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第49話&第50話 主席合格しました。入学準備を進めます。

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異世界小説
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第49話 合格発表!! 学園長!それはやりすぎっしょ

高等学校へ入る為に入学試験を受けたクリフ。今日はその合格発表がある。クリフはミーケを誘って合格発表を見に行こうとミーケに声を掛けていた。

「ミーケおはよう。今日って試験の合格発表の日だよね。一緒に見に行かない?」
「クリフ君おはよう。いいよ。私も気になってたから結果を早く知りたいし。お母さんに受付変わってもらうからちょっと待っててね。」

(よし。ミーケを誘う事に成功したぞ。今日は合格発表を一緒に見に行くだけだから何もないだろうけど、こういう積み重ねって大事だよな。)

クリフはケモ耳枠のハーレムは必ず一人は欲しいと思っていた。ヘタレなので、積極的にハーレムを作ろうとはしてないが、男なので、ハーレムの願望はすごく高い。

ミーケは受付をかわってもらうのと、準備の為、宿屋の奧に入って行ったのでクリフはその場でしばし待った。20分程でミーケは戻ってきた。

「おまたせ。じゃあお母さん行ってきます。」
「ミーケ、クリフ君行ってらっしゃい。」

ミーケの母のサーシャに見送られ、クリフとミーケは合格発表の場である、高等学校へ向かった。

学園につくとすでに多くの人がいた。
「めっちゃ人がいるな~。みんな試験の結果が気になるんだな。」
「そりゃそうだよ。この学校は人気高いしね。倍率が高いから落ちる人も多いから私も心配だよ。」

クリフとミーケは人の波の向かう方へ歩きだした。どうやら学園性?が誘導してくれているようだった。あんないに従って移動していると大きな広場に合格者が張り出されているであろう板があり、そこにはびっしりと合格者が出ていた。

(お~。なんか大学受験を思い出すな。自分の番号を探す時はドキドキしたっけ。今回は学園長から合格って言われてるけど、やっぱり自分の目で見るまでは緊張するよな。)

「クリフ君。あそこに張り出されてるよ。」
「そうだな。探してみよう。」

ミーケの番号を聞いたクリフはまずはミーケの番号を探した。すでにミーケは板の前まで入って行って探していた。
「クリフ君あったよ。合格したよ~。やった~やった~。」

ミーケは自分で早々に合格者の欄に自分に名前があるのを見付けていた。

「ミーケおめでとう。よかったな。僕も探すよ。」
「クリフ君もあったよ。あれだけ目立って貼ってたらすぐに見つかるよ。」

ミーケは合格発表一覧の一番上を指さしてクリフに教えた。
ミーケに言われて一番上を見るとクリフは衝撃を受けた!!!!

(えっ・・・)
一瞬自分の目を疑ったクリフは再度合格発表一覧を見た。そこには

主席合格 1038番 クリフ・ボールド Sクラス 300点/200点
と書かれていた。しかも他の人の発表欄の3倍程の大きさで・・・

(いやいやいや。主席なのは100歩譲っていいとして、一番上にあれだけ大きく書かれたら目立ちすぎるだろ?しかも300点って!?満点超えてるんですけど・・・)

合格発表を見て、声も出せずにただただ眺めたまま驚愕して別世界に旅立っていたクリフに
「クリフ君すごいね。主席で点数も満点以上だよ。でもSクラスか~。私はBクラスだったからクラスは別になっちゃったね。」

ミーケの言葉に現実に戻ってきたクリフは
「ふ~。ありがとうミーケ。ちょっと別世界に行ってたよ。でも・・・は~主席か~。なんか面倒事を引き当てた気がする。これから大変だよ・・・」
「クリフ君なら大丈夫だよ。」

「ありがとうミーケ。あっ学園でもよろしく。わからない事があったら聞いてよ。何でも教えるよ。王都の事はミーケの方が詳しいけど、勉強とか魔法の事なら僕も詳しいからさ」
そういってクリフはミーケに手を差し出し二人は握手をした。

(は~。もうこうなったらしょうがないか。やるしかない!開き直れ僕!それにしてもこれは学園長の陰謀か?負けた腹いせか?今年はセリーヌも入学するし、王族以上に目立つのは避けたかったんだが・・・)

ミーケと話しながら他の合格発表者を眺めていると声を掛けられた。
「ようクリフ。主席おめでとう。まああれだけやらかしたら当然だよな」

声を掛けてきたのは試験の時に知り合った、イケメンで貴族で物語の主人公みたいなマッシュだった。

「おっマッシュか。ああありがとう。主席はできすぎだけどな。マッシュはどうだった?」
「当然Sクラスで合格だ。4年間よろしくな。」
クリフとマッシュはがっちり握手した。

「マッシュ様!?クリフ君。マッシュ様と知り合いなんですか?」
「ん?ああ学科試験の時に後ろの席にいてね。その時に知り合ったんだ。ミーケはマッシュを知ってるの?」

「はい。マッシュ様は王都では有名ですから。」
「ははは。同じ学生なんだし、様はいらないよ。クリフの方がすぐに有名になるだろうけどね。あれだけデカデカと主席って出てるからなあ。」
「言えてますね。」

マッシュとミーケ二人がクリフを見て微笑む。
「別に僕が頼んだ訳じゃないよ。たしかに試験はがんばったよ。試験に落ちたくないしSクラスにも入りたかったから。でも、僕はこう、なんてゆうか目立たずに学校を楽しみたかったんだよ。」

「あきらめろ」
マッシュから肩を叩かれたクリフは苦笑いで答えた。

こうして合格発表の場でも話題を一人独占してしまったクリフは周りからの視線に耐え切れず、
「マッシュごめん。なんかみんなこっち見てるし面倒事は嫌いだから帰るよ。」
「そうだな。その方がよさそうだ。又学校でな」

試験日と同様にこの日も逃げるように学園から去って行った。
クリフが合格発表の場から離れてからも、
「あれが今年の主席ね。」
「ボールドって事は辺境伯家の子供だよな。」
「イケメンね。仲良くしたいわ」
「辺境伯のクリフって神童って噂があったよな。噂通りって事か」
「てか300点って何したんだよ?」
「結婚したいわ」

クリフの話題がなくなる事はなかった。

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第50話 入学まで1カ月あれもこれもしたい

合格発表を終え宿に帰宅したクリフとミーケ。学園ではクリフの主席と満点以上の特典を取った事が噂になり大騒ぎになっていた。

「ミーケ今日は合格おめでとう。あとごめん。あんな事になるとは思わなくて。」
「大丈夫だよ。改めてクリフ君もおめでとう。ちょっと驚いたけど主席のクリフ君と友達になれてよかったと思ってるよ。」

(ミーケ良い奴だな。学校が始まっても仲良くしたいな。)
学園で大騒ぎになり、気疲れしたクリフは今日は宿屋で一日休む事にした。

部屋に戻ってスイムをポケットから出したクリフは今後の事を考えていた。
「とりあえず学園が始まるまで後1カ月ある。候補としては冒険者活動してランク上げる。ダンジョンを攻略する。転移先の登録にもなるし他の街に行ってみる。魔の森を攻略する。ぐらいか。」

クリフは転移が使えるので辺境伯に戻る事もできるし、危なくなったら転移で逃げる事もできるのでダンジョンをソロで挑戦もできる。又、空を飛ぶ事ができるので他の街や国に行くことも容易だ。一度行ってしまえば次回からは転移で移動できる。すでにかなりのチートになっている事をクリフは自覚していなかった。

「実家に戻るのは無しだな。魔の森は今後の為に攻略していきたいけど、知り合いに見つかると困るからこれも無しだな。転移が使える事は誰も知らないしな。となると最有力はダンジョンだな。エリーさんも近くにあるって言ってたし、転移で移動できるならそこまで苦労しない可能性もあるしな。」

クリフが一日宿屋でゆっくりし、入学が始まるまでの1カ月をどうすごそうか考えてるその頃王城では・・・

「お父様、無事高等学校にSクラスで入学を決めましたわ。クリフ様が主席で私が次席ですわ。」
「セリーヌおめでとう。クリフ君の事も知ってるよ。何やら学校は大騒ぎだったらしいね。」

「はい。私が行った時にはクリフ様の話題で持ち切りでした。クリフ様には会えなかったのは残念でした。」
「ははは。なんかクリフ君は騒ぎにならないうちに帰ったらしいよ。それにしてもセリーヌ。これでクリフ君は学園中で一番目立つ存在になったな。いや学園外でも注目の的だろう。これから大変になるぞ」

「わかっておりますわ。私も王家の人間として、クリフ様を愛する女性として負けませんわ。」
「うん。応援してるよ。クリフ君と繋がりが強くなれば国としても助かるしね。」

サリマン王国の王マテウスと第二王女のセリーヌはクリフの事を話しながらクリフとセリーヌがうまく行くように計画を練っていた。

一方その事学園長室では
「学園長、あんなデカデカとクリフの名前を張り出したら目立ってしょうがないじゃないですか?なんであんな事をしたんですか?」

「アーサー君、落ち着いて。クリフ君は今までの学園の試験で歴代最高得点を出しました。遅かれ早かれきっとかなり注目されるでしょう。様々な人が彼に近づいてくると思われます。中には利用しようとする人も多くいる事でしょう。そうならない為に今回周囲に規格外っぷりを示す事で同期のセリーヌ様や上級生のあなたに危機感を持ってもらって支えてもらおうと思いまして」

(まあ模擬戦で負けた腹いせにやっちゃったとは言えないよね・・・)

「なるほど。そうなんですね。わかりました。クリフの事はなるだけ気にかけるようにします。ただ、前も言いましたがクリフは戦闘能力だけでなく、人間としても強い自慢の弟です。きっと学園も更に良い方向に進んでいくと思いますよ。」

学園長のミスティとクリフの兄アーサーそれに姉ミリアは今日の出来事を話し合い学校が始まったらクリフをサポートしていくことを改めて決めるのであった。

~神界では創造神が他の神と雑談していた

創造神「クリフ君は無事高等学校への入学を決めたようじゃの。それにしても歴代最高得点か。しっかりチートっぷりを発揮しておるの~」

魔法神「そうですね。ちょっと女性に対していやらしい面もありますが、基本的に礼儀正しいですし、誰とでも差別する事なく接してる所は好感が持てます。このまま成長してくれたらこの世界も大丈夫そうですね。」

剣神「クリフ君は好感が持てるが、帝国の勇者は最悪だな。今日もぶつかったって理由だけで子供に手をかけてたし、気になる女性には手当たり次第声をかけて自分の物にしようとしてる。あいつも帝国の高等学校に入学したんだろ?」

武神「そのようだな。ただ、試験は受けずにそのまま入学みたいだがな。皇帝につめよって無理やり試験免除にしたみたいだぞ。一応試験免除で高等学校に入学をしたのは勇者だけだったからそれに気分をよくして最近は更に傲慢になってるな。」

創造神「は~。悩みの種じゃな。勇者君が魔王を倒してくれたら良いんじゃが、今のままなら難しいしの~。努力せんから能力も上がっていかんし、周りもついてこん。取り巻きは多いが、多くは勇者を利用しようとしてる者ばっかりじゃ。」

魔法神「ええ。見ていてムカムカして加護を取り上げたいですが、一度与えた加護は外す事ができませんからね。まあ帝国でおとなしくしているなら、その間にクリフ君がもっと強くなるでしょうし。同年代でもすでに勇者よりも強いクリフ君ですが、まだまだ魔王を相手にするには力不足です。もっとがんばってもらわないと」

クリフの評判は神界では右肩上がりに上がっている。対して帝国の勇者の評判は右肩下がりで下がりきっており、底辺まで落ちていた。もはや逆に障害になっている。クリフと勇者が出会うのも近い・・・かも??

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