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第5話 ようやく歩けるようになったけど大貴族ってすごい

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異世界小説
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異世界に転生してから2年が経った。
2年の間は米粒のような魔力を動かす毎日とそれ以外はただただ、ベットの中で過ごしていた。

ハイハイで多少は動く事はできたが基本立ち歩きができないので、ベットの中で魔力をひたすら動かし続けた。

はじめは全く動かなかった魔力の塊だが、2年もずっとしていると魔力の塊も大きなり自由自在に動かせるようになった。

最近は立って歩く事ができるようになったので、家の中を自由に動き回れるようになった。いや、家というか屋敷だ。この屋敷は相当に広い・・・大貴族を舐めていた。

何十部屋もあり、いまだに迷ってしまう。メイドがいなければ常に迷子だ。

まずは2年間の成果を確認してみる事にした。
「ステータスオープン」

【名 前】 クリフ・ボールド
【年 齢】 2歳
【種 族】 人族
【身 分】 辺境伯次男
【性 別】 男
【属 性】 火・水・風・土・光・闇・時空・空間
【加 護】 創造神の加護・魔法神の加護【NEW!】
【称 号】 転生者

【レベル】 1
【H  P】 10
【M  P】 10
【体 力】 3
【筋 力】 3
【敏 捷】 3
【知 力】 3
【魔 力】 500

【スキル】 鑑定・アイテムボックス・全魔法適正・身体強化【NEW!】

あれから魔力を動かしまくっていたせいか、予想通り魔力が大きく上昇している。さらに魔力を薄くのばし身体にまとわせようにしてみたら【身体強化】のスキルも取得できた。

魔力を動かしまくっていたからか【魔法神の加護】もいつの間にかついていた。ラッキーだ。魔法はこの世界で重要なモノだと思うので良い加護を授かったと思う。

ただ、まだ魔法はまだ使っていない。正確には使い方がわからないのだが・・・詠唱だとか、どんな魔法があるのかなど、わからない事はたくさんある。

するとドアをノックする音とともに
「ぼっちゃま。食事ができましたので呼びに来ました」とメイドの声がした。

「メアリーおはよう。とおさまとかあさまはもういるの?」
メイドの名前はメアリーといい15歳ほどの美少女である。

「はい。旦那様と奥様はすでに食堂で待っておりますよ」
僕はステータスボードを消して、部屋から出てメアリーに連れられて食堂に向かった。今では自分で歩いて部屋から食堂に向かう事ができる。

階段は手すりにつかまらないとなかなか降りられないし、時間はかかるが、自分の足で歩くのも鍛錬だと思い、メアリーからの抱っこを拒否し自分で歩いている。

食堂に着くと家族はみんなそろっていた。
「とおさま、かあさま、にいさま、ねえさま、おはようございます。」
僕はみんなに声をかけた。

「クリフおはよう。最近は自分で歩いてここまで来て偉いな。言葉もだいぶしゃべれるようになったしな」
「クリフちゃんおはよう。今日もかわいいわね」
「クリフおはよう」
「クリフちゃんおはよう」

みんなから声をかけられ、僕は父と母の間に座る。
ちなみに兄と姉は5歳で双子だ。兄は父に似ており、姉は母に似ている。どちらも良く遊んでくれる良い兄弟だ。

大貴族の食事は朝から豪華だ。
スープにパンに肉、野菜、サラダとテーブル一杯に広がっている。

そばではメイドが料理を盛り付け、その料理は専属の料理人が作っている。
さすが辺境伯である。

「ではみんなそろったし食事するか。いただきます」
「「「「いただきます」」」」

僕は母が取り分けて前に持ってきてくれるので、目の前にきたモノを上手に食べている。2歳児とは言え、前世の記憶持ちだ。上手に食べるのはお手の物である。

「クリフちゃんは好き嫌いもないし、フォークもスプーンも上手に使えるし、トイレももう一人でできるから安心ね」
「そうだな。夜泣きとかもしないし、手がかからないのはいいんだが、少し心配にはなるな」

当然、トイレは歩けるようになってすぐに自分でするようにした。オムツは早く卒業したかったからね。

そんな会話をしながら食事が終わり僕は部屋に戻っていった。

するとメイドのメアリーから
「ぼっちゃま、今日は何をして遊びますか?」と言われ

「今日は屋敷を探検したい」
と前々から思っていた、書庫を探す計画を実行に移すことにした。

もう歩けるようになったし、しゃべれるようになった。魔力の操作も飽きてしまった。魔力を上げる為に訓練は続けるが、魔法書を見て見たい。魔法を使ってみたいんだ。

「わかりました。では私がぼっちゃまを案内しますので屋敷内を見て見ましょうか」
メアリーは了承してくれたのでメアリーと一緒に屋敷を歩き回った。

本当にこの屋敷は広い。
3階建ての建物の中で3階は使用人の部屋と書庫や物置があり、2階は家族の部屋と寝室、父の仕事部屋がある。1階は食堂に応接室や厨房などがある。

家族の部屋は一度入った事があるが2年も住んでいて入った事のない部屋がまだいくつもある。さすが大貴族って感じだ。

「ぼっちゃまはどこか行きたい所はありますか」
メアリーからそう聞かれ、僕は
「書庫に行ってみたい」と希望を伝えた。

メアリーとともに書庫に初めて足を踏み入れた。今までは絵本とかをメアリーが部屋まで持ってきてくれるので書庫に入った事がなかったのだ。

書庫に入った瞬間、部屋全体を本が埋め尽くしていた。

さすが大貴族。異世界では本は貴重なはずなのに、何百冊も本があり
「すごい」と僕は盛大に驚いた。

メアリーとつないでいた手を放して本の山に歩いていった。
そこでふと気づいた。
(あっ。僕ってこの世界の文字って読めるんだろうか?読めなかったら魔法を使う夢が・・・)
と、この世界の文字について確認していなかった事に後悔した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

次話へ・・・・第6話 初めて魔法を使ってみました。感動です。

目次へ・・・・異世界転生にチートは必須だよね

前話へ・・・・第4話 異世界定番のステータス確認

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