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異世界転生にチートは必須だよね 149話

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異世界小説
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気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

動画で異世界ファンタジーの記事を更新しました~動画セレクション1~5

動画で異世界ファンタジーの記事を更新しました~動画セレクション6~10

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第149話 3大国交流戦個人トーナメント決勝戦は・・・



 

3大国交流戦の個人トーナメントは2日目以降も日程を順調に進んで行った。

クリフは2日目、3日目、4日目と順調に勝ち上がりベスト8に残っていた。
もちろんパインも同様だ。

「クリフ様。ようやくベスト8ですね。」
「ああ。そうだね・・・」

クリフは順調に勝ち上がっていたが、体調はよくなかった。なぜなら・・・

「パイン様お疲れ様です。今日もカッコよかったですわ。」
「パイン様と当たった方はとても不運ですね。だって絶対に勝てないんですもの。」

そう。勇者パインと帝国王女ナリア、聖国聖女ユーナがトーナメント中にずっと一緒にいてイチャイチャしてるのを見ていたからだ。

ナリアとユーナは魅了の首飾りの効果で勇者に魅了されている状態だった。
それを見せつけれらるクリフは、パインと当たる決勝戦まで何もできない事にイライラと無力感で調子を下げてしまっていたのだ。

「クリフ様・・・」
セリーヌはクリフを元気づけようと精一杯応援するが、クリフにはあまり届いていなかった。

「今日はもうホテルに戻るよ。セリーヌ。一緒に戻ろう。」
「はい・・・」

(決勝戦まであと3日、私には何もできないのかしら。クリフ様のこんな辛そうな姿を見るのは辛いですわ・・・)

ホテルに戻ると、丁度マッシュが鍛錬していた。
「クリフ!!大丈夫か・・・ってそんな訳ないか・・・それよりも明日はパインとの試合だ。俺が勇者の野郎は叩きのめしてやるから安心しろよ。」

「マッシュ・・・」
クリフはマッシュに近づいて話をする。

「マッシュ。明日の試合だけど、無理はしないでほしい。マッシュは一度パインに殺されかけてる。深追いしすぎると危ない。それにマッシュに何かあっても今度は聖女が助けてくれない・・・」
「クリフ・・・」

マッシュとクリフは無言になる。
「クリフ!ちょっと相手になってくれないか?今日の試合じゃ全然満足できなくてな。」

マッシュはクリフに組手のお願いをした。そして、クリフがOKを出す前にマッシュはクリフに近づいてクリフの顔を殴る。

予想していなかった攻撃にクリフは大きく吹っ飛んだ。
「マッシュ様!?」

クリフと一緒にいたセリーヌは、クリフに駆け寄る。
「クリフ!辛いのはわかる。だが・・・お前しか帝国の王女も聖国の聖女も助ける事ができないんだぞ。そんなお前がそんな感じでどうするんだ!!たしかに勇者達の姿を見るのは辛い。だけどやるべき事をしっかりやらないと助ける事もできないんじゃないのか?」

「マッシュ・・・」
「たしかに俺じゃ役不足だ。パインにもきっと勝てねぇ。だが、クリフがそんな感じじゃ安心してお前に任せられねぇ。」
「・・・」
「俺が気合を入れてやる。立て!クリフ。」

それからはマッシュが立て続けにクリフを殴りつける。クリフは反撃せずにマッシュの攻撃を受け続ける。

「どうだ?クリフをここまでボコボコにできるんだ。明日は俺が勇者を倒す事もできるだろ?はじめっから全力で戦ってやるぜ。もちろん死ぬ気でな。クリフは当てにならないからな。」

クリフはマッシュの言葉に
(僕がふがいないからマッシュが責任を感じてる・・・このままじゃマッシュが・・・)

クリフは立ち上がり、マッシュに向かい合う。
「マッシュ・・・。目が覚めたよ。そうだね。悩んだり落ち込んだりしてもしょうがないよね。ありがとう。」

そういって、クリフはマッシュの目の前に一瞬で移動してマッシュを殴りつけた。
攻撃を喰らったマッシュは大きく吹き飛ぶ。

「これはお返しだよ。散々殴られたからね。」
マッシュにボコボコにされて、クリフは吹っ切れたようだ。

クリフの一撃によってマッシュはふらふらになっていた。セリーヌの肩にもたれかかって立ち上がる。

「それでこそクリフだ。俺達の大将だ。」
「ごめん。心配かけて、あと、ありがとう。」

「いいってことよ。」
クリフはマッシュに回復魔法を掛ける。

「これで明日は大丈夫だろ?それと、明日は無理せず勝てないと思ったら降参してくれ。」
「ああ。わかってるよ。王国の優勝はクリフに託すぜ。」

クリフとマッシュはお互いに拳を合わせる。
(よかった。クリフ様が元気になってくれましたわ。マッシュ様のお陰ですね。)

元気を取り戻したクリフは、翌日も順調に勝ち上がり、ベスト4となり、その翌日も
問題なく勝った。

マッシュはパイン相手に健闘したが、やはり、パインの力の方が圧倒的に上だった。マッシュはある程度戦うと降参した。決勝でオレの敵はクリフがとってくれるとパインに伝えて・・・

決勝戦は王国のクリフ対、帝国のパインとなった。

「明日はようやくパインとの決着だ。順々決勝で戦った帝国の人からもナリアを助けてくれって頼まれた。準決勝の聖国の人からも聖女を助けてくれって頼まれた。僕は明日、勇者を倒してナリアとユーナを絶対に助ける!!」

帝国も聖国もナリアとユーナがともにおかしい事には気づいていた。クリフは帝国と聖国から2人を助けてくれ!と頼まれていた。

そして3大国交流戦の最終日、個人トーナメントの決勝戦だ。

王国、帝国、聖国と全ての人の期待を背負ったクリフと勇者の決勝戦が始まろうとしていた。


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