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第95話 僕ってスライムに縁があるの!!??

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『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

「私を呼んだのは貴様か?」
「しゃべった!?」

召喚魔法を試したクリフはドラゴンを呼ぼうとして特大の魔法陣を描いてから魔法の詠唱を行ったが現れたのはドラゴンではなく、赤い色したスライムだった。そして、今そのスライムがクリフに話しかけていた。

「私を呼んだのは貴様か?」
再度目の前のスライムが話しかけてきたので、クリフは正直に答えた。
「はい。僕が召喚魔法で呼びました。まさかしゃべるスライムが召喚されるとは思いませんでした・・・」
「スライム?我を低能なスライムと一緒にするでない。我は人々に恐れられた災厄の一つぞ。」
「災厄ですか??」
「そうじゃ。我に向かってきた人族の軍団を一瞬で亡き者にしたり、魔物を引き連れてきた魔族どもを炎の海に沈めた事もあったな。全てを喰らいつくす我は皆に恐れられておる。」

(え~っと・・・・しゃべるスライムで妄想好きなのかな・・・口調はすごく偉そうなんだけど・・・どうしたらいいんだ。これ??)
クリフは目の前の小さなスライムが何を言ってるのか理解できなかった。唯一理解できるのは目の前のスライムがスイムと違ってしゃべっているという事だけだった。
「すいません。スライムさん?でいいですか。気を悪くしたらごめんなさい。僕には小さなしゃべる赤いスライムにしか見えないんですが??」

「ああ。そうかこの見た目じゃからいかんのか。ではこれならどうじゃ?」
目の前の赤いスライムはそう言うと人の姿になった。赤い長髪に眼が赤い。身長は僕よりちょっと高そうだ。スタイルは上からボンッ、キュッ、ボンッだった。

「人化した!?って裸!?」
クリフは目の前のスライムが人化した事に驚いたがそれよりも目の前のスタイルがよくて美人の女性が裸だった事に驚いてアイテムボックスからローブを取り出してその女性に投げた。
「とりあえずそれを着てください。」
(おいおい思わぬ所でなんとやら。魔物が人化して服を着てないってテンプレに遭遇したぞ!?驚いてローブ渡しちゃったけど失敗したかな。いやいやここでガン見したら人としてダメだろ。もったいないけど・・・。いやいやこれで正解だ。それにしてもこのスライム何者なんだ?)

スライムはクリフからローブを受け取るとそれを身に着けた。
「おお気が効くな。そういえば人族は服を着るのじゃったな。長く人化などしなかったから忘れておったわ。」
「それよりもあなたの事を教えてください。僕が召喚魔法で呼び寄せたとはいえ、あなたが誰なのか全くわかりません。」
(鑑定するか?いや気分を害したらダメだな。ヤバい雰囲気はする。それに話ができそうだから話してみるか)

「そうじゃったな。我はグラトニースライムのグランじゃ。」
「グラトニースライム??」
「そうじゃ。知らんのか?」
「はい。初めて聞きました。」

(初めて聞いたけど、グラトニーって暴食だよな・・・しゃべるスライムで人化できる。災厄・・・7つの大罪系のスキルを持ってるのか??暴食のスキルを持ってるからなんでも取り込んで災厄になっている。テンプレならありえる展開ではあるな。)

「まあこことは違う世界にいたから当然かもしれんな。」
「こことは違う世界?」
「そうじゃ。我は魔界で過ごしていたのじゃが、誰かが召喚魔法を使った気配を感じてのぉ。おもしろそうじゃったから我が答えたという訳じゃ。」
(魔界?この世界には魔国はあるけど魔界はない。また別の異世界の住人という事か??)
「そうなんですね。それでグランさんはこっちの世界に来てどうする予定なんですか?人族を滅ぼすとかって言われたら僕も対処しないといけないんですが?」
「安心せえ。この世界を滅ぼすつもりはない。我も退屈しておったのでな。この世界を色々見れたらそれでよいぞ。お主には呼んでくれて感謝してるぐらいじゃ。なんならお主と契約をしてもよいぞ。」

(契約か~。それは魅力的だな。でもそもそも災厄って自分で言ってるけどこの人は強いのかな?ヤバい雰囲気は出てるけど正直僕が本気だせば勝てるんじゃ??鑑定してみるか)

クリフは鑑定をグランに使ってみた。

【名 前】 グラン
【年 齢】 3325歳
【種 族】 スライム族
【身 分】 グラトニースライム
【性 別】 女
【属 性】 火・闇・時空
【加 護】 -
【称 号】 災厄

【レベル】 測定できません
【H  P】 測定できません
【M  P】 測定できません
【体 力】 測定できません
【筋 力】 測定できません
【敏 捷】 測定できません
【知 力】 測定できません
【魔 力】 測定できません

【スキル】 暴食・人化・創造魔法

(はっ?何これ?肝心な所が全部わからないぞ??測定できません。ってじゃあいくつまでなら測定できるんだ?それ以上って事か?ヤバすぎるだろ・・・)
「ん?お主、今我を鑑定したか?」

(ヤバい!?鑑定したのがバレた!?どうしよ。)
クリフが焦ったところでスイムがポケットから抜け出してグランに向かって行った。
「ピキーッッ」
「あ~スイム!!」

スイムはグランに突撃するかと思われたが、グランに向かって行きそのままグランの頭に乗った。
「おお~。お主の従魔か~。ふむふむ。なるほどの~。スイムよ。お主もなかなか強いぞ。スライムエンペラーはスライム族の中でも最上位じゃからな。なるほどそういう事か」

グランとスイムが会話していた。
(同じスライムだから会話できるのか??)
「クリフよ。スイムより話はきいた。我もお主の従魔となろう。なんでも困ってるらしいではないか。我が力を貸してやろうぞ。」

鑑定がバレてひやっとしたクリフだが、スイムのお陰?でグランが従魔になる事になったのだった。

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