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よくある異世界転生。俺こと、美波勇気もテンプレのように毎日毎日の残業残業で倒れてしまった。ここでテンプレならチートを授かるモノだが、気づいたらゲームの世界にいた。そう、昔少しだけ流行ったドラゴンファンタジーのゲームの世界だ。有名ロールプレイングゲームを真似て作られた為、そこまで人気はなかったが俺はこのゲームが好きでけっこうやりこんでいた。勇者だったらハッピーエンドを迎えたのに、俺が転生したのは勇者とともに魔王を討伐する友人のキャラだった。一緒に魔王を倒したならそこそこ良いキャラじゃね?と思うかもしれないが、このキャラ。魔王と戦う直前に好きな人を勇者に取られてそのままヤケクソになって魔王に向かって死んでしまうのだ。。。俺は死にたくない。ゲームの知識を活かして生き残るしかない!!
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第86話 この世界の主役として・・・
水着美女コンテストで優勝したユウキ達はリゾート地の誘惑に負けて、ホテル月光でもう一泊していた。
その夜・・・
ユウキ達は、今後の予定を話し合っていた。
「みんな注目!!!これから今後の事を話し合います。」
ユウキが代表して話始める。
「今後の事って?次にどこ行くかって事?」
「いやもっと根本的な所だよ。そうだな・・・目標って言う方がわかりやすいかな・・・」
「目標・・・」
「そう。俺は始めは死なない為にレベルを上げる事を目標にしていた。だけど、レベルを上げて行動している内にジュリア達と出会って、今では主人公って職業に付けた。正直今の俺はこの世界でジュリア達と楽しく過ごせたらそれだけで良いと思ってる。」
「ユウキ様・・・」
「もちろん女神様から言われてる邪神については何とかしないといけない。邪神に世界が滅ぼされたら楽しく過ごしたいって目標がなくなってしまうからね。ジュリア達はどうしたい?」
「私は・・・私は始めユウキ様に助けられて、ユウキ様なら魔王を倒す事ができる。私の国みたいに困ってる国を助けられる。と思ったわ。その気持ちは今も変わらないわ。だけど、ユウキの傍にずっといたいと思ってる。魔王を倒し、邪神を倒した後も・・・」
「私は一度死んでいます。私はその時に女神様からユウキ様なら邪神を倒す事ができるから一緒に邪神を倒して!と言われました。邪神を倒したら死後の国に戻されるかもしれませんが、私もずっとユウキ様と一緒に居たいです。」
「アタシは細かい事はよくわからないが、マスターにずっとついて行くのが目標だ。邪神を倒すなら、一緒に戦うし、世界を滅ぼすなら喜んで手伝うぜ。」
「いやニーチェ。世界は滅ぼさないから・・・」
「私達もユウキと同じ思いよ。この世界でずっと一緒にいたい!」
「みんな・・・。ありがとう。そうだな。平和な世界にしてみんなで楽しく過ごそう!!」
ユウキ達のやる事は決まった。邪神を倒し、皆で幸せに暮らす事。
「やる事は今までと変わらないわね。どうする?レベル上げ?」
「ああ。やる事は変わらない。だけど、少しでも早く邪神を倒してゆっくり生活したい!!そうだな・・・とりあえずやれる事を書き出すよ。」
そう言ってユウキは今後の行動方法を書き出して行く。
・火の神殿に行き、『魔法の絨毯』を入手する。『魔法の絨毯』をカツヤに渡せば行動スピードが上がるから魔王討伐までの期間が早くなる。
・風の神殿に行き、『賢者の石』を入手する。今、『賢者の石』を入手すれば、カツヤと一緒に天空城に行く必要がなくなる。
・土の神殿に行き、『黄金の果実』を入手する。50を超えたレベルはなかなか上がらないので、レベルを5も上げるアイテムは貴重なので、早々に入手する。
・この世界にあるもう一つのカジノ、ロイヤルベガスに行き、貴重なアイテムと装備を入手する。ユウキ達の装備やカツヤ以外のアイ達の装備の性能を上げる事でカツヤ達の攻略スピードが上がる。
・武器の性能を上げる為に錬金術師のミネアを探す。
・強くなるためにこの世界にいるはぐれ魔人を倒す。
・戦力アップの為、仲間を増やす。
・やりこみ要素の世界のかけらを集める。
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「ちょっと待ってユウキ!まだあるの? 」
「ああ。俺達はフライの魔法があるからこの世界でいけない場所はほとんどないからな。」
「それにしてもやる事がいっぱいあるわね・・・」
「まあどれでも大丈夫だよ。特に優先的にしないといけない事はないからね。」
「ユウキ様?私達って今はカツヤさんよりも強いんですよね?」
「ん?・・・そうだね。正直今の俺達ならすぐにでも魔王を倒せるレベルだよ。カツヤの、勇者レベル99ぐらの強さを全員が持ってるって言った方がわかりやすいかな?」
「!?私達ってそんなに強いの?」
「うん。さすが神職だよね。それに俺達はまだまだ強くなれる。邪神の強さがわからないけど、邪神が出てくるのは魔王を倒してからって女神様も言ってたし、それを考えると、カツヤが魔王を倒すまではゆっくりしても問題ない。って感じかな。」
「なら・・・先に火の神殿に行かない?カツヤ達は転移の宝玉は持ってるけど移動は徒歩か船よね?魔法の絨毯があれば移動の速度が上がるんでしょ?」
「うん。高く飛べないから山とかは越えれないけど、低く飛ぶフライみたいな感じかな。」
「なら今はカツヤ達の戦力アップを考えましょ。魔法の絨毯を入手してから、カツヤ達が海底神殿を攻略していれば、そこで魔法の絨毯を渡せばいいし、まだ攻略してなかったら、その後、風の神殿に行って、賢者の石を手に入れればいいと思うわ。」
「OK!ならジュリアの案で行こうか?」
「わかりました。」
「アタシもそれでOKだ。火の神殿って事はバスターゴーンがいるんだろ?ぶっ飛ばしてやるよ。」
「火の神殿は東の大陸だったわよね?」
「ああ。東の大陸の勇者の剣があったデスターン城から更に東にむかった所だよ。」
「近くに街はないの?」
「もちろんあるよ。たしか・・・大図書館があるフレイヤって国があったはずだ。」
「フレイヤ!?」
「知ってるの?」
「ええ。大賢者フローラ様がいる国よね?」
「よく知ってるね。そうだよ。」
(フレイヤには大賢者がいるんだった・・・。たしか研究を手伝う事で究極魔法を覚えるんだったよな。全MPを消費して大ダメージを与えるビックバン。あまり使った事ない魔法だけど覚えておいて損はないか・・・)
ユウキ達は次の目的地を情報の国フレイヤ、そして、火の神殿に決めるのだった。
もちろんこの日もユウキ達はホテル月光で楽しく過ごしたのだった。
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