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第92話 テンプレなら魔族は攻めてくるっしょ!!

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異世界小説
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『よくある転生だった!だが俺は勇者じゃなかった』の目次

『異世界転生にチートは必須だよね』の目次

魔族を追い払い王都へと戻ったクリフ達は王様に魔族の事を報告する為に王城へと向かっていた。

王城に行くと門番がいて
「すいません。急ぎで陛下に取り次いで頂きたいんですが?」
「ダメだ。陛下は忙しい。お前みたいな子供を取り次ぐわけにはいかん。」
(だよな~。いきなり子供が来て王様に会わせろっていっても無理があるよな~。)

「私達セリーヌ様と同じクラスで、セリーヌ様と友人なんです。セリーヌ様にクリフが来たって伝えて頂く事はできますか??」
「クリフ?・・・あっ!?お前はこの前の会談の時に勇者と模擬戦をした。」
「はい。そうです。ダメですか?」
「わかった。ちょっと聞いてくるから待っていてくれ。」

門番は中に入って誰かに聞きに行ってくれた。
「よかったですね師匠~。」
「ああ。これで中に入れてくれたらいいんだけど・・・」
(まあ無理ならむりやり転移で入るけどね。)

門番を待っていると一台の馬車が止まった。そこにはなんと!?セリーヌが乗っていた。
「クリフ様!?どうしたのですか?」
(おお~なんというご都合主事!?さすがテンプレ満載の異世界だ。)
「セリーヌ。ちょうどいいところに来てくれた。急ぎ陛下に会いたいんだ。なんとかならないか??」
「お父様にですか?わかりました。まずは中に入りましょう。フレイさんとフィルさんもどうぞ。」
(クリフ様、すごく急いでるようでしたけどどうしたのでしょう?それよりもなぜフレイさんとフィルさんと一緒にいるのでしょう。これは詳しく聞き出さないといけませんね。)

セリーヌに連れられて王城に入る事に成功したクリフ達はセリーヌに王様に会えるよう伝えたのちにセリーヌが王様の予定を聞いてくれる事になり、広間で待っていた。
セリーヌが急ぎ会いたい事を伝えてくれたのか、王様は時間を作ってくれた。

「クリフ君。セリーヌがとても重要な話があると言っておったがどうしたんじゃ?」
「陛下。先ほど僕はギルドの依頼を受けて北の森までワイバーンの討伐に行ってました。」
「ワイバーンだと!?それは誠か?それで」
「はい。ワイバーンは無事に討伐したのですが、北の森に普段はいないようなスケルトンやゾンビ、グールなどの魔物がおりました。そこで森に何か異変が起きてると思い森を調査してみると、森の奧に巨大な転移魔法陣があり、そこから魔物が現れていました。」
「何!?それは本当か!?一大事ではないか!?」
「ご安心ください。その転移魔法陣はすでに破壊しております。」
「そうか。なら安心じゃな。では何故そんなに急いで話をしにきたのじゃ?」
「はい。転移魔法陣は魔国に通じておりました。そして転移魔法陣の近くに魔族がいました。」
「「魔族!?」」

「はい。フレイとフィルでは手も足もでなかったようです。僕が魔族と戦ったのですが逃げられてしまいました。」
「魔族が転移魔法陣を使って北の森に魔物を送っていた。という事か・・・・」
「はい。」
「それは一大事じゃな。クリフ君。良く知らせてくれた。」
「クリフ様!?大丈夫だったんですか?」
「僕は大丈夫だったよ。フレイとフィルも回復魔法で傷は治したから大丈夫だと思う。」
「死ぬかと思いましたが師匠が助けてくれました。」
「クリフに助けられた。」

「すぐに騎士を派遣して北の森を調べさせよう。クリフ君。転移魔法陣があった場所を教えてもらえるかな?」
「わかりました。それとこれは僕の勘ですが、北の森以外の西、東、南に関しても調べた方が良いと思います。」
「なぜじゃ?」
「僕はたまたま北の森で転移魔法陣を見付けましたが、もし魔族が王都を攻めるつもりだとしたら他の所からも魔物を向かわせると思ったからです。」
「たしかに一理あるの~。わかった騎士の数も限られておるが王都の周辺の警戒をしておこう。」
「ありがとうございます。」

(テンプレなら転移魔法陣を使った魔物のスタンピードが一番可能性が高いからな。北に転移魔法陣があったって事は次に可能性が高いのは南か??魔族が何体いるかが問題だよな?スタンピードなら魔物の数は1万とかかな?王都を襲って冒険者と王城の騎士が王都を防衛する。指揮官である魔族を倒すと魔物は逃げていくっていうのが王道だよな。でも防げるなら防ぎたい。いくらテンプレだとしてもスタンピードがおこるとすくなくない被害が出るに決まってるもんな。)

王様に魔族の事を話したクリフ達はセリーヌの部屋でフレイ、フィルとともに先ほどの事を話していた。
「それでクリフ様、どうしてフレイさんとフィルさんと一緒にいたんですか?」
(あれ?セリーヌ怒ってるのか?フレイとフィルと一緒だったから??)
「ああ。ギルドで依頼を受けて北の森に行こうとしたらフレイとフィルと偶然会ってね。ワイバーンの調査に行くって言ったらついてきたって感じだよ。」
「はい。その通りです。まさか魔族に遭遇するとは思わなかったですよ。」
「魔族もそうですがワイバーンも危険です!?どうしてそんな事を??」
「僕はBランクの冒険者だからね。ワイバーンならどうって事ないよ。」
「それでも心配です!!!」
「わかったわかった。ゴメンよ。」

セリーヌとひとしきり話した後、クリフ達はギルドに向かう事にした。王様より魔族の件は伏せておくよう言われているのでワイバーン討伐の件を伝える為だ。フレイとフィルは冒険者ではないので、王城で別れた。一体はフレイとフィルが倒したので報酬はクリフが受け取って二人に渡す事になった。

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