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よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった 第98話 風の神殿・・・そこには!?

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ゲーム世界に転生
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よくある異世界転生。俺こと、美波勇気もテンプレのように毎日毎日の残業残業で倒れてしまった。ここでテンプレならチートを授かるモノだが、気づいたらゲームの世界にいた。そう、昔少しだけ流行ったドラゴンファンタジーのゲームの世界だ。有名ロールプレイングゲームを真似て作られた為、そこまで人気はなかったが俺はこのゲームが好きでけっこうやりこんでいた。勇者だったらハッピーエンドを迎えたのに、俺が転生したのは勇者とともに魔王を討伐する友人のキャラだった。一緒に魔王を倒したならそこそこ良いキャラじゃね?と思うかもしれないが、このキャラ。魔王と戦う直前に好きな人を勇者に取られてそのままヤケクソになって魔王に向かって死んでしまうのだ。。。俺は死にたくない。ゲームの知識を活かして生き残るしかない!!

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『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

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第98話 風の神殿・・・そこには!?

土の神殿を攻略したユウキ達は、風の神殿に向かっていた。

「今回は近くの街によらずに直接風の神殿に向かうんでいいのよね?」

「うん。アースの街で風のイヤリングも購入したからね。でも風の神殿に何か変わった事がないか情報を集めたいから一応ウィンディの街に向かおうか。」

「わかったわ。」

アースの街で土のイヤリングとともに、風のイヤリングもあったので購入したユウキ達。事前に購入すべき物はアースの街で必要以上に揃えていた。

スライム王国でゴッドスライムを倒してからユウキ達は大量のゴールドを持っていた。そうゴッドスライムから大量のお金がドロップしており、それを得たユウキ達はもはやどれだけアイテムを買ってもお金が無くならない状態になっていたのだ。

購入する物は何もなかったが、アースの街で闇の宝玉と魔神のついて聞いたユウキ達は情報収集のため、ウィンディの街に向かった。

ウィンディの街につくと、酒場に向かい情報を集める。

「特に変わったことはなさそうね。」

「ああ。俺も聞いてみたけどいつもと変わらないらしい。」

「なら直接行ってみるしかないわね。」

「そうだな。」

ウィンディで情報収集を行ったが、何も情報は得られなかった。仕方なく、ユウキ達は風の神殿に向かう事にした。

風の神殿についたユウキ達は、緑の神殿を眺めた。

「ユウキ?ここが最後の神殿ですね。」

「ああ。いつものように先に地下に降りてグリーンドラゴンを倒そうか。とりあえず道中の魔物は他の神殿と同じぐらいの強さの魔物しか出ないから問題ないと思う。」

「じゃあ雑魚ね。」

「うん。でもミランの話じゃ、闇の宝玉がここにもある可能性がある。マルワイドが魔神になっていたら、ここの魔物もその影響を受けてるかもしれない。それに、魔物事態が魔神化してる可能性もある。気を付けながら進もう。」

ユウキ達は慎重に神殿の中を降りていく。

魔物を見つけるとユウキかニーチェが鑑定して、魔物の情報を調べる。
異変がなければ、ジュリアとリーネが魔法で倒していく流れだった。

「ここの魔物には影響が出ていないみたいね。」

「ああ。何体か鑑定してみたけど強くなってるような感じはないな。」

「このまま地下3階に降りて、グリーンドラゴンを倒すんでしょ?」

「うん。みんな風のイヤリングはつけてるよね?」

「「「もちろん。」」」

風の神殿の魔物は他の神殿と同様に今のユウキ達にとっては雑魚だったので、地下3階に向かいグリーンドラゴンを倒すことにした。

「いたわ。あれが賢者の石を守ってるグリーンドラゴンね。」

「ああ。一応鑑定してみるね。」

ユウキはグリーンドラゴンを鑑定する。

【名前】グリーンドラゴン
【特徴】風属性のブレスを使い、空を飛び翼から繰り出される風魔法は強力。
倒すと賢者の石をドロップする。

※ようやくドラゴンを鑑定したわね。ちょっとユウキ!!戦闘での鑑定は常識よ!覚えておきなさい。せっかくブルードラゴンの時もレッドドラゴンの時も、アースドラゴンの時もメッセージを残しておいたのに無駄になったじゃない。

あっ!!気づいた?なんでアースドラゴンはブラウンドラゴンじゃないんだ?って。そういう細かいことはどうでもいいのよ。そういうモノだって思っておきなさい。

そんな事じゃないのよ。なんと・・・なんと!?・・・なんとなんと!!4体のドラゴンを倒すと、ダークドラゴンが現れるようになりましたーーーー!!!
イェイ!!

なにそれ?って思ったでしょ??ふふふ甘い甘い。砂糖菓子にハチミツ付けて食べるぐらい甘いわ!

ダークドラゴンを倒すと・・・主人公にふさわしいアイテムがゲットできるわ。何がもらえるかは倒してのお・た・の・し・み!

えっ!?どこに現れるのかって?
それは風の神殿をクリアしたらわかるわ。

じゃあがんばってね。

「・・・」

(ダークドラゴン?なんだそれは・・・。またあの女神様は・・・。原作のゲーム関係無しだな・・・。まあ俺の職業もそうだし、もう別のゲームだよな。このゲーム今発売したら、復刻って感じで人気が出るんじゃ???おっと。今はそれどころじゃないな。まずはグリーンドラゴンを倒さないと。)

ユウキは女神様からのメッセージを心の奥底にしまい、グリーンドラゴン討伐に集中した。

「グリーンドラゴンに特に異変はないみたいだ。他のドラゴンと同じぐらいの強さだから問題ないはずだ。」

「風属性って事は弱点は氷かな??わかったわ。」

ジュリアが絶対零度の魔法を使い、ユウキとリーネは物理攻撃を仕掛ける。ニーチェは水の極意から氷魔法を放つ。

異変がなければ、神殿にいるドラゴンといえどユウキ達の敵ではない。高威力の魔法と攻撃にグリーンドラゴンはなすすべもなく消えていくのだった。

そして・・・

グリーンドラゴンが消えた後には、賢者の石が光を放っていた。

「あったわ。賢者の石。」

「うん。問題なくドロップしたね。」

「これがあれば大賢者フローラ様が仲間になるのよね?」

「うん。」

「でもユウキ様?賢者の石ってMPの消費なしで全体を回復できるアイテムですよね?ちょっと渡してしまうのもったいないですね。」

「まあそれはしょうがないよ。でもまあ俺の予想じゃ後々賢者の石は手に入れれると思うよ。」

(もしかしてダークドラゴンを倒した時にもらえるアイテムって・・・)

グリーンドラゴンを難なく倒したユウキ達は風の神殿を攻略するため、最上階に向けて、塔を上がっていくのだった。

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『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

  1. 第1章 ゲーム世界に転生した!?
  2. 第2章 ゲームの流れに沿って行動しよう
  3. 第3章 勇者とは別行動だ!!
  4. 第4章 主人公として

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異世界にチートは必須だよねを1話から読む

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