気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
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第145話 4年生競技5日目&6日目・・・勇者登場!?
3大国交流会の4年生の競技、3日目を終えて、王国は帝国よりも10ポイント多く取得し、首位に立っていた。
今日は攻城戦の競技がある。攻城戦にはセリーヌが参加する事になっていた。
「セリーヌ。どんな感じ?」
「クリフ様・・・そうですね。帝国もやっかいですが、やはり聖国をどうにかしないと優勝は難しいですね。」
「聖国か・・・。たしか聖国は聖女が出てくるんだよな・・・」
「はい。事前に入手した情報ではかなりの結界魔法を用意しているとか・・・」
(結界魔法か・・・。それに回復系も強そうだよな。聖国を後回しにして帝国から倒すか・・・だけど僕達が首位なのは聖国も帝国も知っている。とすればきっと両国とも王国を始めに狙ってくるだろうな。)
「かなり厳しい競技になりそうだね。」
「わかっています。ですが、王国メンバーとして負けるわけにはいきません。」
「うん。応援してるよ。頑張ってね。」
「はい。」
(は~。具体的なアドバイスが全然できなかったな~。というかアドバイスが思い浮かばない。正直攻城戦は厳しいな・・・)
何もアドバイスできないまま、攻城戦が始まり、クリフ達は観客席のモニターで様子を見ていた。
「クリフ様。セリーヌには何かアドバイスをしたのですか?」
「ジャンヌ・・・正直何もアドバイスできなかった。今の状況では攻城戦を勝つのは難しい。きっと開始と同時に帝国と聖国は王国を攻めるだろう。きっと守りで精一杯になるはずだ。」
「そうですね・・・それに聖国には聖女様がいます。」
「そうなんだ・・・。セリーヌの事を考えると心配で・・・」
「大丈夫ですわ。セリーヌ達を信じましょう。」
「うん。」
セリーヌ達は頑張った。城を取られない様に『文』のメンバーも必死に魔法を使って城を守る。
だが、検討むなしく、一番最初に陥落したのは王国の城だった。
帝国と聖国から同時に攻撃されて、反撃にも移れずただただ城を守った王国メンバー。始めはフレイを中心に火魔法で反撃していたが聖国の守りも固かった。徐々に押され始め、防御が追い付かなくなったと思ったら一気に城を落とされた形だ。
王国が負けた後は聖国と帝国の一騎打ちとなった。
聖女を中心に守りを固めて、帝国が疲労した所に一気に帝国の城を攻めた聖国チームは見事の一言だった。
聖女率いる聖国チームが攻城戦を制し、結果は
聖国10ポイント、帝国5ポイント、王国3ポイントとなった。
更に、統一テストの結果も発表された。
5人の総合得点で順位が決まるのだが、王国と聖国が同点だった。
結果王国と聖国が10ポイントずつ、帝国が3ポイントの取得となった。
一週目2年生:王国38ポイント、聖国30ポイント、帝国28ポイント。
二週目3年生:王国23ポイント、聖国19ポイント、帝国30ポイント。
三週目4年生:王国23ポイント、聖国25ポイント、帝国16ポイント。
総合計:王国84ポイント、聖国74ポイント、帝国74ポイント。
となり、王国の首位は変わらずだが、聖国がポイントを増やし追い上げてきた。
その日は王国チームの雰囲気は暗かった。セリーヌを筆頭に攻城戦参加メンバーは何度も王国メンバーに謝っていた。
クリフを中心にセリーヌ達を慰めるのに時間がかかったが、一日で気持ちを切り替える事ができたのか、セリーヌはいつも通りの感じだった。
「クリフ様おはようございます。昨日は情けない姿を見せてしまいましたわ。」
「セリーヌおはよう。負けたら誰だって悔しいと思うからしょうがないよ。」
「今日は武道会の決勝戦ですね。マッシュさんは勝てると思いますか?」
「勇者に?・・・正直厳しいだろうね。」
「そうですか・・・。」
「多分勇者は大将で出てくるだろうから、勝算があるとすれば、他のメンバーを少ない人数で倒して、勇者を消耗させる事かな・・・。」
「そうですね。ですが・・・。そううまくはいかない・・・ですよね。」
「ああ・・・」
クリフとセリーヌが話しをしていると、マッシュが後ろから声を掛けてきた。
「どうしたんだクリフ?セリーヌ。暗い顔して。」
「マッシュ!!おはよう。いや今日の対戦相手の事を考えてて・・・」
「勇者の事か・・・なるほどな。でも・・・俺だってこの日の為に鍛錬してきたんだ。全力でぶつかるつもりだぜ。」
「・・・・そうだな。僕も全力で応援するよ。」
「私も。」
「ああ。応援期待してるぜ。それじゃ先に会場に行ってるな。」
そういってマッシュはクリフとセリーヌと別れていった。
「マッシュさん・・・空元気でしたね・・・」
「ああ。きっと昨日はあまり寝れなかったんじゃないかな・・・。でも僕達は精一杯王国を応援しよう。まだ始まってもないんだ。結果はわからないしね。」
(そうだ。勇者が相手だって勝てないって決まった訳じゃない。僕以上にマッシュの方が不安なはずだ。僕が全力で応援しないでどうする!!)
クリフはマッシュ達の応援の為、競技場に向かう。
勇者が初めて姿を現すので会場は満員だった。
「いつも以上に観客がいますね。」
「勇者がくるからな。来週は個人戦がある。単純に偵察する為と、勇者を見たいって理由もあるだろうけど。」
「マッシュさんががんばれるように私達ががんばって応援しないといけませんね。」
「ああ。ただでさえアウェイなんだ。僕達の応援をしっかりとマッシュ達に届けよう。」
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