異世界転生にチートは必須だよね
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
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第129話 アーサーとミリアにお願いしよう!!
3大国交流戦に向けて前回交流戦に参加したメンバーを集める事にしたクリフは早速前回参加してであろう兄のアーサーと姉のミリアの元へ向かった。
「実家に戻るのも久しぶりだな。兄さんと姉さんは僕の3つ上だから前回の3大国交流戦は2年生として参加してるはずだ。快く協力してくれればいいけど・・・」
「大丈夫じゃろ。アーサーもミリアもクリフにはとても甘い。心配なしじゃと思うぞ。」
グラン、スイム、クインもクリフが実家に帰る時には、いつも一緒に帰っているので、クリフの家族の事はよく知っていた。
「ただいま~!!」
クリフは実家に帰って屋敷に入り、ちょうど食事中だと思ったので食堂に向かった。
食堂のドアを開けると予想通り、父のアレク、母のサラ、兄のアーサー、姉のミリア、更にメイドのメアリーと勢ぞろいしていた。
「クリフちゃん!!」
クリフを見かけるとサラが食事を止めて駆け寄ってきた。サラはすぐにクリフを抱きかかえる。
「母さん。ただいま!」
「おかえりなさい。久しぶりね。ちょっとみない間にどんどん成長していて私はとてもうれしいわ。」
しばらく母に抱きしめられるクリフ。サラがクリフを抱きしめるのを止めると。
「父さん、兄さん、姉さん、メアリーただいま。」
「「「おかえり!クリフ」」」
「ただいまなのじゃ~」
「ただいまです。」
「ただいまで~す。」
グラン、スイム、クインにとってもボールド家は帰るべき実家なのでクリフ達4人はアレク達に快く迎えられた。
「クリフ。食事はまだだろう?一緒に食べよう。メアリー。急ぎ4人分追加してくれないか?」
「おまかせください旦那様。クリフ様おかえりなさいませ。」
「ただいま。メアリーも久しぶりだね。」
「はい。お元気そうでよかったです。」
クリフ達は席につき、料理がくるまで雑談をしながら家族の時間を過ごした。しばらくすると食事が来たので、全員で夕食を取る事になった。
「それで今日はどうしたんだい?まだ長期休暇とかじゃないだろう?」
「うん。実は兄さんと姉さんにお願いがあってきたんだ。」
「「お願い?」」
クリフは今年3大国交流戦に4年生として出場する事。
日々練習をするが、不安がある事。
前回参加メンバーと練習できればきっと良い成果が出せると思っている事。
クリフと学園長が転移を使って前回参加メンバーを集める事になった事
を家族全員に話した。
「兄さんと姉さんは前回2年生として参加してるでしょ。兄さんと姉さんがどんな結果だったかは知らないけど、総合で最下位だったのは聞いたよ。」
「ああ。俺達も本番まではしっかり準備して優勝できると思ってたんだ。だが結果は最下位だった。あれはとてもくやしかったな。」
「そうね。もっと練習していればよかったって思ったモノね。」
「僕は生徒会長として今年優勝したいんだ。だからできる事は全てやっておきたい。兄さん!姉さん!協力してください!!」
クリフはアーサーとミリアに頭を下げてお願いした。
「話はわかったよ。俺達も卒業生として、クリフの兄弟として協力しよう。絶対今年は優勝してくれよ!」
「兄さん!!ありがとう!」
「私も協力するわ!帝国も聖国もぶっとばしてやってよね。」
「姉さん!ありがとう!」
協力を宣言したアーサーだが心配事があるのかアレクに話かける。
「だけど・・・父さん。どうしましょうか?」
「そうだな・・・・」
「何か問題でもあるの?」
「いや。俺も辺境伯領の仕事を手伝ってるからな。なかなか忙しいんだよ。協力したいんだけどな・・・」
(やっぱり忙しいんだな。そりゃそうか。兄さんは次期辺境伯で領主だ。やらないといけない事は多いよな・・・なんとかならないかな・・・)
「それなら問題ないわ。」
「ミリア!?」
「そろそろ王都に向かう予定だったでしょ。父さんと母さんが馬車で王都に向かってる間。私とアーサーはクリフに転移で王都に先に行ってるわ。父さん達が王都に来るのはだいたい1カ月後ぐらいだからその間は私とアーサーが協力できるわ。」
「!!!???」
「なるほど!その手があったか。」
「それは名案だな。」
「どういう事?元々王都に来る予定だったの?」
「ああ。ちょうどミリアの結婚が決まってな。向こうへの挨拶と、王都に行くから王城に報告に行こうと思ってた所だったんだ。」
「え!?・・・姉さん結婚するの!?」
「ええ。いつまでも辺境伯領に居る訳にもいかないからね。」
「おめでとう!相手はだれなの?」
「2つ上の学園の先輩よ。クリフも運がいいわね。私の婚約相手は前回3大国交流戦の時の生徒会長よ。」
「えーーーー!!!!本当に!?」
「ええ。学生時代からとてもよくしてもらっていてね。学生の時から付き合ってたんだけどようやく結婚が決まったのよ。」
(それはめでたい!!しかも前回の生徒会長!!姉さんの言う通りめちゃくちゃついてる。ご都合主事全開だな。)
「そうだな。ヴァルト先輩にも話をしたらきっと協力してくれるだろう。ミリアと先に王都に行ってクリフに協力するか。いいですよね父さん。」
「ああ。俺も3大会交流戦は出たが優勝はできなかった。クリフに是非優勝してもらいたい。アーサー、ミリア先に王都に行ってクリフを手伝ってやってくれ。」
「「はい。」」
「ありがとう!!!」
「それにしても久しぶりにクラスのみんなと会えるのは楽しみね。」
「そうだな。卒業してから2年か・・・みんな元気でやってるかな?」
アーサーとミリアの協力を得る事ができた。
クリフはその日は実家に泊まり家族との時間を楽しんだ。
アーサーとミリアも準備があるので3日後に再度実家を訪れてその後、転移で王都に向かうと決めてクリフは王都へと戻るのだった。
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