神様から渡されたスキル一覧を見ながらスキルを確認していく。スキルの数が多く全てを確認するだけで数百種類モノのスキルがあるのがわかる。
『魔法関連』や『料理などの家事関連』、『武器の適正アップ』など定番モノから、『触手』や『ブレス』など意味のわからないスキルもあり、どのスキルを選べば良いかすごく迷っている。3つしか選べないんだ。無駄なスキルは省いて効果の高いスキルを選ばないと。
「神様、おススメのスキルとかってありますか。」
悩んだ末に僕は神様に何が良いか聞いてみた。
「そうじゃのう、これから光也君に行ってもらう異世界は、光也君が良く知ってるゲームの世界に非情に良く似ておる。レベルがあり、世界は中世ヨーロッパ、ギルドがあり、魔王や勇者もおる。だから定番のスキルなんかが割と役に立つんじゃないかのう。あまりスキルの事を教える事は規則によってできないんじゃ。ヒントぐらいなら大丈夫じゃからこれぐらいしか言えないのう。」
神様はわかる範囲でヒントをくれたようだ。
「ありがとうございます。やっぱり定番スキルが役に立つんですね。じゃあ『鑑定』と『アイテムボックス』は取得して、あと一つはどうしようかな~」
僕は2つのスキルを決めてあと1つをどうするか考えた。
「そういえば創造神様、僕の行く異世界は剣と魔法の世界って言ってましたが誰でも魔法が使えるんですか。スキルを取らなかったら魔法は使えないんですか?」
僕はふと疑問に思った事を創造神様に聞いた。
「あちらの世界の住人は5歳になると鑑定の儀というモノを行い、そこで適正を知る事になる。あるモノは剣に適正があったり、又あるモノは火魔法に適正があったり、
複数の魔法適正を持っていたりとその人にあったスキルを得ることができる。もちろん本人の努力次第でどのようなスキルも取得可能じゃが、適正がないスキルに関しては何十年努力しても取得できない可能性もあるのぉ~」
「僕の場合はどうなるんでしょうか。」
僕はスキルを今3つ選んでるから5歳での鑑定の儀ではスキルを取得できないのだろうか。と疑問に思い再度聞いてみた。
「光也君の場合は、転生者になるから鑑定の儀ではスキルは取得できんのじゃ。その代わり、スキルポイントというのがあり、スキルポイントで好きなスキルを取得する事ができるぞ」
創造神様はナイスな情報をくれたようだ。
「スキルポイントですか。なるほどレベルがあがるとスキルポイントがもらえてスキルが取得できるようになるんですね。」
「さすが光也君は良く知ってるのぉ。そうじゃ。その点に関しては儂の加護をやるからそれだけでもかなりチートじゃぞ。成長促進やステータスアップなど色々な特典があるから、創造神の加護を持ってる者はあまりいないんじゃ」
「本当ですか。それはありがとうございます。転生という事は0歳からのスタートになるんですか?。」
「そうじゃのう。どこに生まれるかは秘密じゃが、過ごしやすい所とだけ言っておこうかのう」
なるほど。0歳からスタートして5歳で鑑定の儀を受けて、適正を知ってそれぞれの人生を歩んで行く感じだな。僕の場合はスキルポイントがあるからどのような人生でも選ぶ事ができると。ならレベルを上げる為にもある程度の戦闘力は必須だな。
僕は異世界での生活を考えて残り一つのスキルをどうするか考えて、決めた。
「最後のスキルは『全魔法適正』でお願いします。」
やっぱり異世界なら魔法を使いたいよね。僕は『鑑定』『アイテムボックス』『全魔法適正』のスキルの取得を決めた。
「ようやく決まったか。3時間ぐらいはかかったかの~。ではそろそろ転生させてもいいかの~」
「はい。大丈夫です。ちょっと怖いですがよろしくお願いします。」
「では光也君。新しい世界を存分に楽しむのじゃ。」
創造神様にそう言われ僕は意識を失った。
次の瞬間
僕の目の前にガタイの良い金髪の男性とスタイルの良い金髪の女性がいて僕の事を抱きかかえたいた。
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