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第69話&第70話 セリーヌも大事だけどのじゃロリ学園長も捨てがたい!!

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異世界小説
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第69話 セリーヌのやきもち・・かわいいな!

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アリスとシェリーと話しているとフローラ先生が入ってきたので、クリフは自分の席に戻った。席に着くと横にいたセリーヌが目に入ったので挨拶した。

「セリーヌおはよう。」
「クリフ様おはようございます。」
(ん?なんかセリーヌの機嫌が悪いような・・・・なんかあったのかな?)

セリーヌは遠目からクリフがアリスとシェリーと話しているのを見ていた。女性と仲良く話すクリフを見て機嫌が悪くなっていたのにクリフは気づいていなかった。

「みんなおはよう。今日は昨日言ってた選択授業の提出日よ。全員まずは決めた選択授業を提出して頂戴ね。選択授業は明日から始まるから今日はホームルームが終わったら午前中は基本科の授業を行います。基本科の授業はそれぞれのクラスの担任がする事になってるからこのクラスは私ね。それが終わったら今日は終わりね。午後からは自由だから研究会を見学したり、興味ある研究会に加入してもいいわね。」

昨日フローラより言われた選択授業を全員が提出し基本科目が始まった。基本科目とはそのまま、算術や国語などの基本から魔法の基本、この世界の基本など様々な事をならう授業だ。

「じゃあこれで今日の基本科目の授業を終わります。あっそうだ。クリフ君。学園長が呼んでたから午後一番で、学園長室に行って頂戴。」
(えっ学園長が呼んでる???何かあったか?いや何もしてないぞ。試験の時の事かな。警戒しないとな・・・)
「はい。わかりました。」

授業が終わったので、昼食をどうしようか考えていると、セリーヌが話しかけてきた。
「クリフ様、昨日は用事があって、お昼をご一緒できなかったので、今日はご一緒させて頂けませんか?」
「セリーヌ。いいよ。じゃあ一緒に食堂に行こうか。」
「はい。」

クリフとセリーヌとセリーヌお付きのユウリとマークとともに食堂へ向かった。昨日と同じように食堂に入ると大勢の学生がいた。クリフ達は先に席を取るようにした。ユウリとマークが率先して周りに人がいなさそうな所を席どりした。

(いやいやなんでこんな端っこに席取りするんだよ。逆に目立つじゃん。)
「セリーヌ様とクリフ様は席に座っていてください。私とマークがお二人の昼食を取ってまいります。」
「ユウリさん。それは悪いよ。自分のは自分で取れるから僕の分は持ってきてくれなくても大丈夫だよ。」
「いえいえ、お気になさらず。セリーヌ様を一人にさせる訳にはいきませんので・・・。それと私の事はユウリとお呼び下さい。もちろんこちらにいるマークもマークと呼んで下さればと思います。」
「わかったよ。ユウリ。じゃあユウリのおまかせで頼むよ。」
「わかりました。マーク行くわよ。」
「オッケー」

ユウリとマークはクリフとセリーヌを残し4人分の食事を取りに行った。残されたクリフはセリーヌに話かけた。
「なんかユウリとマークって執事とメイドみたいだね。」
「遠からずって所ですね。二人は子供の時から私のお世話をしてくれてたのでね。本当は友達のように接してほしいんですけど、あんな
感じなんですの。」
「王族もなかなか大変だね。」
「本当にそうですわ。」

周りをキョロキョロして人がいないのを確認すると、セリーヌが小声でクリフに話しかけてきた。
「それよりもクリフ様!!!周りには伝わっておりませんがクリフ様は私の婚約者ですよね。」
「そうだね。」
「今日はアリスさんとシェリーさんとずいぶん親しく話していましたよね。それに昨日はフローラ先生の事をいやらしい目で見ていましたわ。クリフ様はわ・た・く・し・の婚約者なのですから、あまり他の女性と親しくしてほしくありませんわ。」

(えっセリーヌって僕の事よく見てるんだな。嫉妬してるセリーヌもかわいいけど他の女性としゃべらないっていうのは無理だからきちんと説明しておかないとな。)
「セリーヌ心配にさせたならごめん。そんなつもりじゃなかったんだ。僕も学校では友達が少ない方だからね。同じクラスの人とは仲良くなりたいんだよ。セリーヌとの事は大事に思ってるから安心して」

「それならいいんですが・・・クリフ様はわからないと思いますが、クリフ様への周りの好意はすごいんです。釘を刺しておかないと離れて行ってしまいそうで怖いんです。」
(そっか。セリーヌは他の人の感情がわかるんだったな。僕を見てると同時に僕の周りの人の事も見てるって感じか。不安・・・なんだな。他の人と仲良くしてセリーヌを失うと本末転倒だ。ここはちゃんとフォローしなくちゃ。)
「セリーヌは綺麗だし、そんな事心配しないで大丈夫だよ。セリーヌとはクラスも一緒なわけだしこれから一緒に買い物に行ったり、一緒に授業を受けたり色々できるじゃん。今もこうして一緒に食事をしてる訳だしさ。ってユウリとマーク遅いな~。混んでるのかな・・・」

(クリフ様と一緒に買い物・・・行ってみたいですわ。そうですわね。私はクリフ様の婚約者。これから色々一緒にしていって仲を深めていけばいいんですわ。他の人の入る余地がないぐらいに!!)

「「おまたせ~」」
タイミングを見計らったようにユウリとマークが4人分の昼食を持って戻ってきた。
(いやいやタイミングバッチリかよ。もしかして遠目から僕達の事見てたんじゃ・・・ありうるな。セリーヌに頼まれて二人の時間を作ったって感じだろうか。セリーヌとの時間も作りつつ、他の人とも仲良くする。うまくやっていかないとな。)

クリフは『女性にやさしく』作戦から『セリーヌと時間を作りつつ他の女性にもやさしくする』作成に切り替えるのだった。

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第70話 学園長から師匠と呼ばれる・・・

セリーヌとユウリとマークと一緒に朝食をとったクリフはセリーヌ達に午後の予定を聞いた。
「セリーヌは今日の午後はどうするの??」
「本当は午後はクリフ様と一緒に研究会を見学しようと思ってましたの。でもクリフ様は学園長に呼ばれてましたよね?」
「そうなんだよね。何の用事かわからないけどね。」
「だから午後はユウリとマークと研究会を見学して帰ろうかと思ってますわ」

「そっか~。僕も魔法研究会は興味があるから見学してみたかったから学園長の話が早く終わったら行ってみようかな?」
「魔法研究会ですか?」
「うん。フローラ先生が顧問をしてるらしいし、昨日3年生のルル先輩に誘われてね。」
「ルル先輩?ってモーガン家のルルさんですか?」
「そうだよ。セリーヌも知ってるの?」
「はい。もちろんですわ。」
(ルルさんが早速クリフ様を狙ってるのかしら。でもルルさんは魔法研究会の部長だったはず。単純にクリフ様の魔法に興味があったとも考えられる。でも警戒しておかなくちゃね。)

「僕は魔法をもっともっとうまくなりたいんだ。だからどんな事をしてるのか興味があってね。」
「さすがクリフ様ですね。私は魔法はあまり得意ではありませんので、同じ研究会に入れそうにないのは残念ですが、今度一緒に買い物に行こうって言ってくださいましたからそれを期待する事にします。」

(えっ言ってないよ・・・たしかにそれっぽい事は言ったかもしれないけど、セリーヌの中では僕がセリーヌを誘ったって事になってるのか??これは予定を立てておかないと・・・)
「セリーヌ様、さっそくクリフ様とデートの約束をしたんですね。さすがです。」
「いついかれるんですか?護衛として付いていかせて頂きます。」

「まだ、いつ行くかまでは決まってないんですのよ。」
「そうだね。選択授業もあるし予定が会いそうな日を見つけておくね。」
「クリフ様。お願いいたしますわ。」

昼食が終わりセリーヌ達と別れたクリフは学園長室へ向かった。
「クリフ・ボールドです。学園長に呼ばれましたので参りました。」
「入るのじゃ。」

学園長室に入ると机に座った小さな幼女、学園長ことミスティがいた。
「クリフ君よく来たのじゃ。まあそこに座るのじゃ。」
「はい。それよりも僕は何で呼ばれたんですか??」

「今日呼んだのはクリフ君も学校に入った事じゃし不安とか色々あるじゃろ。学園長として学生の悩みは聞いておかんといかんじゃろ。クリフ君は首席じゃしのう」
「そうなんですね。気にして頂いてありがとうございます。まだ二日目なのでなんとも言えませんが友人もできましたので悩みなく過ごせてますよ。」

「ならよかったのじゃ。でじゃ・・・・クリフ君は学校ではどの程度まで力を出すつもりなのじゃ?マテウスからも聞いておるが、クリフ君が本気を出せば儂でも勝てないじゃろう」
(えっ陛下は学園長に僕の能力しゃべったの??でも学校の学園長なら僕の能力は知っておいた方がトラブルも少ないから当たり前か~。)

「そうですね。面倒事は嫌いなので極力は隠していきたいとは思ってます。ただ、友人が危ない目にあった時とかは気にせずに全力を出すつもりです。」
「なるほどのお~。その方がいいじゃろ。転移なんか人前で使うと他国に攫われて一生使い潰されるからの~」
「そうなんですね。気を付けます。僕も面倒事は困るので。」

(やはり転移は使えるんじゃな。他にも儂の知らない魔法を知っていそうじゃの。儂も転移を使ってみたいのぉ。転移魔方陣があるんじゃ。きっと理解すれば儂でも使えるようになるはずじゃ。)

「それでクリフ君本題なんじゃが、もう単刀直入に言うのじゃ。儂に転移の魔法を教えてくれんか??儂も大賢者と言われているがまだまだ知らない魔法が多い。知らない魔法を使っている者を見るとついつい教えを乞いたくなるんじゃ。」
「別にかまいませんよ。その代わり学園内でトラブルとかあったら助けてくださいよ。」
(教えるのは別にかまわないよな。それに教える事で学園生活がうまく行く方がメリットが高いはず。)

「おお~ありがとうなのじゃ。師匠~」
「師匠!!??」
「そうじゃ。魔法を教わるんじゃ。クリフ君は儂の師匠じゃろ??」
(いやいや学園長の師匠が学生っておかしいだろ・・・)

「さすがに学園長に師匠と呼ばれるのはおかしいと思うのですが・・・」
「安心せぇ。さすがに他の学生がおるときには言わんよ。さあ早く転移を教えてくれ~」
(さすが大賢者。ただの魔法好きの幼女だな。)

「わかりました。僕も人に教えた事がないので僕が覚えたやり方を教えますね。まず魔法はイメージで殆どの事ができると思ってます。身体を流れる魔力を放出する時に属性を加える事で火魔法や水魔法を出す事が出来ます。このあたりは学園長はご存じですか?」
「うむ。無詠唱魔法の事じゃな。儂も使えるがそこまで考えた事はなかったのぉ。」
「まあイメージが大事という事を理解して下されば大丈夫です。で転移なんですが、今いる場所から違う場所へ移動する。このイメージが難しいですが、僕は別の空間を通って移動するイメージで転移を使ってます。アイテムボックスとかマジックバックとかって見た目以上にモノが入りますよね。あれって別の空間があってそこにモノを入れていて、取り出してるんだと思うんです。」
「なるほど、言われてみればそうじゃのう」

「で、自分が一度自分の空間に移動して別の場所に出現する。そんなイメージです。僕も何度も練習して、始めは目の前への転移からできるようになりました。こんな風に」
クリフは学園長の前から学園長の後ろへ転移した。

「目の前の場所だから移動先のイメージがしやすいと思いまして。で何度も繰り返すうちに今は一度行った所なら転移可能になりました。」
「おおっ。なるほどなるほど師匠の説明でなんとなくわかったぞ。さっそくやってみるのじゃ。」

クリフとミスティはその日遅くなるまで転移の練習を繰り返した。部屋の中で男性と幼女が長時間一緒にいたのと、学園長室からミスティとクリフの声がずっと聞こえていた事からあやしい噂が流れていったが、クリフとミスティはその時には知る由もなかった。

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