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第47話&第48話 Dランク冒険者になれました

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異世界小説
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第47話 称号にゴブリンスレイヤーの称号がないんだが??

ゴブリン集落の対処の依頼を受けたクリフ。集落のボスが討伐可能だと思ったクリフは今、そのボスと対峙している。

(大きいな。とりあえずどんな感じか能力を見てみるか。鑑定)

【種 族】 ゴブリンロード
【性 別】 男

【レベル】 20
【H  P】 1,000
【M  P】 100
【体 力】 200
【筋 力】 200
【敏 捷】 100
【知 力】 30
【魔 力】 30

【スキル】 両手剣LV3

(全然強くないな。スイムよりは強いが、これなら楽勝だな。よくこれで魔法から逃れれたな。そうか。他のゴブリンを盾にしたんだな。ゴブリンロード以外は出てこないかったからきっとそうに違いない。)

ゴブリンロードを鑑定してみたが思ったよりも強くなかった。依頼としてはCランクなのでそんなもんなのではあるが、クリフはステータスが規格外に上がっており、ゴブリンロードを脅威と思わなかった。

ゴブリンロードが怒りながらこっちに向かってきたのでクリフは剣を出して応戦した。ゴブリンロードが大剣を振り下ろしてきたのを剣で受け止めたクリフは

(余裕だな。この大きさとこの顔の迫力でちょっとビビったけど、ステータスの差は大きい。剣で受けても何も感じないな。こりゃゴブリンキングやゴブリンエンペラーでも実はなんとかなったかもな。)

ゴブリンロードの大剣をなんなく受け止めたクリフは剣を横なぎにし、ゴブリンロードを真っ二つにした。

ゴブリンロードを倒した後は楽だった。残ったゴブリンは統率が取れなくなり、バラバラに散って行った。クリフとスイムは逃げ行くゴブリンを魔法と剣で倒して行った。

あれほどいたゴブリンは全くいなくなり、ゴブリンの集落は無人になった。
「よし。スイムお疲れ様。これで依頼達成だな。集落を作るぐらいだから、誰か囚われてたりとかあるかと思ったけど、何の反応もなかったな。囚われてた女騎士とか助けるのってテンプレだったんだけど、今回は無かったな。」

ゴブリンと言えば、女性をさらって種族を繁殖させているので、集落がある時点で幾人かの女性は犠牲になっている。クリフが集落に行った時に女性がいなかったのは繁殖に利用された女性はすでに死んでいたのであろう。

ゴブリンの集落を後にし、ギルドへ向かうクリフとスイムだが、帰りは時間もあったのでゆっくり帰って行った。道中、
(そういえば200体近いゴブリンを倒したんだからスイムもレベル上がってるよな。僕は戦闘が終わった時に1回レベルアップの音が流れたから1レベルアップしかしなかったけど・・・)

クリフはクリフとスイムのステータスを確認した。

【名 前】 スイム
【年 齢】 5歳
【種 族】 スライム族
【身 分】 スライム
【性 別】 女
【属 性】 水・空間
【加 護】 スライム神の加護
【称 号】 クリフの従魔

【レベル】 10 → 25
【H  P】 50 → 250
【M  P】 50 → 250
【体 力】 50 → 250
【筋 力】 50 → 250
【敏 捷】 50 → 250
【知 力】 50 → 250
【魔 力】 50 → 250

【スキル】 収納・物理耐性・分裂・吸収

「スイム、すごいレベルアップしてるじゃん。やったな。ステータスも大きく伸びてるぞ。でも、あれだな。スキルとかって増えてないな。ゴブリンだったからかな。普通、テンプレなら魔物を取り込んだらその魔物が使えるスキルも取り込むんがテンプレだと思ってたけど・・・違うのかな。まあいっか。次は僕のステータスを確認してみよう。」

【名 前】 クリフ・ボールド
【年 齢】 11歳
【種 族】 人族
【身 分】 辺境伯家次男
【性 別】 男
【属 性】 全属性
【加 護】 創造神の加護・魔法神の加護・剣神の加護・武神の加護・
戦神の加護・愛情神の加護・
【称 号】 転生者・神童・大魔導士

【レベル】 36
【H  P】 38,000
【M  P】 103,000
【体 力】 2800
【筋 力】 2600
【敏 捷】 2600
【知 力】 3600
【魔 力】 31,000

【スキル】 鑑定・アイテムボックス・全魔法適正・隠蔽・全武器適正
無詠唱・身体強化・気配察知・消費MP軽減・戦闘補正S
状態異常無効・転移魔法
火魔法LV9・水魔法LV8・風魔法LV8・土魔法LV8
光魔法LV8・闇魔法LV5・時魔法LV5・空間魔法LV6
治癒魔法LV8・雷魔法LV5
片手剣LV8・短剣LV8・両手剣LV5・弓矢LV5
槍LV5・斧LV3・鎖LV1・棍棒LV3

(まあ僕の方は1回しかファンファーレがならなかったから1レベルしか上がってないのはわかってたけど・・・ゴブリンならもうレベルは上がらないかもな・・・称号にゴブリンスレイヤーがついてるかと思ったけど、ないな。ドラゴンスレイヤーもゴブリンスレイヤーも定番だけど、ゴブリンはもっとたくさん倒さないと無理だよな。1,000体とか10,000体ぐらいかな。)

魔物を倒すと称号がつくのは間違いではないが、どこにでもいるゴブリンである。1万体倒してようやく称号を得る事ができる。ちなみにドラゴンはドラゴンのレベルにもよるが、災害級の場合、1体倒せばドラゴンスレイヤーの称号を得る事ができる。

(まあゴブリンスレイヤーは特にほしいわけでもないから別にいいけどね。)

ゴブリンスレイヤーの称号が無い事に特に落ち込む事が無かったクリフは
すぐにギルドに戻ると怪しまれると思い、3日程スイムとダラダラすごしてからギルドに依頼の報告をしたのだった。

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第48話 ギルドマスター襲来!?実力がバレる!?

ゴブリン集落の対処の依頼を受けたクリフ。いざ集落に向かってみるとゴブリンの数が多くて戸惑ったが、実際はクリフが強すぎて相手にならなかった。

ゆっくり集落に向かって、短時間で集落を破壊したクリフはすぐにギルドに報告すると、「まだそんなに時間経ってないですよね。もうゴブリンの集落を壊滅してきたんですか?」と不必要な面倒事が起こると考えて、ゆっくりと時間をかけてギルドに報告に行った。

依頼達成の報告をしたのは、依頼を受けてから1週間後だ。ちなみに明日は高等学校の合格発表日である。

報告をしようとギルドに入ると~
「クリフ君!?無事だったの!?よかった~」
エリーさんがクリフを見付け駆け寄ってきた。

「あっエリーさん。はい。集落を壊滅させてきましたよ。」
「よかった~。クリフ君がなかなか帰ってこないから心配してたのよ。いくらクリフ君でもいきなりCランクは早すぎたかな~って」

(遅くても結局面倒事になるんか~い!!。いや単に心配してくれただけか?)
「いえいえ、慎重に進めたので日数がかかっただけですよ。討伐自体は無理なくやれましたから。」

「よかった。詳しくきかせて頂戴。2階の個室に行きましょう。」
クリフとエリーは2階の個室に向かった。

話を進めようとすると、ドアがノックされて強そうな男性も入ってきた。
「マスター!?どうしたんですか?」

(この人がギルドマスターか。強そうだな。なんていうかオーラが見える・・・)
「エリー、クリフ君が戻ってきたんだろ?俺にも話を聞かせてくれ。クリフ君、俺がこの王都のギルドマスターのヨハンだ。よろしくな。」

「あっはじめまして。この前冒険者になったばっかりのクリフです。よろしくおねがいします。」
(てかなんでギルドマスターがいるんだろ??ゴブリン集落ってけっこう重要な依頼だったのか?)

クリフがギルドマスターが来る理由がわからずにいると
「今回のCランク依頼のゴブリンの集落の対処をクリフ君が受けるに当たって、許可したのは俺だからな。エリーがクリフ君がなかなか戻ってこない!って言ってたから俺も心配だったんだ。どうせだから一緒に話を聞かせてくれ」

(なるほど。たしかにエリーさんが独断で許可するわけないか。僕はまだEランクだしね。)

クリフはゴブリン集落に往復で4日かかった事、集落の周りではぐれゴブリンを討伐しながら3日かけてゴブリンの壊滅させた事、ボスがゴブリンロードだった事、約200体程が集落を作っていた事を伝えた。

「なるほどね。そういう事なら時間がかかったのもうなずけるわね。」
「はい。僕は一人だったので、いきなり突っ込むとゴブリンに囲まれると思って少しずつ数を減らしていきました。ゴブリンキングかゴブリンソルジャーなら逃げる予定でしたが、ゴブリンロードだったので討伐して、集落を壊滅させたって感じです。」

「わかったわ。依頼の報酬と今回の依頼の達成でクリフ君のランクが上がるからギルドカードを貸してくれる?」
クリフはエリーさんにカードを渡すと、エリーさんは部屋から出ていった。部屋にはクリフとギルドマスターが残った。

「クリフ君は噂は色々聞いてるよ。さすがアレクさんの息子だね。」
「父を知ってるんですか?」

「もちろん。アレクさんは有名だからね。それにクリフ君。直接見て見るとわかるがクリフ君も相当強いでしょ。僕と一戦してみないかい?」

(いやいやギルドマスターに実力がバレるのはまずいでしょ。ばれたら最後、色々面倒な依頼を押し付けられるやつだ。テンプレだ。ここは全力回避一択だな。)

「いえいえ。まだ冒険者になったばかりですし、ギルドマスターにはさすがにかないませんよ。」
「そんな事ないよ。ミスティ学園長に勝ったんでしょ。十分強いと思うよ。」
「えっなんで知ってるんですか?」
(学園長との模擬戦の事はもう伝わってるか。てかどこまで知ってるんだ?この人)

「はっはっはっやっぱりか。なんか試験で模擬戦をした事は聞いたけど、なんか違和感があったから学園長とかなり良い勝負したとは思ってたけどまさか学園長に勝つとはね。」

どうやら鎌をかけられたみたいだ。
(ミスったな。この辺の駆け引きはまだまだだな。まあギルドマスターは経験も豊富だろうしな。)

「まあ試験ですし、学園長もかなり手加減してくれたと思います。運もよかったですし」
「ふ~ん。まあそういう事にしといてあげるよ。」

クリフとヨハンがそうやって話しているとエリーさんが報酬を持って戻ってきた。
(よかった。エリーさんが帰ってきた。このまま話をすると、僕の事がどんどんバレていくから早めに退散しないと・・・)

「おまたせ。まずゴブリン集落の対処の報酬が金貨100枚で、これがクリフ君の新しいギルドカードよ。おめでとう。これで今日からクリフ君はDランクの冒険者よ。駆け出し卒業ね。」

「ありがとうございます。」
(やった~金貨100枚ゲットだ。1週間で100万円ってかなり稼いでいるよね。この調子で冒険者活動したらお金稼ぎは楽勝だな。よし、報告も終わったしギルドマスターとは話したくないから、宿に戻ろう。)

通常の依頼はパーティで組むのが普通である。
Cランクの依頼は金額に差はあるが、金貨10枚~100枚程が普通だ。5人パーティなら一人当たりの報酬は金貨2枚~20枚程になる。毎日依頼を受ける訳ではないのと、武器や防具、ポーションなどの消耗品など冒険者はお金がかかる。なので、Cランク冒険者はなかなかお金が貯まらないのが現状だった。

1人で依頼を受けているクリフには当てはまらないかもしれないが・・・

報酬を受け取ったクリフは、今回のゴブリンの魔石やその他魔物の素材も売却し、逃げるようにギルドを去った。魔石や魔物の素材は金貨20枚になり、クリフは合計金貨120枚をゲットしたのだった。

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