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第99話 スタンピード発生!?どうするクリフ!?

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異世界小説
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第99話 スタンピード発生!?どうするクリフ!?

兵士に呼ばれ王城へとついたクリフ達は王様からの話を聞いていた。
「クリフ君、呼び出して悪かったね。話というのはこの前の北の森の事だ。」
「調査が終わったんですね。どうだったんですか?」
「うむ。冒険者に周辺を見てもらったんじゃが、南と西で魔物が大量に集まっていてこちらにむかっているらしい。数はどちらも1万ぐらいいるのでは。と報告を受けておる。」
「1万!?本当ですか!?」

(まじか!?やっぱり魔族を見つけたのはスタンピードイベントだったか。どうする?テンプレなら僕がチート使って全滅させるのがいいのか?いや指揮官である魔族を見つけて、魔族を倒したら魔物は逃げていく。っていうのがテンプレか・・・でも僕でできるのか?グランもいるけど・・・)

「ああ。クリフ君の予想した通りだったよ。今、冒険者には緊急依頼として集まってもらっている。もちろん王城の兵士達にも王都の南門と西門を守るように警備を固めておる所じゃ。」

(どうするのが正解だ??最高の結果はこちらの被害がゼロで終わる事だな。最悪の結果は王都の壊滅・・・。僕とグランとスイムで片方を受け持つか?それだったら冒険者は片方に集中する事ができる。魔物はグランに任せて僕は指揮官を見つけるか?でもそもそも指揮官はいるのか?見つける為に動き出していなかったら行動が無駄になる。)

クリフは自分の経験したテンプレと異世界の知識を総動員して最適解を考えていた。悩んで考えて、悩んで考えた結果・・・
「陛下!!僕の考えを聞いてもらえますか?」

クリフは考えだした計画を王様に話した。
「スタンピードの裏には魔族がいるように思います。僕は魔族を探して倒そうと思います。うまくいけば魔物は王都に向かわず逃げ出すと思っています。そして僕達に南側はまかせてくれませんか?」
「うむ。魔族が裏にいる。というのはうすうす思っていた事じゃ。だが南側をクリフ君にまかすというのは?」
「はい。冒険者の皆さんには西側を担当してもらいたいんです。戦力を二つにわけるよりも一つに集中した方が被害は少ないと思います。」

「それはそうじゃが、そうすると南側が危なくなるじゃろ?」
「はい。そこで南側は僕とグランとスイムで請け負います。」
「それはダメじゃ。クリフ君だけで1万の魔物は危険すぎる。」
「僕だけなら陛下の言われる通りだと思います。でも僕もスタンピードが起こる事をこの前の件で予想していました。1週間対策を考えてこの間その対策ができた所なんです。」
「対策とは?」

「このグランです。このグランはグラトニースライムと言って、災厄と呼ばれたスライムです。今は人型になってますが僕の従魔です。正直グランは僕なんかより圧倒的に強いです。」
「クリフ君と一緒に来てたから誰だろうとは思っておったのじゃが従魔じゃと?」
「我はマスターの従魔のグランじゃ。」
「私もマスターの従魔のスイムです。」
グランとスイムが王様に自己紹介をした。
「陛下ならその眼でグランとスイムの事がわかると思います。」

王様はクリフの言葉を聞くと、魔眼を発動させた。
「ほう。魔眼じゃな。お主は珍しいスキルを持っておるの?」
「こらグラン。陛下に向かってお主って!ダメだろ?」
「かまわん。かまわん。」
「すいません。陛下。ありがとうございます。」

「スイムはスライムエンペラー・・・スライムとは言え能力が高いのぉ~。それにグランお主何者じゃ。儂の眼でもお主の事はグラトニースライムという事しかわからぬ・・・」
(やっぱり陛下の眼でもグランの能力はわからずか・・・ってグランどれだけチートなんだよ!!お前がいると僕の存在意味ないんじゃ・・もしかして主人公交代の危機!?)
「魔眼程度では我の事を見る事はできないだろうな。」
「陛下。僕の鑑定でもグランは測定不能とでます。」
「それほどか!?」
「我はこの世界とは別の世界から召喚されてきたからな。」
「召喚!?」

「はい。グランは僕が召喚魔法を使って呼んだ魔物です。」
「クリフ!?お前召喚魔法を使ったのか?あれは一歩間違ったら悪魔を呼び出す危険な魔法じゃぞ?」
(あっ!!!ミスった。言っちゃダメだったやつだ。)
「え~っと・・・」
「我はクリフと従魔契約を結んでおるから安心してよいぞ。」
(グラン。ナイス!)

「まあその事は又後で詳しく聞くとしよう。それで、グランとやら。お主なら1万の魔物を倒す事ができるのか?」
「我なら簡単にできるだろうな。」
「本当か!?」
「ああ。だが勘違いしないでほしい。我はクリフの従魔だ。クリフの命しか聞かぬ。」
「陛下。グランとスイムがいれば僕達で南側は大丈夫です。なので西側をお願いできませんか??」

王様はクリフとグランを見て、しばらく考えて答えを出した。
「わかった。冒険者には西側の魔物を倒すように通達しよう。だが、王城の兵士は別じゃ。王都に侵入されると大混乱になるから兵士は南門と西門に配置するぞ。」
「はい。それでかまいません。ありがとうございます。」
「クリフよ。負担をかけてしまうが頼んだぞ。」
「セリーヌや王都の人は僕にとって大事な人です。全力で魔物を倒してきます。」

王様との話が終わり、クリフ達は一度家に戻った。南側の魔物1万と裏にいるであろう魔族との闘いの準備の為に・・・

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