異世界転生にチートは必須だよね
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
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第119話 修行の終了!!クリフは限界を超えた!?
クリフがグランの異世界空間に入って1週間が経過した。その間、クリフはひたすら銀色のスライムと戦ったがいまだにボコボコにされていた。
(どう考えてもいきなり5体と戦闘って無理があるよな。普通1体ずつじゃね?1体倒せたら2体、2体倒せたら3体って感じで数を増やして行かないと僕の精神と体力が持たないよ・・・)
この一週間、銀色のスライムと戦ってはボコボコにされ、一日が終わりようやく帰れる。と思えばグランが食事とベットを持ってきて、
「シルバースライムを倒せるようになるまでは修行は継続じゃ。」
と言って、家に帰る事ができなったクリフ。
だが、1週間も立てば、クリフがいない事に皆が気づくだろう。なのでクリフはグランに尋ねる。
「なあグラン。そろそろ1回戻らないか?1週間もいなくなれば皆心配するだろう?まあスライムを倒せなかったのは悔しいけどさ。こういうのは少しずつ修行すればいいんじゃないのかな?」
「マスターよ。安心してよいぞ。そもそもここの異世界空間とマスターのいる世界で
は時間の流れが違って居る。」
「えっ!?それって・・・」
(それってまさかよくあるテンプレのここでの1年は向こうでの1日。みたいなヤツなんじゃ・・・)
「うむ。ここで1年間修業しても、マスターの世界では1日しか経っておらん。だから安心して修行ができるぞ。」
「オー!!ノー!!それってもう戦闘民族が短期間で強くなるために修行する場所じゃん。テンプレもテンプレじゃん!!」
「テンプレ??」
「いや・・・まあこっちの話だよ。そっかー・・・1年間修業できるんだ・・・」
クリフは今日で一度は家に帰れると思っていたので、それが叶わず今後もスライムにボコボコにされる事を想像すると憂鬱になった。
「なあグラン。スライムって一度に5体も相手するのに意味ってあるのか?ここ1週間戦ってるけど僕ってボコボコじゃん。なら5体じゃなくて1体を相手にした方が修行になるんじゃないの?」
「マスターよ。1体ではマスターの修行にならぬよ。それに、ボコボコにはされているがマスターは順調に強くなっておるぞ。自分のステータスは確認したか?」
「いやしてないよ。」
「なら一度自分のステータスを見てみるとよいぞ。我の言ってる事がわかるじゃろうからな。」
クリフは自分のステータスを確認してみた。
【名 前】 クリフ・ボールド
【年 齢】 14歳
【種 族】 人族⁉
【身 分】 辺境伯家次男
【性 別】 男
【属 性】 全属性
【加 護】 創造神の加護・魔法神の加護・剣神の加護・武神の加護・
戦神の加護・愛情神の加護・スライム神の加護
【称 号】 (転生者)大魔導士・Sランク冒険者
大賢者の再来・Aランクダンジョン攻略者
王国の守護者・ドラゴンスレイヤー・スライム愛好家
セリーヌの婚約者・女たらし・ハーレム野郎・
真の勇者⁉・人類最強⁉・グランの弟子(NEW!)
【レベル】 250 → 300
【H P】 300,000 → 350,000
【M P】 800,000 → 900,000
【体 力】 99,999 → 99,999
【筋 力】 99,999 → 99,999
【敏 捷】 99,999 → 99,999
【知 力】 99,999 → 99,999
【魔 力】 299,999 → 299,999
【スキル】 鑑定・アイテムボックス・全魔法適正(隠蔽)全武器適正
無詠唱・身体強化・気配察知・消費MP軽減・戦闘補正S
状態異常無効・転移魔法・創造魔法・限界突破
全魔法LV10・全武器LV10
「レベルが50も上がってる!?」
「じゃろ?」
「モンスターを倒さなくてもレベルって上がるんだね。」
「まあ経験した事によってレベルというのは上がるものじゃからな。」
「そうなんだ。でも体力とか筋力はやっぱり上がってないね。」
「そこはレベルが500を超えたあたりから上昇するはずじゃ。レベル500になれば限界突破Ⅱのスキルを取得するはずじゃからな。」
「限界突破Ⅱ?」
「うむ。そのスキルがあれば、今の10倍までステータスは伸びるじゃろ。勇者が限界突破を持っていたとしても、レベル500までは達していないと思うのじゃ。じゃからそれをマスターが得れば多少は安心できるじゃろ!」
「ステータス10倍・・・・それは又・・・みんなとの差が広がるな~・・・」
「そこはもう気にしたらダメじゃな。我なんかはどうやって手加減するかを常に考えておるからのぉ。」
(自重しろよ!!ってやつか・・・まあ周りから自重しろ!って言われるのはチートの証みたいな所があるもんね。)
「わかったよ。じゃあグラン。引き続き修行よろしく。」
「わかったのじゃ。レベルも上がったしスライムを1体追加しようかのぉ~」
「え~・・・マジ!?」
「マジじゃ!」
クリフは日々スライムにボコボコにされながら、グランの異世界空間で修行に励んだ。
それはもう
毎日ボコボコにされながら、
毎日傷だらけになりながら
毎日スライムにバカにされながら、
毎日逃げ回りながら、
愚直に修行を重ねた。
◆◆◆◆
そして、異世界空間で1年が経つと、グランはシルバースライムが20体居てもなんなく倒せるようになっていた。
「マスターよ。さすがじゃな。もうシルバースライムでは何体いても戦いにならぬな。」
「そうだね。始めた頃が嘘みたいだよ。これもグランのお陰だね。無事に限界も突破できたし。」
「よかったのじゃ。それじゃ久々に家にもどるかのぉ?」
「そうだね。」
「といっても向こうは1日しか経っておらぬがのぉ。」
1年間の修行を終えたクリフとグランは元の世界に戻って行った。
グランは予定通り、限界を超える力を身につけたのだった。
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