから冷静に対処できたよ。」
「あの時はありがとうございました。屋敷の周りを見張ってる人が多かったので、ばれない様にああいった形を取らせて頂きました。ここに来るのも誰にもバレずに来ています。」
「さすが王国の英雄だな。」
「イマデア枢機卿。お久しぶりでございます。ジャンヌ・ユーティリアでございます。いつも父がお世話になっております。」
「おお!!ジャンヌ嬢は久しぶりだな。ユーティリア公爵とは日頃から仲良くしてもらってるよ。」
一通りの挨拶が終わった後、クリフはイマデア枢機卿に聖国の状況を尋ねるのだった。
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第六章 聖国へ ~ 聖女を助けよ ~
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