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異世界転生にチートは必須だよね 107話

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異世界小説
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気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。

第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ

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『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

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第107話 王国の噂をきいた帝国は・・・

「パインよ。聞いたか?。王国に魔族が攻めてきたらしいぞ。だが、あのクリフが魔族を撃退したみたいだな。」
「知ってるよ。スタンピードも起きてたんだろ?」
「さすがに知っているか。その通りだ。それにしてもクリフはヤバいな。王国では英雄と呼ばれてるらしいぞ。」

(くそっ!!せっかく困ってる所を助けてやろうと準備してたのに、無駄にしやがって。魔族のやつら何やってるんだよ。せっかく俺が王国に言って魔族を倒して勇者っぷりをアピールしようとしてたってのに。)

パインは帝国に現れた魔族を返り討ちにして、攻めるなら王国にしろ。と魔族を王国へ誘導していた。それもあって、パインは魔族が王国を攻めるのを知っていた。攻められた王国が帝国に助けを求めると思って、準備していたのだ。だが、結果はクリフが魔族を返り討ちにして英雄と呼ばれるようになっていた。

「英雄が何だよ。俺は勇者だぞ!」
「わかっている。が、お主はまだ何も功績を上げておらん。まあまだ成人していないからな。それはしょうがないんだが、クリフは功績を上げて英雄になった。しかも史上最年少でのSランク冒険者だ。」
「あいつがSランク冒険者!?」
「ああ。魔族を倒したんだ。それぐらいの実力もあるだろう。」

(くそっ。なんでアイツばっかり。俺は勇者だぞ?王国の王女もクリフの婚約者って言ってたし気に食わないな。)

「俺もすぐに功績を上げてやるよ。俺の実力ならSランク冒険者もすぐだろ?」
「そうだな。パインならそれぐらいの実力はあるだろう。だが早くしないとお前もヤバいぞ。王国では勇者よりも英雄クリフが有名になっているからな。魔王も英雄クリフがいれば大丈夫だと思ってるみたいだぞ。」

(まあパインも勇者だ。功績はすぐに上げれるだろう。後は王国のクリフにライバル心を燃やして良い方に転がってくれると帝国としてもありがたいんだがな・・・)
皇帝であるテキサスはパインの実力は認めていた。性格には難があると思っていたがそれは今後直していけると思っていた。この時は・・・

「わかってるよ。だが、魔王は勇者じゃないと倒せないんだろ?」
(くそっ。俺以外が英雄とか言われるのも腹が立つし、俺よりも人気があるのも気に入らねぇ。俺は勇者だぞ。誰よりも強いし、誰よりも人気があって当然なんだ。クリフがいなければ、王女だって俺のモノになるはずだ。アイツさえいなければ。)
「ああ。そう言われている。勇者と聖剣でなければ魔王を倒す事はできないらしい。」

一通りテキサスとパインは雑談をして、パインは城下町をぶらついていた。ただ、とてもイライラしながら、そして、ボソボソと愚痴を言いながら歩いていた。

パインは自分が勇者の称号を得た事で自分は特別な存在だと思っていた。ほしいモノは何でも手に入れる事ができると思っていた。自分は最強だと思っていた。何でも自分の思い通りになると思っていた。その為に欲しいと思った王国の王女が手に入らなかった事。自分と引き分けたクリフが英雄と呼ばれている事に納得いかなかった。

そんなパインに白いローブをまとった女が近づく。
「勇者パイン様、すごく機嫌が悪そうですが、いかがなされましたか?」
「誰だ!?」
「私はマイと申します。勇者様の噂を聞いて、是非お近づきになりたいと思い声をかけさせて頂きました。初めてお見掛けしましたが、とても凛々しく、カッコいいお姿に見とれておりました。機嫌が悪そうでしたので、何かあったのかと思いまして・・・」

マイと言う白いローブの女性はパインに近づき、腕に自分の胸を押し付けて誘惑しながら話をしていった。マイは白いローブではわかりにくいがスタイルが良く、胸も大きかった。

マイに腕に抱き着かれたパインは胸の感触にニヤッとし、足を止めて、マイと話しだした。マイの話はパインを褒める内容が多く、パインは気分が良くなっていた。話す度に胸を押し付けてくるので、パインはニヤニヤが止まらなかった。

「マイは俺の事をよくわかっているな。」
「もちろんでございます。勇者様は私の憧れですから。是非今度冒険に連れて行ってください。」

「いいぞ。マイに俺の戦ってる姿を見せてやる。俺は最強だからな。」
「ありがとうございます。楽しみです。」

パインは機嫌が悪かったのに、マイと話してすっかり期限が良くなっていた。
マイと別れた後は気分よく帰宅するのだった。
(マイか。くくく。良い女だったな。それに俺の事をよくわかってる。そうだ。俺は勇者で最強の男だ。)

パインと別れたマイは、
「あれが勇者ね。思ってた通り扱いやすそうね。邪神様の言ってた通りだわ。勇者を操ればこの世界は邪神様のモノ。楽しみだわ。まずは勇者に取り入って信用を得ないとね。その後は・・・ふふふ。」

邪神を信仰しているマイは怪しい笑みをうかべながら路地裏へと消えて行った。

帝国はパインが魔族を追い返し、魔族の脅威は去ったように思えた。が邪神の脅威がせまっていた。勇者の闇落ちという脅威が・・・

第四章 完

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