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第24話 ビュンビュンの腕輪ゲット!!!

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第24話 ビュンビュンの腕輪ゲット!!!




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ジュリアと空を飛んでピラミッドの前まで来た。
「ユウキさん。本当に空を飛べるんですね。2日でどうやってピラミッドに行って腕輪を取るのか疑問でしたけど、さすがユウキさんです。それに抱きかかえてくれて・・・」
「えっ?」
「なんでもありません。それでどこに腕輪があるんですか?」
「ああ。ピラミッドの入り口じゃなくて裏に回るんだ。そこに地下への階段があるはずなんだよ。」
「わかりました。早速行きましょう。」

ジュリアからピラミッドに行くと言われた翌日、ユウキとジュリアは早速二人にピラミッドに来ていた。ジュリアから一緒に行くと言われた時にユウキは拒否したが、私と一緒に王城で用事があるって言えば長時間いなくなっても問題ないよ。と言われ渋々OKを出した。

どうやってピラミッドまで行くのかジュリアに聞かれたのでユウキはフライの魔法で空を飛んで行く。と伝えていた。その事にジュリアはハテナ?な顔していたが、城の広場で回りに誰もいない事を確認するとジュリアを抱えて空を飛んだ。

飛んでいる途中。ジュリアは怖かったのか無言で目をつぶっていたが、手だけは強くユウキに抱き着いていた。1時間も飛べばユウキとジュリアはピラミッドの前まで来ていた。

ユウキとジュリアは地下への階段を見つける為にピラミッドの入り口ではなく、反対側に来ていた。
「どこにあるんですか?ユウキさん。」
「たしかこの辺りだったと思うんだけど・・・」
ユウキはゲーム知識を思い出しながらピラミッドを調べていく。
(ゲームではピラミッドの裏側を調べていったら階段が現れたからな~。実際はどういう感じなんだろう。)

ピラミッドを調べていくと、一か所だけどう見ても周りと色の違う石があった。
「これがあきらかにあやしいな。とりあえず押してみるか。」
色の違う石を押すと、その石はピラミッドの中に吸い込まれていった。するとユウキの後ろの砂が消えて階段が現れた。
(お~ファンタジー。砂が消えて階段が現れたぞ。)
「ユウキさん。階段が現れましたわ。」

ゲーム通りに階段が現れたのでユウキとジュリアは階段を降りて行った。
「一番奥に宝箱があって、そこにビュンビュンの腕輪があるはずだ。道中はモンスターも出るから気を付けてね。」
「わかりました。」

階段を降りて道なりに進んでいく。道中。包帯をぐるぐる巻きにしたミイラが何度も現れた。ユウキのメガファイアとファイアストームで敵は瞬殺だった。
「さすがユウキさんです。モンスターがまるで相手になりませんね。」
「まあここのモンスターは火に弱いからね。弱点を付けばモンスターなんて簡単なもんだよ。」
「それでもそんなに魔法を連発したらMPが心配じゃないんですか?」
「ああ。俺は魔法の指輪を装備してるから歩く度にMPが回復するんだよ。」
「そんなすごいアイテムを持ってるんですか?それもゲームとやらの知識ですか?」
「そうだね。元々ある場所を知ってたから見つけて装備してるって感じだね。」

ユウキとジュリアはモンスターを倒しつつ、通路をひたすら進んでいく。奥まで進んでいくと棺があった。
「あった。あの棺の中にビュンビュンの腕輪があるんだ。」
「あの棺の中にはモンスターとかはいないんですか?何か出てきそうですが・・・」
「何も出ないと思うよ。」

ユウキとジュリアは棺を開けた。中にはモンスターはおらずユウキの言う通り銀色の腕輪が置かれていた。
「これがビュンビュンの腕輪ですか?」
「そう。これで敏捷値が倍になるはずなんだ。すごいよね。」
「本当にそうなら国宝級のアイテムですよ。」

(だよな~。ゲームの世界ならいくら敏捷が増えても先に攻撃できるだけだったもんな。もちろん先に攻撃できるのは魅力があるけど、ターン制だったからこっちが攻撃したらモンスターも攻撃するんだよな。でもここなら敏捷を上げればひたすらこっちから攻撃できる可能性がある。攻撃してモンスターの背後に回って攻撃、再度モンスターの背後に回って攻撃ってしたらアクションゲームばりにモンスターが死ぬまでずっとこっちが攻撃できる可能性がある。」

ユウキは手に入れたビュンビュンの腕輪を装備した。装備した瞬間。敏捷があがったのがわかった。
(これで俺の敏捷値は700を超えたはずだ。敏捷値700以上ってやばいな。今のカツヤがレベル15だったら130ぐらいだろ。ざっと5倍だもんな。)

「ジュリア目的のアイテムを手に入れたから帰ろうか。」
「はい。2日もいりませんでしたね。」
「ああ。助かったよ。ピラミッドで野宿とか嫌だったしね。」
「たしかに。帰りはどうするんですか?」
「ああ任せてよ。」

ユウキはエスケイプを唱えて、ピラミッドから脱出した。その後テレポートを使いポルートの城へと戻って行った。
「ユウキさん。今日はピラミッドに連れて行ってくれてありがとうございました。」
「いやいやまあ無事に帰れてよかったよ。」
「明日は何するんですか?」
「明日は武器とかアイテムとかを見て回ろうかと思ってるよ。一応魔法使い様の装備を整えておきたいしね。」
「わかりました。では明日もご一緒させて頂きますね。」

そういってジュリアは宿屋の自分の部屋に帰って行った。
(えっ明日も一緒なの!?)
ジュリアが別れ際に言った一言でユウヤは明日も気を付けないと。と気を引き締めるのであった。




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