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第31話&第32話 王様から期待されるクリフ【冒険者で成り上がる!?】

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異世界小説
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第31話 王様からの期待がやばい・・・

陛下、王妃様、セリーヌ様と部屋で向き合って、昨日のギルドの事を話すクリフだったが、

「それはクリフ様は悪くありません。どう考えても絡んできた冒険者が悪いです。そんな人はお仕置きされて当然だと思いますわ。」とセリーヌが僕が悪くないといってくれた。

(さすがセリーヌ様だ。しばらく会ってなかったが、同じ時間を1週間過ごして好感度はかなり上げたからな。その効果だ出てるのかな。よかった。よかった。)

「陛下。今日は昨日のギルドの件で僕は呼ばれたのでしょうか。詳細は今話した通りなのですが・・・」

「いやいや。ギルドの件はたまたま話を聞いただけじゃ。本命は別にある。クリフ君。王都に来ておるという事は来週の高等学校の入学試験を経て高等学校に通う為じゃろ?」

「はい。そうです。」
(って陛下はそれぐらい知ってるでしょうが)

「セリーヌもそこに通うんでな。友達として仲良くしてもらおうと思って今日は呼んだのじゃ。」

(えっそんな事の為だけ?うそくせ~。だってセリーヌ様は王女様だよ。何もしなくても周りには人が集まると思うんだが・・・う~ん。陛下が何を考えているか読めない・・・。まあここはあたりさわりのない回答をしておくか。)

「それはもちろんでございます。セリーヌ様が辺境伯領に来られて時にずいぶん仲良くして頂きました。友達として高等学校でも仲良くして下さるのはこちらとしても願ったりです。」

「まあ。ありがとうございます。私もクリフ様がいらっしゃたら学校を楽しくすごせますわ。」
セリーヌ様は僕への好感度が高い!?辺境伯領で1週間すごしただけでこれほどの好感度になるとはとても思えないくらいだ。

「実を言うとな、セリーヌとクリフ君の同級生にはクリフ君以外にもそれぞれ街や村で神童と呼ばれていたモノが多くいるのだ。街の剣聖、街の武聖、村の聖女、炎の魔女や氷の魔術師などな。かなり良い才能を持った子たちが同世代に多くいる。国が変われば勇者や聖女もいるんだが、今世代は周りより黄金世代と呼ばれておるのは知っておるか?」

(勇者や聖女が同年代にいるのは知っているが、僕達って黄金世代ってよばれているんだな~。)
黄金世代と呼ばれていた事は知らなかったクリフなので。

「そうなんですね。黄金世代の事は知らなかったですが、高等学校がより楽しみになりました。」
(チート&ハーレムを目指す僕からしたらドンとこい!って感じだよな。目立ちすぎずにどんな奴よりも強くなってやるぞ。)

と自分の目的の為にやる気を出すクリフだった。

「まあ街を視察した時に神童と呼ばれる子は一通り見てきたんじゃが、その中でもクリフ君が一番だと思っていての。能力的にも人間的にもの。じゃからクリフ君にだけセリーヌを頼む。と直接呼ばせてもらったのじゃ。もちろん視察した者以外にもよい子はいるじゃろうが、そればっかりは今はわからんからなぁ」

(なるほど。陛下の印象は盗賊に襲われてた所を助けたから印象は良いだろうし、セリーヌ様との仲は良好。更に父上や母上の事も良く知ってるから。って所かな。期待が圧がすごいのはちょっと驚きだが、困る事ではないよな~)

と陛下の期待の背景を考えていたクリフだが、前向きに考える事にした。

「それは光栄でございます。若輩者ではございますが、期待に応える為、精一杯させて頂きます。」
と僕は立ち上がって片手を前においてお辞儀をした。

その後は、辺境伯領で陛下とセリーヌ様と別れた後の事を話して、王城を後にした。
(あ~。急に王城に呼ばれるから何事かと思ったけど、特になにもなくてよかった。セリーヌ様が綺麗になってて会えてうれしかったな)

とセリーヌ様の事を思い出しながらニヤニヤ顔で街中を歩いていたので、すれ違う人々から奇妙な視線を向けられていたことをクリフは知る由もなかった。

~一方、クリフと別れた王様一行は~

「で、セリーヌよ。クリフ君はどうじゃった?」
「はい。やはり何も感じませんでした。ですが、何も感じなかったからこそ、普通にお話できましたので、今日はとてもうれしかったです。」

実は王族一族はみな魔眼を持っており、セリーヌは相手の感情がわかる魔眼を持っていた。それゆえに、相手からの好意や嫉妬、欲望などを今まで数多く見てきたセリーヌは人づきあいをあまりしてこなかった。これほどの美少女である。貴族、平民問わず、男と会えばいやらしい考えがすぐに見えてしまう。

セリーヌはそれもあって男性恐怖症であった。クリフに対してはなぜか感情がわからなかったので、普通に接する事ができたのだった。
クリフもいやらしい考えを持ってセリーヌと接したいたが、感情が読まれなったので助かっていたのである。

「やはりか。不思議じゃな。儂の目でもクリフ君だけは見る事ができなかった。勇者と会った時ですら見えたんじゃが。見えなかったのはクリフ君だけじゃ。強いのか弱いのか、いや王国にとってプラスなのかマイナスなのか。もはかる事ができんな」

「そんなに構えなくてもアレンとサラの息子ですよ。きっと良い子に決まってます。」マリアが一喝する。

「わかっておる。そうだな。今まで儂はこの魔眼に頼って王国を繁栄させてきたから魔眼が効かない事で少し不安になってるのかもしれん。」

王様マテウスの魔眼は相手の能力を正確に見る事ができる。鑑定スキルの上位互換だ。鑑定では隠蔽スキルや隠蔽の魔道具なので隠した項目は見る事ができないが、マテウスは隠蔽されて項目も見る事ができる。

ではなぜクリフのステータスを見る事ができなかったのか?それは転生者である事を隠そうとしてくれた創造神が、創造神の加護によって、魔眼でも見れないようにしているからであった。

王城では要注意人物??としてクリフは常にマークされていた・・・


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第32話 ようやく冒険者活動開始・・最初はやっぱり

王城でのイベントを終えたクリフは当初の予定通りギルドに来ていた。昨日騒動を起こしたので、ゆ~っくりと足を入れるクリフであったが、

(昨日の件で、絡まれたりしないよな。テンプレは知ってるし、絡まれてもやり返す事は出来るけど、基本的に絡まれたくないからな~)

そう。絡まれて喜ぶ人なんかいるわけがない。クリフも同様で、ギルドで依頼を受けてランク上げや金策、レベルを上げたいだけなのである。

一部、こちらを向きながらヒソヒソ話が聞こえるが、クリフには何を言ってるか聞こえないので、スルーして受付嬢のエリーの元へ向かっていった。

「エリーさん。おはようございます。早速依頼を受けに来ました。ギルドの事がわからないのでおススメの依頼とかあったら教えてほしいです。」

(入って正面に貼ってある依頼書をはがしてもっていけばいいんだろうけど、さすがに量が多すぎて、わからないからな~。本屋に行っても自分で探すより店員さんに聞いた方が早いし、こっちの方が効率的だよな~。エリーさんにとっては初心者の子どもに対応しないといけないからめんどくさいかもしれないけど。

それにしても、今日もエリーさんは綺麗だ。緑の髪と長い耳が良く似合ってるよ。毎日会いにきたくなるな~)

先ほど、王女のセリーヌに会ってニヤニヤしたばかりなのに、今度はエルフのエリーにあってデレーっとするクリフだった。

「あぁクリフさん。おはようございます。そんなニヤニヤして何か良い事でもあったの?。おススメの依頼ね。始めてだったらお届けモノの依頼とか薬草採取とか家の掃除とかかな~。」

(やばい。にやにやがバレてた!?恥ずかしい・・・よし。顔は大丈夫だ。それにしてもはじめはやっぱりぱっとしない依頼しかないよな~。でも!!始めは薬草採取だな。)

「じゃあ薬草採取をやってみたいです。あと腕には自信があるんですが、魔物の討伐とかの依頼はないんですか?」

「あるけど、だいたいがEランクからの依頼になってるのよ。ゴブリンとかスライムは常設依頼だから、誰でも受けれるわよ。はじめは簡単な依頼からお金を貯めて、武器とか防具を買って魔物を討伐してレベルを上げる。レベルが上がったら、よいランクの高い依頼を受ける。って感じね。」

(なるほど、たしかにそうだな。いきなり魔物とか。武器もなくてレベルも低かったら無理だな。納得だ。)

「わかりました。じゃあ薬草採取しながら魔物が出たら討伐してきます。ランクが上がったら討伐依頼とかも受けて見ようと思います。」

「クリフ君ならすぐに上がると思うけど・・・」
エリーさんの声は小さくて聞き取れなかった。

(よし。依頼と言えば最初は薬草採取だよな。いっぱいとって、1日でこんなにとったの!?と言わせるぞ。そうと決まれば、さっそく行動だ。ある場所は森とかだよな。鑑定使えばすぐだよな)

クリフは王都の門を出て森へ向かった。
「よし。まずはかたっぱしから鑑定して薬草を見付けるぞ。」

するとすぐに、「あった。これが薬草か」

【名称】薬草
【効果】すりつぶして患部に塗ると薬になる。又、ポーションの材料

「なるほどね。これで形も覚えたし、気配察知とリンクさせてっと。」

クリフは鑑定と気配察知をリンクさせる事で鑑定したモノを気配察知でわかるようになっていた。

「お~。周囲にたくさんあるぞ。あっちの方にたくさんあるな。早速行ってみよう。」

気配察知と鑑定のコンボで見つける度にアイテムボックスの中にほり込んでいくクリフ。3時間もたつと1000束程集まった。

「よし。これぐらいでいいだろ。もういい時間だし。ギルドに行って換金するか。あっアイテムボックスから出すのはまずいからマジックバックに入れかえなきゃな。」

アイテムボックスのスキルを持ってる者は少ない。希少だ。マジックバックはお金さえあれば購入する事ができるので、貴族や商品はけっこう持っている。クリフも親からマジックバックをもらっており、愛用していた。

アイテムボックス一覧
【薬草】1000束
【ゴブリン】685体
【オーク】210体
【コボルト】320体
【スライムの魔石】550個
【ビックボア】65体
【スモールラビット】420体



「魔物も3年あればけっこう溜まるよな~。アイテムボックスはまだまだ入るから大丈夫だけど、時間経過停止がなかったら溜めとけなかったよな~。それより薬草以外にどれだけ出すのが正解だろう・・・」

クリフは薬草以外に魔物を出すつもりだったが、どれだけ出せばよいか悩んでいた。それもそのはず、アイテムボックス内の魔物は一人で魔の森に通っていた時に手に入れた魔物である。

当時は冒険者じゃなかったので、売る手段がなくアイテムボックスに入れていた。始めは魔石のみを入れていたのだが、空間魔法と時魔法のレベルが上がって、時間停止の機能が増えてからは全てアイテムボックスにほり込んでいた。

「まあ、とりあえず200体ぐらいだすか。お金も必要だしな。」

クリフはマジックバックに薬草と魔物を入れてギルドに戻って行った。

 

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