★小説家になろう様、カクヨム様、アルファポリス様、ノベルアップ+様にて投稿中★
よくある異世界転生。俺こと、美波勇気もテンプレのように毎日毎日の残業残業で倒れてしまった。ここでテンプレならチートを授かるモノだが、気づいたらゲームの世界にいた。そう、昔少しだけ流行ったドラゴンファンタジーのゲームの世界だ。有名ロールプレイングゲームを真似て作られた為、そこまで人気はなかったが俺はこのゲームが好きでけっこうやりこんでいた。勇者だったらハッピーエンドを迎えたのに、俺が転生したのは勇者とともに魔王を討伐する友人のキャラだった。一緒に魔王を倒したならそこそこ良いキャラじゃね?と思うかもしれないが、このキャラ。魔王と戦う直前に好きな人を勇者に取られてそのままヤケクソになって魔王に向かって死んでしまうのだ。。。俺は死にたくない。ゲームの知識を活かして生き残るしかない!!
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アニメで異世界ファンタジーの記事を更新しました~動画セレクション1~5
アニメで異世界ファンタジーの記事を更新しました~動画セレクション6~10
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第75話 ワールドディクショナリー
カツヤ達が勇者の鎧を求めて西に向かって行った後、ユウキ達はいつもの食堂で今後の話をしていた。
「ユウキ?カツヤ達は戻ってくるのにどれぐらいかかると思う?」
「そうだな。しばらくはかかるだろうな。」
「どうして?」
「ああ。まあ海底神殿に行くのは簡単だ。船でその場所まで行って海鳴りの笛を吹けばいけるんだから。でもあそこのリヴァイアサンはけっこう強い。カツヤ達のレベルを聞いたけど、まだ40になってなかった。あそこは最低でも40はないと厳しいと思う。」
「ニーチェは海底神殿の事知ってるの?」
「いえ全然知らないわ。」
「そうだな。丁度ニーチェにはワールドディクショナリーって魔法があるから使ってみたらどうだ?」
「わかったわ。」
ニーチェはワールドディクショナリーを使う。
【リヴァイアサン】
海底神殿にいるボス。水系の全体攻撃を得意としている。討伐推奨レベルは42。
(なるほど。鑑定の対象がいなくても使える。って感じかな。それにしてもワールドディクショナリーってかなりの販促技だな。なんか攻略本を手に入れて感じだ。)
「ニーチェのその魔法かなり便利ね。これなら今後の事を計画を立てやすいわね。それでユウキこれからはどうするの?」
「そうだな。ニーチェのレベルがまだ1だからしばらくはレベルを上げようと思う。」
「又レベリングするのね・・・」
「ジュリア。しょうがないわよ。ニーチェがまだレベル1なんだから。」
「それはわかってるけど。スライム王国に行くんでしょ?なんか単純作業の繰り返しって地味に疲れるのよね。」
「スライム王国?」
「ニーチェは知らないのね。メタリック系のスライムがたくさん出てくる場所があるの。そこにいけば経験値も大量に得られるからすぐにレベルが上がるってわけ。」
「そんな所があるのね。」
「そうだ!!!ニーチェのワールドディクショナリーで良いレベリングポイントを調べて見ようよ。スライム王国以外にも良い狩場があるかもしれないわ。」
「たしかにな。それは名案だな。」
(わからない事は調べるに限るよな。ゴッドスライム以外にも経験値がおいしい魔物は多分いるだろうし。)
「わかったわ。レベル上げが簡単にできる魔物を調べればいいのね。」
「うん。お願い。」
ニーチェは再度ワールドディクショナリーを使った。
すると・・・
【レベル上げが簡単にできる魔物】
・ゴッドスライム(ホワイト)・・・生息場所は最果ての村から岩山を超えた所
・プラチナスライム・・・生息場所はベルのカジノの地下にあるワープゾーンの先
・プラチナゴブリン・・・生息場所はベルのカジノの地下にあるワープゾーンの先
・プラチナオーク・・・生息場所はベルのカジノの地下にあるワープゾーンの先
・プラチナキャット・・・生息場所はベルのカジノの地下にあるワープゾーンの先
・プラチナコング・・・生息場所はベルのカジノの地下にあるワープゾーンの先
・プラチナバッタ・・・生息場所はベルのカジノの地下にあるワープゾーンの先
※ベルのカジノの地下にワープゾーンが現れたのに気づいたわね。ワープゾーンの先は異世界になってるわ。通称プラチナの森よ。そこには白銀色の魔物が出てくるわ。どの魔物も経験値がとてもおいしいからおススメよ。
但し・・・一度行くとそのワープゾーンは消えちゃうから気を付ける事ね。
それと・・・まあこれは自分達で考えなさい。攻略本に頼ると面白くないでしょ。
「「「「!?」」」」
(プラチナの森!?だと・・・新ステージでさらに限定ステージだと!!これは経験値だけじゃなく絶対何かある。女神様も意味深な発言してるし。これは行くしかないだろ!!)
「ユウキ?これは?」
「ああ。ボーナスステージだな。これは行くの一択だな。」
「ユウキ様。でも一度行くと二度と行けないと書いてあります。大丈夫でしょうか?」
「そうだな。色々準備する必要はあるかな。プラチナ系の魔物がどんな感じなのかはわからないから正直何を準備すればいいかわからないけど、一度しか行けないんなら食料とか回復アイテムとか色々買い込む感じでいいんじゃないか?」
「そうね。聖水も大量に持って行きましょう。」
(まあ今の俺達ならだいたいの魔物は倒す事はできるはず。それにボーナスステージなんだ。そこまで強敵ではないだろう。)
「ニーチェ。一応プラチナの森でワールドディクショナリーを使ってみてくれないか?何かヒントでも出てくれれば助かるんだけど。」
「わかったわ。」
ニーチェは三度ワールドディクショナリーを唱える。
【プラチナの森】
※残念でした~。その情報は教えれません。だってわかっちゃうとつまらないでしょ。でも安心して!!ユウキの言う通りこれはボーナスステージだから死ぬことはないわ。だから楽しんでき・て・ね。
(教えてくれないのかよ!!まあ攻略本見たらとたんにつまらなくなるっていうのはわかるけど・・・教えてくれなかったらワールドディクショナリーの意味ないじゃん。)
※今、わからないなら、ワールドディクショナリーの意味ないじゃん。って思ったでしょ。
(心を読まれた!?)
※あっ!もうそのやり取りはやりませ~ん。
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「ダメみたいだな。」
「そうね。でも死ぬことはないって女神様も言ってるし大丈夫でしょ。」
ユウキ達はプラチナの森に行くために食料や回復アイテムを準備して、早速プラチナの森に向かったのだった。
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