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よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった 第36話

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ゲーム世界に転生
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【よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった】

 

よくある異世界転生。俺こと、美波勇気もテンプレのように毎日毎日の残業残業で倒れてしまった。ここでテンプレならチートを授かるモノだが、気づいたらゲームの世界にいた。そう、昔少しだけ流行ったドラゴンファンタジーのゲームの世界だ。有名ロールプレイングゲームを真似て作られた為、そこまで人気はなかったが俺はこのゲームが好きでけっこうやりこんでいた。勇者だったらハッピーエンドを迎えたのに、俺が転生したのは勇者とともに魔王を討伐する友人のキャラだった。一緒に魔王を倒したならそこそこ良いキャラじゃね?と思うかもしれないが、このキャラ。魔王と戦う直前に好きな人を勇者に取られてそのままヤケクソになって魔王に向かって死んでしまうのだ。。。俺は死にたくない。ゲームの知識を活かして生き残るしかない!!

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『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

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第36話 頂上にいるダークエルフは・・・リヨンの妹!?

宝箱を発見したユウキ達。世界樹の葉や世界樹の種、世界樹の水がゲットできると期待した一同だったが、現れたのは思っていたアイテムと違っていた。

本来はみずみずしい緑色の世界樹の葉は灰色で今にも崩れてしまいそうだった。
本来は透き通った色の世界樹の水は泥水のように濁っていた。

呪いを解かないと、宝箱のアイテムも同じように呪いを受けた状態になる事を確認した一同は宝箱の取得を諦めて、呪いを解く事を最優先する事にした。

宝箱ゲットを止めたが、レベル上げの為、出てくる魔物は積極的に狩って行った。やはり勇者の持つ炎の剣はここではとても優秀だった。相手の弱点属性が火なのでダメージも倍増していた。更に後衛から攻撃するリヨンも非常に心強い。メンバーが1人増えて5人での攻略になって点も大きかった。

(やはり人数は多い方がレベル上げは捗るな。まあ俺はしばらくはレベルは上がらないだろうけど、カツヤとかアイ、ジュリアには丁度よかったな。安全にレベル上げできるのが一番だよな~。世界樹の葉が生き返りのアイテムじゃないんだから安全は重視しないとな。)

カツヤ、アイ、ジュリアはレベルが22にアップした。5の倍数でないとスキルは覚えないので、能力がアップしただけだが、それでもここで2レベルもレベルを上げれたのはとても大きい。

リヨンの案内で迷う事なく、そして、安定して魔物を狩れていたので疲れも少なく、ユウキ達は最上階に辿りついた。

最上階に辿り着くと、案の定、ダークエルフが居た。
エルフと同じように耳が尖っているが、肌の色は白くなく黒い。
そしてエルフは全員がすらっとした体形をしていたが、このダークエルフは胸が大きくお尻も大きい。そう最上階にいたダークエルフは女性だった。

しかも最上階に居たのはダークエルフだけじゃなかった。なんと先ほど見送られたアッシュがダークエルフと一緒にいた。手首に拘束具を付けられており、ダークエルフに捕まっているのがわかる。

「おい!一緒にいるのアッシュじゃないか?なんであそこにいるんだ?ってどうして捕まってるんだ?いつ捕まったんだ?」
「カツヤ!疑問は最もだけど今はアッシュを助ける事を考えましょう。アッシュを助けないとダークエルフを倒した所で神殿に入る事は出来ないわ。」

(そうなんだよ。ここでアッシュを見殺しにするとダークエルフを倒してもゲームオーバーになるんだよな~。とりあえず俺も回復魔法は使えるから最悪俺も回復魔法を使って回復するのがベストだな。ゲームじゃこの時点で世界樹の水をけっこう持ってたからMPを全回復してから、ボス戦してたもんな。)

「おい。アッシュを放せ。お前なんでそんな事するんだ!!」
「リーネよ。どうしてこうなってしまったんだ・・・」

リヨンがリーネ?ダークエルフに話しかける。
(リーネってこのダークエルフの名前か?なんでリヨン
が知ってるんだ?こんな事ゲームではなかったぞ。たしかゲームじゃダークエルフの元に行ったらいきなり戦闘が始まって、人質がいるので手出しできない!って何ターンも攻撃できない状態が続いた後にアッシュが解放されてようやく攻撃できるって感じだったんだが・・・こんな戦闘前の会話は予定にないぞ・・・)

「リヨンか。私はお前達に裏切られたんだ。何が里を守る為に生贄になれ!だ。そんな事したって里が平和な訳ないだろう。現に私が生贄にならなかってもエルフの里に災いはおきなかったじゃないか。私はそんな昔ながらの老人どもが居座っているエルフの里に嫌気が差したんだ。老人連中は、世界樹の件だって、生贄を捧げればなんとかなると思ってるだろ?あんな村無くなればいいんだよ!!」
「リーネ・・・」

「リヨン?どういう事だ??」
「ああ。リーネは私の妹だ。昔、災いを鎮める為にリーネを生贄としてドラゴンに差し出そうとしたんだが、リーネは逃げ出したんだ。それから行方不明になっていたんだ。」
「リヨンはダークエルフが妹だと知っていたのか?」
「ある程度は予想していた。ダークエルフというのはエルフが闇落ちしてなる種族だからな。里に恨みをもっているモノは最近じゃ妹しかいなかったからな。」

「リヨンも同罪さ。私を守ってくれなかったんだからね。」
「リーネ・・・あの時はすまなかった。私達もあの事があってから考え方を変えたんだ。現に、あの時はしばらくしたらドラゴンも居なくなって災厄も消えたからな。」
「それでも!!私を見捨てた事には変わりない!!」

(どうする?ダークエルフはリヨンの妹?そんな設定初めて聞いたぞ!?どうするこれ?)

リヨンとリーネが話をしていると、不意にアッシュが拘束を解いてこちらに向かって走ってきた。
「アッシュ!!」
「リヨンはアッシュの手を掴むとそのまま自分の元へ手繰り寄せた。」

アッシュに逃げられたリーネは人質がいなくなったからか少し動揺している。
そこに拘束から抜けたアッシュが話し始める。

「リーネさん。あなたは間違ってるわ!たしかにあなたを見捨てたエルフの集落はひどいかもしれない。でも復讐は良くないわ。あなたは逃げ出して自由になったはずよ。なぜ復讐なんてつまらない行動に出てしまったの?」
「それは・・・」

「今ならまだ間に合うわ。世界樹の呪いを解いて!このままじゃエルフが滅んでしまうわ!」
「こんな村!!滅べばいいんだ!!」

「アッシュ。とりあえずリーネを無力化しよう。話はそれからでもできるだろ!」
「そうね・・・カツヤ、リヨン。お願い!」

「「まかせろ!!」」

色々あったが、カツヤ達とダークエルフのリーネの戦闘が始まったのだった!!

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