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よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった 第108話 & 第109話

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ゲーム世界に転生
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よくある異世界転生。俺こと、美波勇気もテンプレのように毎日毎日の残業残業で倒れてしまった。ここでテンプレならチートを授かるモノだが、気づいたらゲームの世界にいた。そう、昔少しだけ流行ったドラゴンファンタジーのゲームの世界だ。有名ロールプレイングゲームを真似て作られた為、そこまで人気はなかったが俺はこのゲームが好きでけっこうやりこんでいた。勇者だったらハッピーエンドを迎えたのに、俺が転生したのは勇者とともに魔王を討伐する友人のキャラだった。一緒に魔王を倒したならそこそこ良いキャラじゃね?と思うかもしれないが、このキャラ。魔王と戦う直前に好きな人を勇者に取られてそのままヤケクソになって魔王に向かって死んでしまうのだ。。。俺は死にたくない。ゲームの知識を活かして生き残るしかない!!

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『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

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第108話 ダークドラゴン撃破???

黒の塔の最上階についたユウキ達。目の前には事前情報通り真っ黒いドラゴンがいた。

そして・・・

「よく来たな。我はこの神殿の守護者ダークドラゴンだ。最上階まで来たお前達は我が試練を突破した。最終の試練は我と戦い勝利する事だ。」

と目の前にいるダークドラゴンは言葉を話すのだった。

「「「「しゃべった!?」」」」

「当たり前だ。我はドラゴン界の中でも上位の存在なのだ。人の言葉を話す事など訳ないわ。」

「どうするユウキ?」

「そうだな。とりあえず戦ってみるか?俺達の力がどれぐらいなのかわかるだろうし。」

「キーアイテムは使わないのですか?」

「そうだな・・・」

(どうする?わざわざキーアイテムを使わないくても今の俺達なら勝てる気はする。ゲームとは違って使わなくても勝てる仕様っぽいし。)

ユウキはキーアイテムを使うかどうか悩んで、戦闘中に使うのを止めた。

その代わり、戦わずに済むように多少交渉する事にした。

「おいダークドラゴン。塔の地下にホーリードラゴンを閉じ込めてるだろ?何故そんな事をしたんだ?」

「地下に行ったのか。我はドラゴン界でも上位の存在である。我にはアイドルであるホーリードラゴンが伴侶にふさわしい。だからだ。地下から我の凄さを知れば喜んで伴侶となるだろう。」

「いやいやホーリードラゴンは嫌がってたぞ。それに閉じ込めてる時点で嫌われてるじゃん。」

「!?黙れ!!そんな事はない。」

「俺達は塔の攻略よりも地下のホーリードラゴンを助けられればそれでいいんだ。もしホーリードラゴンを開放してくれたらいいモノをやるぞ。」

そう言って、ユウキは塔の攻略中に手に入れたホーリードラゴンのプロマイドをダークドラゴンに見せた。

「それは!?」

「どうだ?ホーリードラゴンの激レアプロマイドだ。お前には価値がわかるだろう?」

「なぜ!?なぜお主がそんなモノを持っているんだ!?」

「どうだ?解放してくれたらお前にやるぞ?」

「ぐぬぬ・・・」

ユウキとダークドラゴンはホーリードラゴンのプロマイドを巡って交渉を行った。
その結果・・・

ダークドラゴンも塔の最上階に来た者とは戦わないといけないので、戦闘自体がなくなる事はなかった。だが、戦闘で仮にユウキ達が負ける事があってもホーリードラゴンは解放される事になった。

交渉がまとまったので、ユウキはダークドラゴンにホーリードラゴンのプロマイドを渡した。

プロマイドを受け取ったダークドラゴンは大事にそのプロマイドをしまっていた。

「ユウキと言ったな。では黒の塔の最終試練を始めよう。殺しはせぬが、手加減はせぬぞ。」

「ああ。それでかまわない。俺達も今の自分達の実力が知りたいからな。正々堂々戦おう。」

(ダークドラゴンって邪悪なイメージだったけど意外に紳士なんだな。ホーリードラゴンを無理やりとらえてるから悪者認定だったけど、話せばいいヤツだったな。)

ユウキ達とダークドラゴンの戦闘が始まった。

「ダークドラゴンは光属性に弱いはずだ。ジュリアとニーチェは光属性魔法で攻撃を。リーネはバフと障壁をかけてくれ。」

ユウキ達の戦闘はいつもと変わらない。はじめに敵の攻撃を軽減する障壁、自分達の能力を上げるバフ。そして、手数を増やす為の召喚だ。

ユウキにとって、この世界はゲームの世界と同じだが、ゲームとは違って、敗北したらセーブした場所からリスタートはできない。敗北したらゲームオーバーだ。なので、ボス戦は特に慎重に行動するようにしていた。

能力を底上げして、召喚魔法を使い精霊やフェンリルを呼び出したユウキ達は攻撃を開始する。ダークドラゴンはその間、攻撃せずにユウキ達の準備が整うのを待っていた。ダークドラゴンは紳士だった。

ユウキはドラゴンバスター極を使い、ジュリアはレーザービームを放つ。リーネはソーラーキャノンを放つ。ニーチェも光の極意の中で最上級の魔法を放つ。

今のユウキ達の中で、光属性攻撃の最上級攻撃だった。

攻撃はもちろん全てダークドラゴンにヒットする。現実では空を飛んでよけたりする事も考えれるが、これはゲーム仕様なのか、放った魔法や攻撃スキルは基本的に敵にヒットする。

ダークドラゴンは叫び声をあげていたが、耐えきっていた。

「なかなかやるな。さすが、この塔の最上階まで登ってきただけはあるな。今度はこちらから行くぞ。」

ダークドラゴンは口からブレスを吐いた。

「ブレスが来たぞ。」

ユウキは極光の盾を使った。ユウキが出した盾によって、ダークドラゴンのブレスを防いだ。

(さすが、主人公として新たに覚えたスキルだな。ばっちりダークドラゴンの攻撃を防いでくれた。相性抜群だな。)

ユウキが覚えたドラゴンバスター極も、極光の盾もダークドラゴンと非常に相性が良かった。

その為、ユウキ達はダメージもあまり喰らわず攻撃を続ける事ができた。

そして、何度か攻撃を繰り返すと・・・

「我の負けじゃ。」

そう言ってダークドラゴンは消えていった・・・

だが・・・



消えたと思ったダークドラゴンは人型に変えて再度姿を現したのだった。

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第109話 仲間になるのは・・・どっちのドラゴン?

「参った参った。降参だ。ユウキ達は強いな。」

そういってきたのは、真っ黒いスーツを着た人だった・・・

「え~っと・・・ダークドラゴンなのか?」

「もちろんだ。ああそうか。この姿が珍しいか・・・。我ぐらいになると人化する事なんか簡単だぞ。」

(えっ?倒しても消えないぞ。それに妙になれなれしい。紳士だなって思ったけどこの流れってもしかして・・・)

「そうなんだな。それでホーリードラゴンは解放してくれるんだろ?」

「もちろんだ。ユウキとの約束だしな。それと我もユウキ達について行くぞ。我が戦力に加われば心強いだろ?」

(やっぱり。)

「え~っと・・・いや・・・それは・・・な。なあ?ジュリア?」

「そうね。ホーリードラゴンを仲間にしようと思ってたからあなたはいらないかもしれないわね。それにホーリードラゴンはあなたを嫌ってると思うし。」

「なっ!?・・・それは・・・」

(あっ!もしかして仲間になればホーリードラゴンとも一緒になれると思ってたのか?)

ダークドラゴンはこの黒い塔の最上階で、挑戦してくる挑戦者に対して最後の試練としてずっと立ちはだかるつもりだった。だが、初めての挑戦者であるユウキと話し、そして戦い、一緒に旅をしたいと思うようになった。更にユウキの考えているようにユウキの仲間になれば大好きなホーリードラゴンと一緒に入れるとも思っていたのだ。

「たしかにジュリアの言う通りだな。そういう訳だからダークドラゴン諦めてくれ。」

ダークドラゴンは寂しそうな目をして去って行く・・・

なんて事はなく、

「なぜだ?頼むユウキ、いやユウキ殿、ユウキ様!我も連れて行ってくれ。ここにずっといるのは暇なのだ。お願いだ。頼む。」

とゲームであれば仲間にしなければ寂しそうな目をして去っていくのが普通だが、食い下がるのだった。ダークドラゴンは最初の態度とはうって変わって土下座する勢いでユウキに頼み込んだ。

「どうしよ・・・。」

「マスター。とりあえず一緒にホーリードラゴンに向かってみないか?ホーリードラゴンに振られたらダークドラゴンも諦めるんじゃないか?」

「たしかに。ニーチェの言う通りかも。」

ユウキはダークドラゴンに、ホーリードラゴンを仲間にする事は決まっているからホーリードラゴンが許可すれば一緒に連れて行っても良いと約束した。

ダークドラゴンはユウキの提案を聞いて泣いて喜んだ。ダークドラゴンはホーリードラゴンは必ずOKすると思っていたからだ。

その様子を見て、ユウキはご愁傷様。と心の中で思うのだった。

「それでは地下に向かおうか。」

ダークドラゴンは早くホーリードラゴンに会いたいのか、先頭を切って、黒の塔を下へ下へ降りていく。ダークドラゴンを倒したからなのか。ダークドラゴンを恐れての事なのか、道中は魔物が一切出なかった。

上ってきた時はけっこう時間がかかったが、地下3階にはすぐに着いた。そして、そこには真っ白いドラゴンが先ほどと同じようにどっしりと腰を下ろしていた。

「先に結界を解くとしよう。」

ダークドラゴンがそういうと、再びドラゴンの姿になり、大きな咆哮を放った。

ユウキ達、それにホーリードラゴンもその大きな咆哮に驚いた。

「おい。ダークドラゴン。そんな大きな声出すなら先に言ってくれよ。驚くじゃんか。」

「おお悪い悪い。だがこれでホーリードラゴンを閉じ込めていた結界は解除されているぞ。」

決壊が解除されている事を聞いたユウキ達はホーリードラゴンに近づいた。最初来た時は途中で見えない壁が会って進むことができなかったが、今回はすんなりとホーリードラゴンに近づく事が出来た。

「よかったな。これでここから出られるぞ。」ユウキはホーリードラゴンに声を掛けた。

すると・・・

ホーリードラゴンは白く輝いた。

光が収まるとそこには・・・

真っ白い髪の美女が立っていた。

「ありがとうユウキさん。助けてくれて。女神様からユウキさんが助けにきてくれるって聞いてました。」

「やっぱりホーリードラゴンも人化できるんだね。それと女神様から聞いてるって事は俺達の仲間になるって事も聞いてるのかな?」

「はい。私の力がユウキさんの為になるなら喜んで力を貸します。」

「ありがとう。それで、俺のスキルって一応ドラゴン召喚のスキルなんだけど一緒に来るのかな?」

「いえ。普段はドラゴン界にいますので、召喚魔法を使ってくれればいつでも傍に駆け付けます。」

「なるほど。」

(えっ?じゃあダークドラゴンが付いてくる話も意味ないじゃん。)

ユウキはホーリードラゴンにダークドラゴンと戦って、結界を解いた事。ダークドラゴンも旅についてきたがったので、ホーリードラゴンに許可が取れればかまわないと伝えた事を話した。

「もちろんいやです。私をこんな所に閉じ込めたんですよ。絶対に無理です。」

ユウキは思っていた通りの展開になったので、内容をダークドラゴンに伝えた。

「そんな・・・」

ダークドラゴンは大きな巨体のまま泣き崩れるのだった。

「まあしょうがないわね。」

「だよな。自業自得ってヤツだよな。それよりもダークドラゴンも人化したらどうだ?そんな大きな巨体じゃ邪魔になるだろ?」

泣き崩れるダークドラゴンはユウキの言葉を聞き、人の姿になった。そして、人の姿のまま泣き崩れていた。

だが・・・

人型になったダークドラゴンを見て、ホーリードラゴンは・・・

「えっ!?あの人カッコいい!!」

と、人化したダークドラゴンを見て目がハートになるのだった。

勇者姫ミリア

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よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかったを読み返す

『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

  1. 第1章 ゲーム世界に転生した!?
  2. 第2章 ゲームの流れに沿って行動しよう
  3. 第3章 勇者とは別行動だ!!
  4. 第4章 主人公として

カクヨム250万PVの『異世界転生にチートは必須だよね』を読む

『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

異世界にチートは必須だよねを1話から読む

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