★小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
よくある異世界転生。俺こと、美波勇気もテンプレのように毎日毎日の残業残業で倒れてしまった。ここでテンプレならチートを授かるモノだが、気づいたらゲームの世界にいた。そう、昔少しだけ流行ったドラゴンファンタジーのゲームの世界だ。有名ロールプレイングゲームを真似て作られた為、そこまで人気はなかったが俺はこのゲームが好きでけっこうやりこんでいた。勇者だったらハッピーエンドを迎えたのに、俺が転生したのは勇者とともに魔王を討伐する友人のキャラだった。一緒に魔王を倒したならそこそこ良いキャラじゃね?と思うかもしれないが、このキャラ。魔王と戦う直前に好きな人を勇者に取られてそのままヤケクソになって魔王に向かって死んでしまうのだ。。。俺は死にたくない。ゲームの知識を活かして生き残るしかない!!
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第101話 真の勇者として・・・
ユウキにサブ職業を授けて、新たな神職を発表した後にナディアは消えて行った。
「ユウキ!真の勇者おめでとう。これでユウキも勇者になったわね。」
「ああ。ありがとう。まあ勇者って柄じゃないけどな。」
(モブだと思って必死に英雄の職業に就いたと思ったら、いつの間にか勇者になってたよ。どうなってんだろ・・・)
「そんな事ないわ。私は初めて会った時からユウキが勇者だと思ってたもの。」
「さすがユウキ様です。もはや魔王もユウキ様が倒されては?」
(そういやそうだな。ってもしかして勇者装備シリーズも装備できたりして・・・。まあ今の装備の方が気に入ってるから、あんな見た目誰かわからない装備なんかは身に付けないけど。)
「さすがマスターだな。アタシも早くサブ職業に就きたいぜ。」
「そうだな。女神様が言ってた神職、ヴァルキリー、アルテミス、セイレーンだったな。」
「どんな職業なのかしら?」
(まあ予想はできるけど・・・ヴァルキリーがジュリアで、アルテミスがリーネ、セイレーンがニーチェだろうな。)
「まあどれも女神様が、今まであった神職を廃棄してまで作った職業だからすごい職業なんだろうな。」
「そうね。期待しかないわね。そうなると、ユウキみたいにレベルが上がったらサブ職業のスキルを覚えるのかしら?それを考えると又レベルを上げにいかないといけないわね。」
「そうだな。俺も真の勇者のレベルを上げないとな。今の所レベル1だし・・・」
「えっ?サブ職業ってレベル1からやり直しになるの?」
「いや主人公はレベル63だな。職業事にレベルがあるって感じだな。」
「じゃあ。真の勇者のレベルが上がると又、ステータスが上がるって事?」
「そういう事だろうな。」
「それは・・・ステータスが凄い事になるわね。」
(ジュリアの言う通りだ。真の勇者のレベルが上がる度にステータスが上がっていくならヤバいぐらいにステータスが上がるだろうな。なんせ神職2つ分だからな。1つでも限界突破してるのに・・・)
「それに、今気づいたけど、魔神倒したらけっこうレベル上がったわね。」
「ああ。俺も3上がったよ。みんなレベルが3上がってる所を見ると、もしかして魔神は倒すと確定でレベルが3上がるのかもな。」
「本当!?なら魔神をたくさん倒せばレベルもすぐに上がるわね。」
「まあどこにいるかわからないから探すのに時間がかかるだろうけど・・・」
【名前】ユウキ
【職業】主人公レベル63、真の勇者レベル1
【レベル】60 → 63(+1)
【HP】1000 → 1030
【MP】970 → 1000
【力】950 → 980
【体力】950 → 980
【守り】950 → 980
【魔力】950 → 980
【敏捷】950 → 980
【賢さ】940 → 940
【運】950 → 980
【スキル】鑑定・ドロップ率アップ極・主人公補正・魅力アップ極
召喚魔法(フェンリル)・復活・限界突破・テイミング
状態異常無効・かみなり魔法・絶倫・分身
サブ職業【NEW】
【職業履歴】
戦士LV35
かばう・スラッシュ・気合溜め・疾風切り・2段切り
ハヤブサ切り・メガスラッシュ
武道家LV35
力溜め・精神統一・ハヤブサ拳・2段蹴り・聖拳突き
瞑想・回し蹴り
僧侶LV35
ヒール・キュア・プロテクト・パワーアップ・メガヒール
エリアヒール・シールド・メガキュア
魔法使いLV35
ファイア・アイス・スリープ・ファイアストーム・エスケイプ
テレポート・メガファイア・メガアイス
英雄LV53
英雄の証・フライ
英雄王LV20
メタル斬り・ギガスラッシュ・ギガヒール・ギガファイア・爆裂拳
(たしかに、魔神を倒すと3レベル上がるならかなり魅力的だ。となると真の勇者のレベルは早めに上げた方がいいな。魔人を倒して真の勇者のレベルが1から4になるってかなりもったいないもんな。)
「それでこれからどうするの?カツヤ達が戻ってくるまでまだ時間あるわよね?」
「そうだな~。ダークドラゴンの事もあるけど、俺は真の勇者のレベルを上げたいかな。」
「そうですね。レベル1ならスライム王国ですぐにレベルが上がると思います。ダークドラゴンが強敵だったら危ないので、先にレベルを上げるのに私は賛成です。」
「アタシもそれでいいぞ。どっちみちサブ職業を手に入れる為にはアタシもレベルを上げないといけないし。」
「そうね。とりあえず私も65レベルまでは上げようかしら。そこでサブ職業のスキルが出る可能性があるし。」
「そうだね。ジュリア、リーネ、ニーチェのレベルが65になって新しいスキルを覚えるまではレベルを上げようか。それで、その後ダークドラゴンを倒しに行こう。風の神殿を攻略したらダークドラゴンの事がわかるって女神様は言ってたからその辺の情報を平行して集めようか。」
「わかったわ。」
「わかりました。」
「わかったぜ。」
カツヤの仲間を増やす為に必要な賢者の石は手に入れた。後はカツヤが戻ってくるまでに、レベルを上げて、ダークドラゴンを倒す事を目標にするのだった。
真の勇者としての行動は決まった。いきなりレベリングから始まる所はとてもユウキらしかった。
なぜならユウキはこの世界に転生したレベリング好きのゲーマーなのだから・・・
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