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勇者に魔王を倒させろ!第二十三話&第二十四話

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勇者に魔王を
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トラックに轢かれた訳ではなく、ブラック企業の鬼残業による過労で倒れた訳でもなく、ただただ正月に食べた餅で喉を詰まらせて死んでしまった山川光は、ふとした事から異世界へと転生する事になった。

神力を使い果たした女神からは流行りのチートはもらえなかった。鑑定もアイテムボックスも転移魔法も何ももらえなかった。

このままではせっかくの異世界もただのモブで終わってしまう。光はリターンを得る為にリスクと言う名の命をかける事で異世界を生き抜いて行くのだが・・・

「これ、かなりの無理ゲじゃね?」

前世の知識を総動員して、死なない為に、光は今日も努力を続ける・・・

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第23話 今後の計画を立てるヒカル

ヒカルとメイリーンは朝早く魔法学校に足を運んだ。今日は入学試験の合格発表日だからだ。

「あそこに人が集まってるよ。早く行こう。」

(なんか入試の合格発表を思い出すな・・・まあ俺の場合、安全策取って確実に合格するって言われた所しか受けなかったからそれ程ドキドキはしなかったけど・・・。あの時もっと良い大学いってたら俺の人生って変わってたんだろうか・・・。いや良い大学行った所で結局は遊んで終わるだけか・・・)

「焦らなくても結果は逃げないよメイリ。みんな自分の番号があるか確認したら移動するだろうしゆっくり待とうよ。」

「そうだけど早く知りたいじゃない。私見てくる。」

「あっメイリ!!」

メイリは1人、合格者発表の板に向かって人込みの中を入って行った。

(いやいやメイリさん。気になるのはわかるんだけど・・・。実は・・・俺とメイリの番号はここからでも見えるんだ・・・ゴメン。急いで走って行くから言うタイミングがなかって。だって・・・大きな発表の板の一番上に329番、その下に330番って見えるなんて思わないじゃん。そんな運よく自分の番号が見えるなんて思わないじゃん。たしかに3番目からの番号は全然見えないけど・・・)

「ヒカル!あったよ。私とヒカルの番号あったよ。合格したよ私達。」

(うん。知ってる。)

「やったな。これで俺達は魔法学校の学生だな。」

「うん。」

(これで毎日ヒカルと一緒に学校に通える。よかった。)

(メイリがめっちゃ喜んでる・・・まあ俺もうれしいけど・・・でもやっぱり受験って明暗がはっきり分かれるな。泣いてる人や嘘だーって叫んでる人なんかは地球とやっぱり変わらないな。)

傍目からも誰が合格し、誰が不合格かはよく分かった。喜んでいる人は確実に合格してるのだろう。それとは逆に表情のすぐれない人は不合格だという事なんだろう。人だかりが少なくなってきたので、ヒカルとメイリは改めて合格発表を確認した。

(なるほど。合格者数は150人なんだな。でも成績順に並んでるかとおもったけどそうじゃないんだな。これじゃAクラスかどうかわからないじゃん。入学する時にクラスはわかる感じか。しかも、ミッションクリアのアナウンスが流れなかったから、アイテムボックスももらえなかったし・・・。)

「合格した人の受験番号しか載ってないし、これじゃヒカルと同じクラスなのかわからないね。」

「そうだな。まあわからないのはしょうがないし、今日はとりあえず合格したから良しとしよう。」

「それもそうだね。じゃあいつものようにお祝いしに行こ―!」

「そうだな。前言ったケーキのお店でいいか?」

「うん。あっ!?そうだティレスさんにも教えてあげなきゃ。結果がわかったら教えてって言われてたんだった。ヒカル。先に行ってて。私先にギルドに行ってティレスさんに伝えてくるから。」

「わかった。」

(王都にきた頃はティレスさんの事毛嫌いしてたのにすっかり仲良くなったみたいだな。よかったよかった。王都ギルドには在学中もずっとお世話になるわけだし、メイリがティレスさんと仲良くなってくれたら俺も話やすしうれしいし。)

メイリと別れたヒカルは、先にケーキ屋について席を確保した。

(メイリが戻ってくるまで時間があるから、今の内に今後の事考えておかないとな。)

ヒカル
レベル13

HP130 MP420
筋力 124
魔力 230
敏捷 124
耐久 124
精神 150

恩恵:異世界言語・全魔法適正・成長補正極大
適正:全属性

ミッション一覧
・教会でお祈りしろ・・・全魔法適正
・魔法を使え・・・成長補正極大
・魔法学校に入学しろ・・・アイテムボックス
・勇者を2年生に進級させろ・・・取得経験値倍増
・勇者を3年生に進級させろ・・・鑑定魔法
・勇者を魔法学校を卒業させろ・・・転移魔法
・聖剣を手に入れろ・・・魔法威力増大
・聖女を仲間にしろ・・・必要経験値減少
・勇者パーティーに加われ・・・状態異常無効
・魔王四天王を全て倒せ・・・魔力量増大

(今思ったけど、俺ってレベル低すぎないか。普通こういうラノベで学園編があるなら入学までにレベル50とか言ってるのが定番じゃないのかな?レベル13って・・・ゲームでも3時間ぐらいあったら上げれるレベルじゃん。他の人のレベルとかがわからないからこの世界の標準って言うのがわからないけど、さすがに低いよな~。)

(それに、ミッションだってよく見ると不思議だな。なんでこんなに進級についてのミッションが多いんだ?たしか・・・過去の勇者の行動から見て決めたって言ってたけど・・・それってつまり勇者ってバカなのか?進級できないぐらいのヤツなのか?それとも退学させられる程の問題児?いやでも過去全てがそういう訳ではないって事だよな・・・。あ~もう勇者情報無しでミッションに臨むとかかなりのムリゲーじゃん。)

「おまたせ~。」

(おっ、来たか。まあとりあえず魔法学校に入学して、勇者を探すのが最優先だな。それまでは少しでもレベルを上げる為に魔物狩りに精を出そう。)

メイリーンと美味しいケーキを食べて合格のお祝いをしたヒカルは、入学までレベルを上げながら過ごすのだった。

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第24話 ミッションをクリアするヒカル

ミッション『魔法学校に入学しろ』を達成しました。報酬としてアイテムボックスを手に入れました。

(ん?アイテムボックス・・・おっ!!ミッションか!?)

ヒカルはミッションクリアのアナウンスが聞こえたのでガバッと起き上がった。

(まだ入学してないけど、今日が入学日だからミッションクリアになったのか。いつクリア扱いになるのか気になってたけど朝一とはね。)

「ヒカル~。起きて~。今日から学校だよ!って起きてるじゃない!?珍しい!!どうしたの?熱でもあるんじゃない!?って熱はないか。ならまさか外が大雨!!・・・ってわけでもないわ。」

(なんで起きてるのよ!?朝のヒカルの寝顔を見るルーティーンが崩れちゃったじゃない・・・。)

(メイリさんや、ちょっと早く起きてたからってそれはひどくないかい?たしかに毎日メイリに起こしてもらうぐらい朝は弱いけど、俺だって偶には一人で起きられるんだよ?まあ今日はミッションクリアのアナウンスがあったから偶々ではあるけど・・・)

「おはようメイリ。俺だって自分で起きる事ぐらいあるよ。それに今日は入学式だろ?大事な日ぐらい自分で起きないとな。」

(う~、折角、私がいないと生きていけなくなるように頑張ってたのに・・・。明日からはもっと早く起きなきゃ。)

(ん?なんかメイリの目が怖いぞ・・・俺、何かしたか・・・う~ん。わからん・・・)

「起きたんなら早く支度してよ。初日から遅刻なんていやだよ。」

「わかってるよ。」

(メイリさんや支度に時間がかかるのはメイリさんの方でしょ。俺なんか顔洗って歯を磨いて制服着ればいつでも出れるし。夜遅くまで残業させられてたから、出社ギリギリまで寝て、起きて5分で家を出る技を身に付けた俺にとってはこれぐらい朝飯前だよ。)

「じゃあ私ご飯作ってるね。」

(それにしても制服ってありがたいな。今日はどの服にしようかな?って考えなくて済むし。まあでも多分これは貴族対策だろうな・・・貴族と平民じゃ服装も違うだろうし、制服だったら統一だから差別とかもなくなるし。)

メイリーンが作ってくれた朝食を2人で食べてゆっくり食後のティータイムをしていると・・・

「ヒカル。そろそろ出ないと間に合わないんじゃない?」

「えっ?でもまだ7時だよ?始まるのって9時だよね?まだ2時間もあるけど・・・」

「道中何があるかわからないでしょ。もしかしたら道中でドラゴンに襲われるかもしれないじゃない?」

(メイリさんやそれはもはや学校どころの話ではないと思いますよ。それにこのやり取り入試の時と同じじゃん。そんなに早く学校行って何するんだよ・・・ギリギリでいいじゃん。)

「いやいやさすがにドラゴンはないだろ。」

「例えばよ。た・と・え・ば。それよりお茶飲んだら行きましょう。目指せ一番乗りよ。」

「わかった。わかったよ。俺はもう準備出来てるからいつでも出れるよ。」

(そういやアイテムボックスの検証もしないとな。俺の思ってる通りなら時間経過無しの収納量無限のはずなんだけど・・・。あとメイリには何て伝えようか・・・。謎パワーで空間魔法を覚えたらアイテムボックスが使えるようになったって言えば信じてくれるかな?さすがに無理があるか・・・まあ検証した後にそれとなしに伝えるか。)

準備を終えたヒカル、メイリーンは魔法学校へ向かった。ヒカル達が借りた家から魔法学校までは歩いて30分程で着く。

(通学路が30分って近いよな~。俺の時とかめっちゃ重いランドセル背負って1時間ぐらい歩いたぞ。いやそれは小学生か。中学校は自転車で1時間だったかな・・・まあ、なんにせよ30分の通学・通勤は近すぎてありがたすぎるって事だな。)

「やっぱりもう学校に来てる人いるじゃん。もっと早く来ればよかった~。一番乗り失敗じゃん。」

(まだ7時半すぎだよ・・・異世界の人どれだけ来るの早いんだよ!?早く来て何するの?クラス発表だって9時だよ?9時になったら掲示板に張り出すって事前に説明うけたじゃん。クラス決まるまで教室にも入れないよ?グラウンドで朝練でもするの?先に来てる人だってただただぼーっとしてるだけじゃん。)

「なあメイリ?まだ7時半過ぎだけど9時まで何するんだ?」

「そんなの決まってるじゃない。クラス発表があった時にすぐに見れるように場所取りよ!」

(場所取りって・・・花見じゃないんだから・・・。えっ!?冗談じゃなくて本気なの?)

「まじ?」

「まじよ。嫌なの?」

「まさか。喜んで場所取りさせて頂きます。」

「よろしい。」

(何かやる事があるわけでもないし、人間観察でもしながら時間まで待つか。うまくいけば勇者を見つけられるかもしれないし。)

メイリーンとおしゃべりしながら、集まってくる入学生を観察して時間をつぶすヒカル。すると・・・

「ヒカル?やっぱりヒカルだ。久しぶり!」

「スクルド!久しぶりだな。やっぱりスクルドも合格してたんだな。」

「もちろん。ヒカルもちゃんと合格したみたいね。」

「ああ、おかげさまでな。」

「ちょっとスクルド!私もいるんですけど!」

「もちろんわかってるわよ。メイリも久しぶりね?」

ヒカル達の前に現れたのは、辺境の町エベレスで出会ったスクルドだった。

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

異世界にチートは必須だよねを1話から読む

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