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第102話 グラン率いるスライム軍団!無双中!!

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異世界小説
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第102話 グラン率いるスライム軍団!無双中!!

~一方グランの方は~
王都の南側の魔物達は王都に向かっていた。
それをグランは地上に立ち、1万を超える魔物の群れを眺めていた。

「マスターは行ったか。まあマスターなら魔族ぐらい余裕じゃろ。それよりもこの魔物の群れは壮大だな。久々に力を出せそうじゃ。どうしようかの~。」
グランは見渡す限りの魔物の群れをどのようにして倒すか考えていた。

どのようにするか。ではなく、どのように倒すか!である。グランの中で魔物の群れ1万体以上を見ても倒せる余裕と実力があった。
「マスターにあまり地形は破壊するなと言われておるからの~。かといってちまちま倒してたんじゃ王都に向かってしまうしの~。しょうがないあの手で行くか。」

グランは魔法を唱えた。すると赤いスライムが何体も現れた。
「よし!好きなだけ食べてこい。マスターからやりすぎるなと言われてるからスライム達の餌にする事にしよう。」

現れたスライム達は魔物に向かって行く。スライムはピョンピョン跳ねながら魔物に向かって行く。スライムの群れは赤い波のように魔物の群れに進んでいく。

1匹1匹は小さいスライムだが、魔物を見つけると大きくなって取り込んでいく。魔物を取り込んだスライムは取り込み終わると又、小さなサイズに戻る。取り込まれた魔物はどこに行ったんだ?という感じである。踏みつぶされて終わるようなサイズの差ではあったが、時間が経つにつれて魔物の数はどんどん減って行く。逆にスライムは魔物を取りこみ、更に数を増やしていく。

魔物の群れが占めていた。南の草原は赤く赤く染まって行った。まるでオセロで片方がもう片方を一気にひっくり返すように。ただ、魔物も数は減っているが後から後から向かってくるので数が減っているようには見えない。ある一定の線を越えると消えるように減って行く感じである。

「さすが我のスライム達だ。安心してみていられるのう。じゃが・・・空からも魔物が来たか。さすがにあれは我が相手しようかのう。上空に向かって魔法を放つ分には地上が荒れる事もないしの。」

グランは空から向かってくるワイバーンやサキュバス、イーグルなどの魔物に対して魔法を放つ。魔法は魔物に当たると「ドゴーン」と大きな音を立てて周りを巻き込んだ。

闘いというよりも圧倒的強者による狩りである。グラン達スライム軍団は魔物の脅威もなんのその。次々と魔物を倒して(取り込んで)いく。魔物を順調に取り込んでいくと不意に魔物の群れが北に向かわずバラバラに動きだした。

(魔物の動きが変わったのぅ。これはマスターがやってくれたか。よく見ると魔物の眼がさっきまで赤かったのに、今は元の色にもどっているのぅ。今までは誰かしらの命令を受けていたか、操られていたって感じじゃな。)

魔物の眼が赤くなくなり、移動がバラバラになったため、グランはクリフが魔族を倒したのだと予想した。だが、指揮官を失えば魔物は逃げていくと予想していたが、魔物の群れは全体的に北に向かって動いていたので、今更向きを変える事はできなかった。

魔族がいなくなっても全体的に北に、王都に向かって魔物は進んできた。動きが変わってもグラン達スライム軍団のやる事は変わらない。目の前の敵を取り込んで減らしていく。魔物の数も減ってきたのが目に見えてわかるようになってきた。

すると、クリフが空を飛んでグランと合流した。
「グラン、おまたせ。これは・・すごいね。」
クリフは目の前に見えるスライムの群れ、赤い波を見てグランに尋ねた。
「そうじゃろ。我の分身達じゃ。マスターがあまり破壊するな。って言ってたからこいつらを使う事にしたんじゃ。」
「さすがグランだね。ありがとう。」
「それよりもマスター。魔族は居たのか?」
「ああ、転移魔法陣が3つあってそこに二体魔族が居た。」

「グラン姉様、スイムもがんばったです。マスターに言われた魔法陣を破壊したです。」
人化したスイムがほめてほめてとグランに自分の成果を伝えた。

「ああスイムは転移魔法陣を破壊してくれたんだ。その後、後方から魔物を倒してくれて。」
「スイムがんばったんじゃな。偉いぞ。」
「はい。」

スイムは人化してから同じスライムのグランを姉様と呼ぶ程慕っていた。
「魔族はどうなったんじゃ?」
「僕が二体とも倒したよ。先に一体倒したから2対1にはならなかったからね。こっちの魔物はどう?減ってるとは思うけどまだまだたくさんいるね。」
「うむ。マスターが魔族を倒した後は、王都に向かう命令も解除されたとは思うが、北に向かう流れはすぐには止まらんかったようじゃ。」
「なるほどね。でもグランのスライム軍団?すごいね。次々と魔物が消えて行ってるよ。」
「まあ我の分身じゃからな。」

「こっちはなんとかなりそうだから王都の西側を見てくるよ。ここから北西に進めば見えると思うから。」
「わかったのじゃ。こっちの後始末は我とスイムにまかせるのじゃ。」
「ああ。頼んだよ。」
「マスターも油断するなよ。向こうにも魔族がおると思うぞ。」
「わかってるよ。インビジブルで姿を消しながらいくから大丈夫だよ。」

クリフはグランとスイムと別れて、冒険者達が対処している王都の西側へと向かって行った。

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