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第6話 初めて魔法を使ってみました。感動です

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異世界小説
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メイドのメアリーとともに書庫に入った僕は本の山に近づいていき本棚を見上げる。
背表紙を見て、気づいてしまった。

(文字が読めない・・・)
やはりというか当然というか文字は読めなかった。なので、どの本が魔法書なのか当然わからないし、魔法を使う為には誰かに文字を教わるか直接魔法を教わるしかない。

僕はメアリーに聞いてみた。
「メアリーは魔法って使えるの?」

「私は魔法を使えません。クリフ様は魔法に興味があるんですか?」
メアリーに魔法の事を聞かれ僕は

「うん。魔法ってかっこいいよね。だから書庫でメアリーに魔法書を読んでもらおうと思ってたんだ。」とメアリーに魔法を教えてくれるように頼んでみた。

すると・・・
「クリフ様はまだ2歳なので、魔法は使えません。魔法は鑑定の儀を経て魔法に適正があれば使えるようになるのです。しかも魔法に適正がある方もそれほど多くはありません。私も詳しくはわかりませんが、このお屋敷の中でも奥様ぐらいではないでしょうか。魔法を使えるのは」

メアリーから5歳の鑑定の儀を終えないと魔法が使えないと聞き、僕はショックを受けた。

でも、母様が魔法を使えるを知り、今度母様に魔法を見せてもらおうと心に決めた。

「クリフ様はまだ2歳なんですから、ここにある本よりも部屋で絵本を読んであげます。だから部屋にいきましょうね。」
とメアリーに抱っこされて書庫での滞在は数分で終わってしまった。

メアリーに絵本を読んでもらい、その日の夕食時に僕は母様に魔法を見せてほしいと頼んで見た。

「かあさま、メアリーからきいたんだけど、かあさまは魔法が使えるって本当?」

「あら。クリフちゃん。魔法に興味があるの?ええ、私は魔法が使えるわよ。」
母様は自信満々に胸を張って答えてくれた。

「すごい!!。母様の魔法見て見たい」
僕は魔法を見て見たい一心で母様にお願いをした。それはもう上目づかいでお願いをした。

しかし・・・
「クリフちゃんには魔法はまだ早いし危ないから大きくなったらね」

がんばっておねだりしたのに撃沈した。・・・

「アーサーとミリアが明日、鑑定の儀があるから、そこで魔法の適正があれば魔法が使えるようになるから、クリフちゃんも良い子にしてたら鑑定の儀で魔法の適正をもらって、魔法が使えるようになるわよ」

アーサーというのは僕の兄でミリアが僕の姉だ。

「適正がないと魔法は使えないの?」
僕は母様に思ってた疑問をぶつけて見た。

すると
「適正がないと、使えないわけではないが、かなり努力しないと難しいんだ。俺は適正が無いが剣術に適正があったからそっちの努力をするようにしたから、魔法は全然使えないな」

父様が応えてくれた。

「父様は剣術に適正があるんだ。すごい!!明日は兄様と姉様の鑑定の儀なんだよね。僕も付いて行っていい?」

「そうだな~。もう外に出てもいいかもな。クリフはしっかりしてるから。」
「よし。じゃあ明日は家族みんなで鑑定の儀に出かけるか」

言ってみるもんだ。
これで初めて屋敷から外に出られる。
魔法が見れなくて、使えなかったのはショックだったが、外に出られる事になったのでこれはこれでよしとした。

食事が僕は部屋終わり、僕は部屋で寝る準備をしていた。
(鑑定の儀か~。どんな感じなんだろう。テンプレだと教会に行って神様にお祈りする感じだと思うけど。。。。それにしても魔法を使うまであと3年~。・・・長いよな~。)

(いや。まてよ。テンプレでは魔法はイメージで使えたはず。もしや魔法書がなくても魔法は使えるのかも)

僕は異世界テンプレを思い出し、魔法を使ってみようとベットから起き上がった。

(火とか水とかは危ないし、風を使うと窓を割るイメージがある。土はこの部屋にはないから使うなら『光』だな。)

(照明とかをイメージして、身体の中にある魔力を外に出すようにイメージしてっと)

僕は目を閉じてゆっくり深呼吸しながら『光』をイメージした。
(手の先を光らせるように。おちついて唱えた!)

「光よ」

手が光ったと思ったらいきなり目が見えなくなった。
「あ~目が・・・目が・・・」
天空の城の悪役のセリフが出てしまった。・・・

いきなり手が力強く光って、目をやられてしまったみたいだ。
でも『魔法』を使える事ができた。異世界に来て本当に良かったと思った。

(やった。5歳にならないと魔法を使えないなんて嘘じゃん。よし。さっきは魔法を使うために集中しすぎて魔力を込めすぎたから光が強かったんだと思う。)

(次は小さい魔力を意識して指先をちょっとだけ光らせるようにしてみよう)

僕は再度詠唱した。
「光よ」

すると、指先が小さく光った。
「やった。成功だ。魔法が使えたぞ。これで僕もまほうつか・・・」
僕はガッツポーズをして・・・そのままベッドに倒れこんだ。

【MP】・・・0

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

次話へ・・・・第7話 鑑定の儀に行ってみた。兄も姉もチートか!?

目次へ・・・・異世界転生にチートは必須だよね

前話へ・・・・第5話 ようやく歩けるようになったけど大貴族ってすごい

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