異世界転生にチートは必須だよね
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷
🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷🔶🔷
第113話 クリフだけ何も知らなかった3大国交流戦!!
今年の3大国交流戦に向けてまずは知っている情報を交換する事にしたクリフ率いる4年Sクラスのメンバー達。
「さっき、フローラ先生も言ってたけど今年ある3大国交流戦について知ってる事を共有しようと思うんだけど、詳しく知ってる人いるかな?マッシュは知ってる?」
「そりゃある程度は知ってるぞ。入学する時から俺が参加するのは4年の時ってわかってたからな。それをいえばSクラスのメンバーならいつ参加するかわかってるから少しは調べると思うぞ。なんせ参加するのはSクラスだけなんだからな。」
「そうなの?」
「「「「「「もちろん。」」」」」
クラスの半数から3大国交流戦について知ってる。という答えが出た。
「逆にクリフ君はなんで知らないの?お兄さんとお姉さんも出場してるでしょ!」
「全然知らなかったよ・・・」
「まあどこか抜けてる所がクリフさんの特徴ですからね。」
ソロンやマロンからいじられたが、クリフ自身は今年に入るまで3大国交流戦の事は全然知らなかった。
マッシュが代表して3大国交流戦について説明した。
「3大国交流戦っていうのは5年に一度しかない。つまり参加できない。応援及びサポートの1年生での参加、2年生~4年生で競技での参加の5通りある訳だ。しかもどれかに1回しか参加できない。俺達は4年生での参加がすでに生まれた時から決まってたって訳だ。」
「なるほど・・・たしかに5年に一度だったら参加できない人もいるね。1年生も参加するの?」
「1年生は応援とサポートだな。参加者に欠場が出たらかわりに参加するんだ。だから1年生も3大国交流戦に参加と言えば参加だな。」
「そうなんだ。」
「それでだ!2年生、3年生、4年生と5人組を4グループに分けて競う訳だが、どの年代で参加するかによって競技の種類も変わってくる。」
「えっ??競技の種類って別々なの?」
「ああ。だから4年生で参加する事が決まってた俺達は必然的にどんな競技があるかは知ってるって事だ。Sクラスには貴族の子供も多いから親から言われたりもしてるしな。」
「僕は一言も聞いた事なかったよ。」
「2年生の競技は2グループ参加の武道会と2グループ参加の論文大会だな。2年生は比較的わかりやすい。『武』のやつらが2組に分かれて3国でリーグ戦を行う。順位が決まれば1位が別の組の1位と戦って勝敗を決めるって感じだ。」
「それなら同じ国同士で戦う事もあるの?」
「もちろんだ。その場合は単純に国のパフォーマンスみたいになるがな。」
「なるほどね。」
「論文大会も一緒だな。こっちは各国2組がそれぞれ魔法の事や魔道具の事、まあ料理とか魔物の事とかなんでもいいんだが、研究した事を発表するんだ。それの成果によって順位が決まるって感じだな。」
「なるほどよくわかったよ。さすがマッシュ。」
「いやいや俺じゃなくても知ってるからな。」
「3年生の競技は確か、魔法無しの武道会と魔法だけ使った大会、ダンジョンを使ったタイムアタックと、魔物を倒すスピードを競うタイムアタックの4つだったと思うわ。」
今度は侯爵家のソフィアが説明してくれた。
「3年生になると競技がかなり増えるんだね。」
「ええ。ちなみに3年生は『武』と『文』の学生を一緒にして5人組を4グループ作るのが一般的ね。どれも『武』の要素が強いから『文』の学生だけだとすぐに負けちゃうわ。」
「たしかに・・・かなりハードだね。」
「ええ。でも皆、3年生で3大会交流戦に出る事はわかっていたはずだからそれなりに鍛えているはずですよ。」
「あれ?そういえば3か国で武道会するならトーナメントってどうなるの?」
「それは前回の優勝国が不戦勝となります。ですので、今年は王国と聖国がまず戦って、勝てば帝国との決勝戦になります。」
「なるほどね。ありがとうソフィア。」
「いえいえ。クリフ様の役にたてて良かったわ。」
ソフィアとは4年の間にかなり仲良くなった。どれほど仲良くなったかと言えば婚約者候補になるぐらいには・・・
なぜならソフィアは侯爵家の人間だ。上位貴族となると親からの期待もすごい。何かにつけてクリフと接点があったので自然と仲良くなっていた。
「じゃあ4年生の競技については僕が説明しよう。」
そういったのは今年から魔法研究会の部長をしているソロンだ。
「うん。よろしく。」
「4年生の競技は何でもありの武道会、攻城戦、統一テスト、宝探しの4つだね。」
「4年生も競技が複雑だね。」
「そうだね。4年生は『武』と『文』をそれぞれ1組作って、残りは混ぜて2組作るのが一般的だね。」
「武道会が『武』で統一テストが『文』って感じかな?」
「そうだよ。」
「攻城戦っていうのは?」
「簡易的な建物にそれぞれの国の旗を立てて、それを守りながら他の2国の旗を奪う競技だよ。」
「なるほど。それはけっこうハードだね。」
「そうだね。組み分けもあるけどかなり難しいと思うよ。」
「宝探しっていうのは?」
「だいたいは森を使うんだけど、いくつかの宝を森に隠しておいて2日間探索するんだ。最終的に多くの宝を保有してた国の勝ちって感じだね。こっちは宝を見つけるだけじゃなく、奪われない様に守ったりしないといけないから大変だよ。」
「どの競技も難しそうだね・・・ありがとうソロン。」
(とりあえず3大国交流戦の事はわかった。まずは誰をどの競技に当てるかだな。でも僕が決めるよりもみんなの方が詳しいだろうから、みんなに決めてもらう方がよさそうだな。)
3大国交流戦の事を自分一人だけ知らなかった事にショックを受けたクリフだったが、教えてくれたクラスメイトに感謝し。
そして、今年の3大国交流戦で優勝する為のメンバー振り分けを決めようとして、話を始めるのだった。
過去の投稿と別の小説紹介及び、おススメの異世界ファンタジー紹介
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
読んで頂きありがとうございます。掲載してるカクヨム様のマイページや続きや1話から見て下さる方、私の他の掲載小説などのリンク先は下記からお進みくださいませ。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
おススメの異世界ファンタジー小説の紹介記事はこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
チートを貰えず異世界転生 ~レベルを上げたきゃダンジョン周回すればいい~
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
コメント